どうしてiOS版が発売されて目出度いSlay the Spireで死んでばかりいるのか(あごぶろぐ)
iOS版のSlay the Spireが発売されたことはすでに今年一番のBESTニュースだ。iOS版は1200円であり、セールなしの定価の5割の値段で買える。iOS版ということはつまり、ドアを蹴破って現れた追手によってショットガンでPC、PS4、Switch、XBOXを同時に破壊されたとしても、iOSを握りしめて窓から逃走している限りはいつでもSlay the Spireできるということに他ならない。
自分はこれまで二つほどスレイザスパイアの記事を書いた。一つ目の記事では日常生活にも活用できるライフハック風味の知識で、これを読めばトイレで用を足している間に怒れるグレムリンが襲いかかってきても対処できるようになるはずだ。二つ目は自分の顔見知りである仮面の男…アイアンクラッドの戦い方をレクチャーした。じゅんばん的には今回はサイレント講座になる予定だった。
だがiOS版が発売され、電車とかBBQとかしている最中にもスレイザスパイアできるようになり、確実にニュービーが急増している。しずえも毎日特に島に変化はないと言いつつ、恐らくは毎晩目が腫れぼったくなるまで役所でスレイザスパイアしているに決まっている。そのぐらいの社会現象になってもおかしくないゲームということだ。なので今回はニュービーの死因になりかねない問題を自分が考えられるだけPICKUPし、一つ一つの対処法をまとめようと思った。
なぜ毎回ライフハックやマインドセットを重視しておいてカードの話みたいな具体的な話を後回しにするのか? その指摘は最もだ。それに対する答えは一つ。スレイザスパイアでは判断力……そして精神力が求められる。ゆえにゲーム内知識よりも先に優先されるべきTIPSは多い。これは当然の帰結だ。我々ユーザーのおよそ9割は人間であり、無慈悲なゲーム戦闘マシンではないため、その時のコンディションや心構えなどに著しく影響を与えられる。
そういうゲーム以前の問題をすべて解決しないままスレイザスパイアをやって負け続けるとどうなるか? あまりにも負けすぎて頭がおかしくなり故郷に帰りたくなったり、オカルトに傾倒していくようになるかもしれない。挙句の果てには時間がゾロ目のときに始めると勝ちやすいとか言い出し、時間がゾロ目のときにしか起動しなくなるかもしれない。そんな軟弱な者で溢れかえらないよう、自分は一プレイヤーとして注意喚起していく。まずはありがちな死因を思いつく限り並べていく。
・そもそもiOS版を買おうか迷っており冒険が始まらない
・デッキに中性脂肪が付きすぎて血液がドロドロになって死んだ
・レリックが少なくて死んだ
・MAP取りがうまくなくて死ぬ
・エナジーがなくて何もできなくて死んだ
・ポーションを忘れていた(勿体なくて飲めない)
・イベントを恐れるな
・特定のキャラでまったく勝てなくてメンタルがズタボロになった
(または全キャラで勝てない)
などだ。これらの死因を一つずつ紐解いていった暁には、塔で一目置かれる存在になっているかもしれない。もしくはそんな実力者になったとしても一瞬の判断が命取りになり壁のシミに消えるかもしれない。塔には魔が潜んでいる。確実な成功などという甘い幻想ははやくゴミ箱に捨ててこい。
・そもそもiOS版を買おうか迷っており冒険が始まらない
これはもう死ぬとか生きる以前の問題だ。はやく買え。……だが、たしかに購入の前に一考の余地はある。スレイザスパイアの日本語訳には二通りあり、従来のPC版とCS版では一部のカードやレリック名、モンスター名……挙げ句の果てにはモードの名前まで違う。
