ラップで解放する思い わたしの「かわさきのうた」@にこぷら新地(二子新地)
「音楽のまち・かわさき」推進協議会は、「音楽のまち・かわさき」20周年/川崎市市制100周年を記念し、自分のことばで川崎を表現する音楽をつくるワークショッププロジェクト わたしの「かわさきのうた」を展開しています。ミュージシャンを講師に迎え、8小節・15秒という短いメロディで「かわさきのうた」を作ります。
6月22日に二子新地で開催したのは、ラップで「かわさきのうた」をつくるワークショップ。ナビゲーターは、川崎市出身のラッパー・詩人のFUNIさんです。
ラップをするのも作るのも初めてという参加者の皆さんが、アート×コミュニティスペース「にこぷら新地」に集まりました。
この日は、それぞれが自分でつけた「MC(master of ceremony)ネーム」で呼び合います。ラッパーは元々、ジャマイカやアメリカで地域ごとに開かれていた「ブロック・パーティ」での司会者(MC)として、そのパーティで人と人とをつなぐ役割を担っていたそうです。
そして、FUNIさんの問いかけには、両手を掲げ「イェイ」と応答するのが今回のスタイル。「OKですか?」「イェイ」というリズミカルなテンポで進んでいきます。
FUNIさんは、自分のラップを実演し「ここで歌ったのは自分の失敗談。ラップは一見、格好つけているように思えるかもしれないけれど、世に出す場所がなかった、自分の中にある思いを表すものなんです」と語りかけます。
「自分しか経験していないことを語ってください」という言葉を受けて、歌詞作りがスタート。参加者の皆さんは、川崎で感じた思いを書き起こしていきます。
歌詞ができたら、伴奏選び。あらかじめ提示されている11種類の伴奏音源の中から、歌詞の雰囲気に合うものを選び、FUNIさんのサポートでビートにのせていきます。その次は、本格的なマイクセットを使った録音!思い切り声を出して、一人ひとりが自分の曲を吹き込みます。
最後は、録音した音源をみんなで聴く時間。自分の録音を聴くのは恥ずかしいけれど、他の方が作ったラップはとても良いと思ったという皆さん。「それはつまり全員良いってことなんです」という、FUNIさんからのメッセージも送られました。
参加した皆さんの感想
「自分のカケラがわかった」
「人の前で黒い感情を言葉にしたのが初めてだったけれど、良いじゃんと言ってもらえて楽しくなった」
「川崎で過ごした、若い時の懐かしい気持ちを思い出した」
「自分探しってなんだろう。わからなくても良いかもしれないし、これからも問い続けたい」
「すっきりした。普段、子どもたちに伝えていることはラップなんだなと思えた」
わたしの「かわさきのうた」ワークショップは、9月末まで川崎市内各所で続きます。居住地を問わず、川崎市に思いがある方ならどなたでもOKです。ぜひ、お近くの会場でご参加ください!
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