人のすることをどこまで自然とするのか

自然の本質に気付いた時に
今まで自然と向き合って仕事をしていたと思っていた造園業と云う稼業に不自然を感じてしまい悩みに悩みました。今もどう進むか色々試行錯誤しておりますが。

この地球の自然の営みの中
唯一、人だけが不自然に生きています。
土壌汚染、海洋汚染などの問題を起こしているのは私達だけです。
山を切り開き宅地にしたり、産業廃棄物を埋め立てたり、海を埋め立てたり、アスファルトやコンクリートで覆い尽くしたり、田畑を造成し宅地にしたりと
今の生活様式では生きているだけで環境破壊です。

農作物。輸入ばかりです。
これほどまでに豊かな土壌を持った日本で
なぜ輸入に頼らなければならないのか。
人の自然な在り方をおざなりにし、
数字ばかりを追い求める資本主義社会が生み出したとしか思えません。
本来、数字は便利なものだった筈です。
使い方一つで幸せだったはずが。
いつだったかUNIQLOがアメリカのゴルファー育成に5000億円を寄付したと聞きましたが
違和感しか感じませんでした。

自然農では極力持ち込まない、持ち出さない事に重きを置きます。
全国でマツノザイセンチュウによる松枯れが未だに問題になってます。
発端はアメリカからの松の輸入です。
外来種動物の野生化も問題になってます。

医療。現代の西洋医学は利益の事ばかりに感じます、しかしながら私が深く世の中の事を知るきっかけを下さった尊敬する恩師は私と出会う前に心筋梗塞で倒れられてたそうで、西洋医学により今は元気に過ごされてますので西洋医学に感謝です。
という訳で西洋医学を全否定するわけでは無いです。骨折したら繋いでもくれますし、良い所も沢山あります。しかしながら薬ばかり飲ませてお金儲けに傾倒してる様に感じてならないのです。
私、20歳ぐらいからずっと花粉症に悩まされてました。が、化学薬品的な添加物の接種をなるべく避けるように食の意識を始め、身体を弱アルカリ性に保てるように心掛けて、胃薬とされている炭酸水素ナトリウムを毎朝飲み続けた結果、治りました。じゃ、花粉症の予防の注射など一体なんなんだろうと。和漢や東洋医学に目が向きました。とある方が必要な物は全て自然にある。と、仰ってました。名前は忘れましたが。そこから自然農に辿り着き、その田畑を目の当たりにした時に本当の自然、自然の営みで
地球は成り立ってると深く感じた次第です。
何となくわかっては居たのですが実際に触れてみて深く理解出来た事もまた感慨深い事で
色々な人との出会いは必然でその一人一人に何か役割がある。また物や現象にも一つ一つに意味がある事も深く感じました。良いと思う物が何か伝えようとしてる時もある。
人も自然の一部です、そんな私達、人が不自然でなくなる様に人がする事をどこまでが自然かと云う事を深く考えて生きていければと思います。
絶滅種が絶えない今、全ての素敵な地球の生命を残したい思いを少しでも伝えて行けるように自然な循環の中で生きていければ、仕事をしていければと思います。人は簡単に変えられないけど自分は変われる。

たった一つの青い空
only one blue sky