iOS版はCS版と同じ翻訳だ。しかしWikiはPC版に準拠しているので、WIkiを参考にしようとしたときにカード名が食い違い、ストレスで胃がやられるかもしれない。また塔で同志と出会ったときに情報共有しようとしても、PC版とCS版の名称の違いにより話が噛み合わなくなり、戦闘に発展する可能性もある。翻訳の違いというのは些細なものに思えるが、そういうのが気になるやつにはとことん気になるとおもう。
「戦闘ハイ」というのはPC版における「バトルトランス」で……そういうのを端末とPCをにらめっこしながらチマチマ確認しているうちに全てがどうでもよくなり、塔から去ってしまう・・・そういうことがないよう、自分の胸に問いかけろ。そういうのが気になるタイプか? 気にならないなら、それでいい。iOS版を買え。ものすごく気になるなら潔くPCばんを買え。iOS版は持ち歩けることとセールとかなくても常に半額価格なのがウリだ。PC版はWikiと同じ翻訳でプレイできることと、STEAMなのでブロードキャストとかで仲間とかに塔を登るところをリモートで見せられたりするのがウリだ。
ちなみに自分はSwitch版なのでCS版の翻訳だが細かいことは気にしないからどうでもいい。自分が振るう剣が「ツー・ハンデッドソード」と呼ばれているか「ツヴァイヘンダー」と呼ばれているかどうかの差みたいなものだ。そんなことは剣を振るう上でなんら関係ない。
・デッキに中性脂肪が付きすぎて血液がドロドロになって死んだ
まずは戦闘で死んだときのことを思い返してみろ。キャラクターはなんでもいい。なにがしかのボス、または通常のMOBと戦っており、相手の攻撃をこちらの防御が上回れない。殴り合えば合うほどに傷が増えていき、じっくりといたぶり殺される寸前……または、こちらの手札が悪すぎて何の対応もできず、いつの間にか床を舐めており、体温が失われていき、死んだ・・・基本的に戦闘で死亡する敗因は「デッキパワー不足」か「デッキが回らない」かのどちらかだ。どちらも原因となるのはデッキに付いた贅肉……中性脂肪だ。殴り合っても負けることのない強いデッキにするためには、まず中性脂肪を燃焼し、筋肉をつける必要がある。筋トレをして強いデッキに仕上げろ。まずはそれからだ。
アイアンクラッド、サイレント、ディフェクト、ウォォッチャー。それぞれ戦闘スタイルがまったく違う4人のキャラクターだが、共通している部分がある。それは初期デッキに「ストライク」と「防御」が一定の枚数積まれていることだ。この二枚のカードはハッキリ言って弱い。初期デッキに入っているからと言って無条件で信用するな。こいつらは昔の遊戯王カードのストラクチャーに入っている数合わせのよくわからないカードみたいなもので、呪い以外では真っ先に抜かれるべきカードだ。わかりやすいようにカードを比較して説明する。
ストライク コスト1 6ダメージを与える
ポンメルストライク コスト1 9のダメージを与える。カードを1枚引く
これらは同じコスト1の攻撃カードだが、能力は雲泥の差だ。ポンメルストライクはストライクより3もダメージが高く、さらにワンドローのオマケもついている。しかも別にポンメルストライクはレアカードでもなんでもなく、進んでいく中で拾う機会はいくらでもある。これは防御カードにも同じことが言える。要するに初期デッキの「ストライク」「防御」は弱く、上位互換に近いカードはたくさんある。初期デッキのままのデッキパワーでは当然クリアできないので、強いカードをどんどんPICKしていく必要があるわけだ。これはスレイザスパイアの基本だ。
しかしそうやってデッキに強力なカードを入れていった結果も、また死を招く。今度はデッキが回らなくなり、ぶざまな死のダンスを踊ることになる。なぜか? これはデッキのバランス上の問題だ。相手の攻撃に合わせてこちらは強力な防御カードを。相手のバフ・デバフに合わせてこちらは強力な攻撃カードを切れるのが戦闘の理想だ。だがどちらかにだけ偏ってしまうと、何もできないターンが訪れる危険性がある。
