阪神JF全頭診断
・全頭診断の前に
全頭診断を始める前に、今年の重賞路線のレベル感を考えたいと思う。
➀函館2歳S(良1200m、1:09.2)
勝ち時計は過去10年でトップタイ。34.0‐35.2で比較的前が有利。
1着のサトノカルナバルは次走は海外での敗戦なので、一旦度外視。2着馬はその後出走無し。3着馬はその後6着、10着。4着馬はこのレースで一番強い競馬をしており、次走重賞で3着に好走。差し損ねた掲示板外の馬が次走で巻き返していることが多く、極端にレベルが低いということはなさそう。ただ、1400mでの巻き返しである点には注意が必要。
➁新潟2歳S(良1600m、1:34.2)
勝ち時計は過去10年で5番目に早いタイム。35.0‐34.5で比較的前が有利。
1着のトータルクラリティは展開こそ向いてはいるが、差されそうになったところを内からもう一度盛り返す内容。2着馬は出遅れ+終始折り合いを欠きながらも差してくる強い内容。離れた3着以降は7着のスリールミニョンが距離短縮で勝ち上がり。そのほかの馬は目立った活躍無し。1.2着馬はそこそこ強いと思うが、全体的なレベルはあまり高くない印象。
③札幌2歳S(重1800m、1:50.3)
重馬場だったので単純な比較はできないが、勝ち時計は過去10年で6番目に早いタイム。次の日の1勝クラスの稍重の同条件の時計が1:50.6なので、ぼちぼち優秀な時計なのかもしれない(その時の勝ち馬は現在3勝クラス)。1000m通過は61秒で36.3‐37.2なので重馬場の札幌を考慮すると結構前は厳しいペース。展開の利は差し馬にあったのではないか。また、開幕して7日目の馬場だったので、この日は全体として外が伸びる馬場であった。
1着のマジックサンズは6番手から4コーナーで先団まで押し上げ、そのまま伸びる外を走り押し切り1着。2着馬は中団から4コーナーで伸びない内を通りながらあわやの2着。3着馬は後方から伸びる外をまわってきた。5.8着馬は次走巻き返しているので、レベルは高そう。
④小倉2歳S(重1200m、1:09.0)
今年の小倉2歳Sは中京での開催だったので勝ち時計の比較は無し。34.5‐34.5のフラットな展開。開催が進んだうえ重馬場だったので内は伸びなかった。それが着順に表れており、直線外目を走った馬でワンツースリー。次走以降で勝った馬はおらず、あまりレベルは高くない印象。
⑤アルテミスS(良1600m、1:33.8)
近年は出世レースとして名を馳せており、勝ち馬にはソダシ、サークルオブライフ、チェルヴィニアなどがいる。勝ち時計は過去10年で4番目に早いタイムで、35.1‐33.6で前が止まらないレース。同日に行われた同条件の3勝クラスが1:33.6なので、時計はぼちぼち優秀か。ラップが非常に優秀で、11.5‐11.1‐11.0の加速ラップ。その後のレースを走っている馬は7着馬しかいないが、この馬は次走で1勝クラス勝ち上がり。個人的にはかなりハイレベルなレースなのではないかと思っている。
⑥ファンタジーS(不1400m、1:22.8)
不良馬場だったので勝ち時計の比較は無し。ただ、この日に行われた同条件の2歳未勝利の勝ち時計は1:22.9であった。レースラップは36.0‐34.7で1400mにしては非常にスローペースだった。当然、馬券内の3頭は先行していた馬が占めており、今後買い直すなら、差し損ねた馬を狙っていきたい。全体的なレベルはそれほど高くない印象。
⑦デイリー杯2歳S(良1600m、1:34.7)
阪神JFと同条件で行われたレース。阪神開催の年もあるので、それを除いた比較になるが、勝ち時計は過去7回で3番目に早いタイム。ただ、少頭数の非常に低レベルな一戦で、次走で巻き返した馬はいない。レースラップは36.0‐34.1で比較的前が有利なレース。
以上、7レースの重賞を振り返ったが、個人的なレベル感は、
⑤>③≧➁>⑥=➀>④>⑦
このようなイメージになる。これを踏まえたうえで全頭診断に入る。
・アルマヴェローチェ
新馬戦は38.0‐36.0の比較的前が有利な展開を逃げて押し切り。2着馬は未勝利勝ち上がり。前走の札幌2歳Sは展開自体は向いてはいるが、この日は外伸び馬場で、上位の他の馬が伸びる外を走る中、1頭だけ内から伸びてきて2着。これはなかなか強い内容。しかも牡馬相手にである。ここ2戦がタフな競馬だったので、良馬場のキレが求められる展開になった時が未知数ではあるが、気になる1頭。
・イリフィ(抽選対象)
新馬戦は比較的前が有利な展開を先行するも、早々に手応えがなくなり最後はあまり追わず12着。2戦目は中京で外を回す負荷はあったものの、差し決着の展開利はあっての4着。3戦目の未勝利は1200mに短縮し、比較的前が有利な展開を先行して勝ち上がり。血統的に稍重でタフになったことが良かったのかもしれない。2着馬は次走で勝ち上がり。前走は再び1400mに距離を延長。前半36.9秒の超スローペースを先行して2着。これはかなり展開が向いている。ここでは厳しいと思う。
