多世代で歌う わたしの「かわさきのうた」@ハナさんハウス(川崎区)
2024年は「音楽のまち・かわさき」20周年/川崎市市制100周年の記念イヤー。「音楽のまち・かわさき」推進協議会は、8小節・15秒で一人ひとりが川崎を表現する音楽をつくるワークショッププロジェクト わたしの「かわさきのうた」を展開しています。
4月からのおよそ半年にわたり、川崎市内各所で開催してきたワークショップも後半戦。川崎区では、渡田新町にあるフレンドリースペース「ハナさんハウス」で実施しました。ハナさんハウスは、個人の敷地を地域の居場所として開き、ご近所さんやシニア世代の方々が自由に行き来する、とてもユニークな場所です。三味線やアコーディオンに合わせて歌う会や、カラオケ大会、高齢者向けのパソコン教室なども定期的に行われています。
今回のナビゲーターは、ジャズ・ラテンピアニストの福本純也さんと、シンガーソングライターの北村安都子さん。作曲のプロのお二人が進行する回は、鼻歌で音になったメロディーを音符に起こし、最後にみんなで歌うまでがゴール。早速、歌詞作りからスタートです!
歌詞作りでは、9つのマスがある「マンダラシート」を使い、「かわさき」で思い浮かぶことをどんどん出していきます。川崎区・川崎駅近辺ならではの「東扇島の海岸での水遊び」「川崎宿起立400年」「おむすび音頭」「ミューザの階段」「インターナショナルシティ」といったワードも出てきました。言葉が集まったら、4行の詩を作ります。15秒はあっという間の短さ。そこに収まるように言葉を厳選するのはなかなか難しい!
歌詞が完成したら、いよいよ作曲。あらかじめ決まったコードを基に、ナビゲーターの福本さんと北村さんが音の案をいくつか提示します。参加者の皆さんは、好みの音や音階の上り下がりを、歌詞のイメージに合わせて選んでいきます。いくつものパターンから、どんな音がしっくりくるか吟味する皆さん。メロディーが形になってきたところで、福本さんと北村さんが音符に落とし込んでいくと……自分だけのうたと楽譜の完成です!
2歳から70代の方まで、それぞれの思いを表すうたを作り、一緒に歌った時間はなんとも温かいものでした。
ワークショップ開催も残すところ、あと2回。今回のナビゲーターの一人、福本純也さんとジャズバンドよるワークショップは、2024年9月20日に幸区のミューザ川崎音楽工房 市民交流室で開催します。最後の機会をどうぞお見逃しなく!詳細はイベントページをご覧ください。
【ワークショップ開催情報】
【8小節プロジェクト わたしの「かわさきのうた」公式サイト】
【今回のワークショップ会場 ハナさんハウス】