そうならないようにするにはデッキの中にある攻撃カード・防御カードのバランスを意識してカードをPICKすること。そして弱いカード(ストライクや防御)を積極的に削除していく必要がある。そうしてデッキという肉体に張り巡らされた血管を流れる血液をサラサラにしていく……すると循環機能は高まり、デッキの持つパフォーマンスを最大限に活かせるようになる。これは絶対だ。
・レリックが少なくて死んだ
レリックというのは持っているだけで効果を発揮する道具のことだ。アイアンクラッドが生まれたときから身につけている「バーニングブラッド」はレリックの一つだ。レリックは宝箱のマス目や、イベントの内容によって手に入る。またはエリートボスや、各章のボスを倒した後にもらえるボスレリックなんてのもある。レリックは手に入れるとどんどん積み重なっていき、それぞれでシナジーを生み出したり、カードの効果を高めてくれる。つまり、あればあるほど良いというわけだ。
例えば「錨」というレリックはブロックを10積んだ状態で戦闘を開始させてくれる。ブロックが10あるということはつまり、開幕で防御に割かなければならない分のエナジーを攻撃やパワーカードに回すことができるということだ。錨の効果はただ聞くだけだと地味だし開始時にしか効果はないが、モンスターとの戦闘を重ねるごとに重要性がわかってくる。
要するにレリックというのはパッシヴ・スキルだ。レア度によっては非常に高い効果を発揮し、一つあるだけで勝敗を左右しかねないものまである。場合によってはデッキの完成度を後回しにしてでも手に入れたいレリックがある。ではレリックはどうやって手に入れるのか? 章を通して進む中で、レリックはさほど手には入らない。基本的には宝箱のマス目やイベントマスで拾うか、あるいは商店で購入するしかない。
ここで政府にもらった給付金の出番というわけだ。だがレリックはハッキリ言って高いので、カードをバンバン買ったりしていると全く金が足りない。またカード除去サービスを頻繁に受けている場合も、買うことはできないだろう。つまりデッキの完成度を取るか、レリックを取るか。二つに一つを選ぶ必要がある。これはキャラクターやデッキタイプによるので一概には言えない。自分がオススメする優先順位はデッキの完成度>>レリックだ。理由は冥界で、めちゃめちゃ強いレリックをピンポイントで入手するにはかなり運が絡むが、デッキの完成度を上げていくのはある程度なんとかなるからだ。
・MAP取りがうまくなくて死ぬ
スレイザスパイアはあみだくじみたいなMAPを上へ上へと進んでいく。その中で踏んだマス目を処理し、生き残ったら先へ。死んだら・・・誰にも省みられることなく・・・歴史の波間に消え失せる。MAPの一番下から始まり、戦闘したり休息したり商店で買い物しながら進み、そのエリアのボスに辿り着くのが目的というわけだ。このルート取りは非常に重要だ。これ一つに生死が懸かっていると言っても過言ではない。鼻をほじりながらやっていれば、すぐそこに奈落の底への直通ダストシュートが待っている。スレイザスパイアにおいて敵との戦闘はそれそのものが危険だ。調子に乗って連続戦闘をしていればすぐに致命傷を受け、爆死する可能性がある。そういう死神の鎌をすり抜けるためにちゃんとMAPを見ておけ。
踏むマスの優先順位を先に考えておくとルート取りの失敗をしづらくなる。自分の場合は休息>商人(金があれば)>?>通常敵>商人(素寒貧)だ。キャラクターやその時点でのデッキ完成度によってエリートを踏むかどうかを決めるから優先順位にエリートは含めていない。それにしても通常敵の優先度が低すぎることに疑問を持つかも知れない。得てしてこういうローグライクのゲームにおいて?マス(イベント)はリスキーであり、通常敵との戦闘を避けて?を踏むのは攻めたプレイングに思えるだろう。しかし、このスレイザスパイアにおいて敵というのは、どいつもこいつも強力だ。デッキが出来上がって来ていたとしても思わぬ足の掬われ方をする。では完全に避けるべきなのか? それも違う。
