私の大好きな君の話
大阪に来たのは、先日書いた通りに舞台観劇のため……だけではなく。友人に会いに来たかったのもあった。
私の可愛いひだまり。大切な友人。
出会い自体はインターネットなのだが話していたら居住区が近すぎることが判明した。疫病のこともあってなかなか会わずに居たのだが、なんだかんだでオフ会をしてからというものめちゃくちゃ会っている。もうネット上の友人とかそういう域ではなくマブダチである、私にとっては。
彼女が嬉しそうだと嬉しいし、悲しそうだと悲しい。誰にだってそうでありたいものだが、彼女に対しては正直人一倍そう感じてしまう。好きなことをした!頑張った!そう聞くとどうしても破顔してしまうし、悲しかったことや苦しかった話を聞くと私までしょんぼりしたり本人以上に憤ってしまう。それくらい大切な友人である。
彼女が引っ越して半年。その間に会えそうで会えなかったり、会いたかったけど難しくなったりなどなどして今日に至った。
久々の再会でお泊まり。大丈夫かな、楽しんでもらえるかな。そう思いながら迎えた二日間。
初っ端から電車を間違えた。
とはいえ環状線の話であり、リカバリーできたので本当に良かった。久しぶりに出会った彼女は変わらず可愛くて優しかったし、紹介してくれる様子からこの街で伸び伸びと生きていることを感じてとっても嬉しかった。
とはいえ、予定はまるで詰めていなかった。2人で好きなジャンルの映画を観るのと、夜にBARを予約したくらいか。こう書くとギザな男性みたいだが予約制のちょっとした催しもあるらしい。気になっていたのに付き合わせたというのが近しい。
そんな旅程であったのでお腹を満たした後普通に寝た。並んで昼寝してから映画を見て感動したり突っ込んだり怯えたり笑い転げたりした。
実はこの連休、職場で頂いた夏季休暇が10月末まで使えたから実現していたりする。気温は到底夏ではないが、やったこととしては百億点の夏休みだ。
予約していたBARは想像以上に雰囲気たっぷりでとっても楽しい場所だった。また行きたいと強く強く思うし、「代わりにたくさん行ってくれ」と頼んだくらいだ。詳細は伏せる。2人の思い出にしたいのだ。
映画を見て2人でゆるゆる共に居た。温度感としてはオンラインでもオフラインでも変わらない。互いにわずかな遠慮と配慮をしながら甘えている……と私は思っている。向こうはどう考えているかはわからないが。
近頃とても仲の良い二人組✖️2と出会った。
片方は10年ほどの付き合いであり、趣味が同じでお互いの家ももちろん知っているらしい。オフラインから仲の良いのだろう様子が見て取れるお二人だ。
片方はまだ付き合いの年月自体はそこまで無いが、お互いを唯一無二と思っていることがありありとわかる。とても素敵なお二人だ。
その方々を見ながら私が彼女に思うのは、少し違う感情だなと感じた。
2人で遊ぶ時に絶対に私と遊んで欲しい!……とは正直思わない。遊んでもらえたらもちろんとっても嬉しいが。
彼女を独り占めしたいというよりも、彼女の良さをたくさんの人に知って欲しい。とっても素敵な人だから。
ただ、彼女が疲れた時に、悩みや弱みを吐き出せる場所の一つであり続けたい。
その場所だって、他にもあって良いと思っている。悩みは複数人に話して多角的に見た方が良いことだってあるのだから。私の意見だけで偏ってほしくは無い。
彼女は彼女を大切にできないと言う。人は皆そう言うところがある。だからこそ、私の周りの皆はその分まで私が大切にしたいと思うのだ。彼女は、特に。
何よりも願うのは、より幸せであって欲しいと言うことだ。身体を壊さないで欲しい、美味しいものを食べて欲しい、ストレスの少ない仕事について欲しい、ずっと笑っていて欲しい。
母親かよ。母性をくすぐる彼女の妹スキルが高すぎるのだと言い訳したい。
次に彼女に会うのはいつか、予定は立っていない。したいことはいくつもある。毎日増える。そんな日々が幸せなのだ。少なくとも、私は。願わくば彼女もそうだったらいいと、思う。