通常敵との戦闘におけるメリットは金と、カードのPICKだ。序盤は上述したように初期デッキで戦わされるので、少しでも強いカードを集めていく必要がある。つまり一層での通常敵との戦闘は、断然アリだ。デッキパワーを安定させたいのならば?マスよりも優先して通常敵との戦闘を繰り返すべきだろう。さらに攻めたデッキを作りたい場合は、?マスを踏むことになる。しかし、二層の後半や三層に渡って通常敵との戦闘を繰り返してカードを拾っているのはどうだ? これは完全に遅い。少なくとも二層の中盤には今持っているカードの組み合わせで勝ちを描けるくらいのデッキにしておく必要があるだろう。
要はルート取りというのは勝利という絵を完成させるために必要な画材を揃えていくための行為だ。強力なカードが必要なのか? またはいらないカードを除去すべきか? レリックを拾うべきか? 金を貯めるべきか? 休息すべきか? 休息をグッッと堪えてカードの強化をするか? 最も勝ちに繋がると思うことを選択していけ。これはやればやるほど上手くなるし、考え方が確立されるので負けても無駄にならない。よくできたローグライクというのは、敗北の苦い味をいずれ勝利につなげるものだ。
・エナジーがなくて何もできなくて死んだ
スレイザスパイアにおいてカードは基本的にコストを支払うことでプレイできる。そのコストがエナジーだ。エナジーは「3」から始まり、特殊なレリックや一部のカードをプレイする以外では増えない。カードの能力はコストに比例するので、強力なカードをプレイするには多くのエナジーを必要とする。どれだけ素晴らしいシナジーを生み出すカードコンボを考えても、エナジーが足りなければ絵に描いた餅を喉につまらせて死ぬだけだ。
戦闘は二層、三層と進むごとに加速度的に激化していくので、どこかでエナジーの最大数を増やすことが安定感に直結する。エナジーを増やす効果を持つレリックは多種多様だが、効果の高いものは基本ボスを倒したときに入手できる「ボスレリック」に含まれている。だが、ボスレリックは悪辣な怪物からもぎ取りしグロテスクな心臓そのものであり、どれもデメリットがでかく、恐ろしい。
例えば「融合ハンマー」では休息所でカード強化ができなくなる。また、「コーヒードリッパー」では休息所でゆっくり寝て回復することすら許されなくなる。エナジー系のボスレリックはキャラクターに活力を与える代わりにその行動を強く制限する。だが、取らなければ早晩、死ぬかもしれない……ではどうするか? スレイザスパイアをアンインストールしてスマホをTIKTOK専用にし、全ての運命から逃げ去るか? そんなのは間違えだ。
デメリットがあるならそのデメリットと向き合うことが肝要だ。融合ハンマーを手に入れても「神格化」を持っているならカード強化ができなくなってもさして問題はない。コーヒードリッアーで休息ができなくなっても、デッキタイプによっては回復しながら戦えるものがある。今のデッキと、チョイスするボスレリックの相性を考えろ。失敗して塔から落下死したら、次の冒険で活かせばいいだけのことだ。
・ポーションを忘れていた(勿体なくて飲めない)
初心者は間違いなくポーションを飲むか飲まないかが極端であり、とどめの一撃を刺される寸前にポーションを思い出して咽び泣く場面もあるはずだ。または勿体なくて飲めないとか言って墓までポーションを持っていくやつも多い。そもそもどれが何のポーションかよくわからないまま腰に提げてるやつも多いと思うので、たまにはコレクションでポーション一覧を眺めるのもいいだろう。ここでは自分が愛飲しているポーションについて書く。
煙玉→これは別に飲むわけじゃない。ピッピにんぎょうなので、これを使って戦闘を回避することができる。戦闘を回避するのは腰抜けだからでもなんでもなく、命には代えられないからだ。これはASCENSIONが進めば自ずと理解できるだろうから、今は口を酸っぱくして言わない。煙玉を使うやつを腰抜けだと断定したければ、それでもいい。
エントロピー醸造→枠いっぱいまでポーションを生み出す。運がよければエントロピー醸造によりエントロピー醸造を生み出し、さらにエントロピー醸造できるかもしれない。
フルーツジュース→おいしい。
ポーションの効果を二倍にする「聖樹皮」や戦闘によって確実にポーションを入手できるようになる「白き獣の像」などポーションによるシナジーを強めるレリックもあるので、ポーション関係で揃えていくのは大いにアリだ。常に腰に提げている瓶が飾りではないことを敵に見せてやれ。
・イベントを恐れるな
さきほど書いたようにスレイザスパイアでは通常の戦闘より?マスの優先順位が高く、イベントを起こしていく必要がある。だがそこで起こるイベントはランダムであり、中にはほぼデメリットしかないようなイベントもあるからニュービーは布団の中で震え、夢に見るかも知れない。ワクワクして回したルーレットでグレムリンにナイフで刺され、失血死する恐れもある(自分はこれまで2回、ルーレットグレムリンにナイフで刺されて殺された)
また?マスでも容赦なく通常敵がPOPして殴りかかってくるため、こうなるなら最初から戦闘しておけばいいのでは? みたいな投げやりになることもあるかもしれない。だが、カードと金しか受け取れない通常戦闘だけをこなしていては手に入らないものもたくさんある。
?マスを踏むことで得られる最も強いメリットを、自分はカード除去/変化だと考えている。通常、デッキからカードを除去するにはショップで金を払うか、一部の特殊なレリックを手にする必要があり、三章ボスに辿り着くまでに満足な機会があるとは言えない。給付金は有限でありカードの除去ばかりに費やしている場合でもないからだ。だが?マスでイベントを起こせば、実質無料でカードの除去が行える可能性がある。
カードの変化は除去とは違うが、要するにいらない「ストライク」「防御」を消滅せしめ、別のカードに変えるので除去に近い。強力なカードに変化する可能性があるので、メリットのほうがデカいわけだ。ここで細かいイベントの話をしはじめるとキリがないし、読んでいると脳が爆発しそうになると思うのでここではしない。
・特定のキャラでまったく勝てなくてメンタルがズタボロになった
(または全キャラで勝てない)
スレイザスパイアには四種類のキャラクターがいてそれぞれのキャラクターごとにバトルカードが違うのでぜんぜん違う戦法をやることになる。即ち、得手不得手がハッキリ出るということだ。アイアンクラッドの挑発的なバトルスタイルで慣らしたやつがいきなり他のキャラをやり、同じスタイルで登ろうとしても体がついてこず、爆散する……そういう事故は絶えない。
そうして自信という名のチャンピオンベルトが胴から剥ぎ取られ、なにもかもうまくいかないような気がして、アンインスートルし、iOSは愛犬の写真を眺めるためだけのツールになり、生傷はやがて古傷となり、日の当たる温かい部屋で愛犬を撫でながら日がな過ごす……そんなふうに人生が一変するかもしれない。これは全然大げさでも誇大広告でもなんでもない。そのぐらいキャラごとに特徴が違い、まったく別のプレイングが求められるということだ。
自分はこの間ひさびさに塔に登るためにタクシーでやってきたとき、Switch版にウォッチャーが追加されていた。だが・・・。息巻いてウォッチャーをやり始めたところぜんぜん出来なくて全知一週間の怪我を負った。他の3キャラはそれなりにやったのに、なぜ……理由がわからないので全てのウォッチャーアンロックを解放するまでプレイしたが、てんでダメであり酒に逃避しかけた。だが冷静になって自分のプレイを省みたところ、どうしても他のキャラクターをやっていた時のプレイに寄せているように思えた。そして意識してウォッチャー自身と向き合ったら、それなりに勝てるようになった。
カードの特性、相性の良いレリック……一つ一つを考えていくと自ずと何をすれば良いか、道が開けてくる。スレイザスパイアの4人は全員が真の戦士たる者たちであり、一人として腰抜けはいない。スレイザスパイアに最強リセマラランキングは、いらない・・・。
スレイザスパイアにはアンロックという要素があり、それぞれのキャラクターをプレイすることでアンロックポイントが加算されていき、溜まるとアンロックされる。これまでに使えなかったカードやレリックが開放され、探索で手に入るようになるのだ。このアンロック報酬の中には強力なものも含まれており、特にレリックに関しては開放さえすればどのキャラクターの探索にも出現するので一通りのアンロックが終わるまでは苦手でもキャラクターをプレイすることをオススメする。その後どうするかはプレイヤー次第だ。スレイザスパイアに作法はないので全キャラクターをプレイしてないやつは腰抜け、みたいな決めつけマウント野郎がもしいたとしてもそんなやつの話を聞く必要はない。好きなキャラで登れ。苦手なら苦手でいい。
そもそも全キャラで勝てないというやつもいるだろう。そういうやつはWikiのかんたんなコンボ集を見たり、個人ブログを見るのもいい。このSNS大海賊時代にわざわざ個人ブログやNOTEに文章をしたためるやつはかなりの熱量があるから信じてみてもいいはずだ。攻略を見るのは思考停止……自分で考えてこそ……みたいな旧態依然とした考えだけで塔を登るのは難しい。取り入れられるならなんでも取り入れていくべきだ。
だいたい、勝てなかったとしてそこでツイッターを開き、愚痴を吐き、回ってきたネコちゃんの1000000いいねくらい付いているやつに「いいね」をして、スレイザスパイアを忘れるというのはありふれた選択肢だ。そうでなくとも現代人は常に多忙なので、学校や仕事帰りに塔にタクシーで乗り付けるのにも時間が掛かる。それなのに心が折れてないやつは、確実にいずれ勇名を馳せる戦士になれるだけの胆力を持っている。折れずに進め……。
・今日はもう終わりだが、今度サイレントたちにインタビューのアポを取っておく
今回は10000文字近く書いたがスレイザスパイアは複雑なゲームだ。あらゆる要素と運、判断力が絡み合い、生と死が交錯するので10000文字くらいの記事を読んだくらいでタメになったとは思うな。だいたい、自分ならこんな酒を飲みながら書かれたであろう文章は信用しない。やはり、信じられるのは自らの目で見聞きし、古びたメモ帳や土壁にナイフで彫りつけた真実の文言だけだ……だが自分にとってはこうして書いたものが確かな真実なので、巡りまわってどこかの奴とかがこれを読み、なんかの化学変化が起きて塔に向かうことを祈って書いている。そのためのNOTE記事だ。
自分は記事を書くためにかなり久々にスレイザスパイアしたので、激しい戦いの中でもう一度基礎から学び取ることでまた一層強くなっていった。改めてマインドセットする記事をやったので、今後はサイレントやディフェクト、新規メンバーであるウォッチャーなどにアポイントメントを取ってカードやレリックなどを紹介する入門記事をやるだろう。アイアンクラッドはもうやったので、やらない。順調であれば高アセンションなどに向けた内容のものも書くつもりだが、塔には魔が潜んでいて、自分もいつ倒れるかわからないので約束はできない。ヤドカリパラサイトの口の中から唾液まみれのあごぶろぐメモが出てきたら、察しろ。この塔はそういう危険に満ちし血塗られた場所だということだ……。
#ゲーム #レビュー #Switch #スイッチ #STEAM #カード #slaythespire #スレイザスパイア #あごぶろぐ #ヤドカリパラサイト #iOS #ゲームアプリ