・ウォーターガーベラ(抽選対象)
兄にウォーターリヒトがいる血統。新馬戦は前半34.1秒と新馬戦にしては締まった流れをインの9番手から運び、直線は若干スムーズではなかったが、差してきての2着。これはかなり展開が向いた。この新馬戦はその後勝ち上がった馬は無し。2戦目は新馬とは打って変わって比較的スローな流れを外3番手で先行し1着。これも展開が向いた印象。前走のファンタジーSは展開が向かなかったので度外視。ただ、少し負けすぎで能力的には厳しいかな。
・カワキタマナレア
兄にカワキタレブリーがいる血統。新馬戦は前半34.2秒と少し早いペースを中団から運び、直線であっという間に突き放し0.9秒差の快勝。この日は直線追い風だったので、それの恩恵はあったか。その後勝ち上がった馬は無し。2戦目は前半34.2秒と稍重にしては早いペースを後方から競馬をし、直線は外からまとめて交わして0.3秒差で1着。これも新馬戦同様、展開は向いているが、しっかりと着差を付けているのは評価。ただ、内容的には先行して2着に残した馬の方が優秀。前走のファンタジーSは前残りの展開を差し損ね。これは強い内容。ただ、レースを見ると折り合いが怪しいシーンがあり、今回さらに距離延長なのでそこがポイント。しっかりと折り合えるなら差してきてもおかしくない。
・キョウエイボニータ(回避発表)
新馬戦はイリフィと同じレース。前残り展開を差し損ねて3着。これは悪くない内容。2戦目は前半33.9秒のペースを先行し1着。これは優秀で、逃げて2着に残した馬はその後勝ち上がり。3走目はスローの前残りを先行して3着。これはかなり展開が向いた。前走のアルテミスSはスローの前残りを先行するも11着。これは能力負け。条件戦で展開が向けばそれなりに走れそうだが、G1では厳しそう。
・クリノメイ
新馬戦は開幕週の馬場でインの3番手で競馬をし、直線は外に出して1着。これは評価は据え置き。2着馬の方が強い内容でその後勝ち上がり。2戦目はキョウエイボニータと同じレースを走っており、インの6番手から4コーナーでポジションを上げ、外から差し切り1着。非常にコーナリングセンスがあり、これぞ中山の乗り方というレースができる馬。少し能力的には厳しそうだが、中山や福島などの小回りで出てきたら買いたい1頭。
・コートアリシアン
近親にストロングリターンがいる血統。新馬戦は出遅れるもすぐに5番手まであがり、直線は次元の違う脚で差し切り0.8秒差の快勝。瞬発力はかなりありそう。2戦目は再び出遅れるも、外から伸びてきて2着。これも強い内容だと思う。この馬の問題点は➀出遅れ癖➁折り合い③荒れた馬場への対応の3点である。今回距離延長組がいるので、多少ペースが流れ折り合いはつけやすくなるとは思うが、美浦から京都へ輸送しなければならないので、テンションが上がりすぎないかどうかが不安。能力は高いとは思う。
・サンナイアガラ(抽選対象)
新馬戦は比較的前が有利な展開を先行するも直線は粘り切れず5着。レース後のコメントで馬場と坂が合わなかったとあるので、度外視可能か。2走目は前半34.0秒で逃げてそのまま押し切り。展開的にはきつかったが、差してくる馬がいなかったので残せた印象。能力的に厳しそう。
・ジャルディニエ
新馬戦は前半34.4秒のハイペースを中団から運び、わずかに届かず2着。これは展開が向いたが勝ち馬は2キロ減だったのでその分だろう。2走目はハイペースを先行し、早め先頭から0.6秒差の快勝。これは強そうに見えるが、相手がかなり弱かった点には注意が必要。3走前は中山開幕週の超イン前有利の展開を最内枠からインを通って直線は外に出して差し切り。これも相手がかなり弱かったので勝てたのではないか。一線級の相手と戦うのは初めてで、ここが試金石の一戦。
・ジューンエオス(抽選対象)
今回、唯一ダートからの参戦。新馬戦は重馬場の差し決着を逃げて2着と強い内容。レースレベルも高く、3.5着は勝ち上がり。2走目は1000m63.1秒と楽逃げの形だったが、上がり最速で0.5秒差の完勝。3着馬は次走勝ち上がり。芝に関しては未知数だが、ダートではまだ余裕がありそうだったし、昇級してもぼちぼちやれそう。
・ショウナンザナドゥ(抽選対象)
新馬戦は開幕週の京都で外2番手を先行するも、前の馬をかわせず2着。これは枠順の差によるものとみており、勝ち馬と逆なら勝っていたかもしれない。ラスト3Fが11.3‐11.2‐11.3とかなり優秀で3着以降を大きく離していた。2戦目は非常に優秀なラップで走っており、12.0‐11.0‐11.3‐11.8‐11.7‐11.9‐11.4‐11.9と道中に全く12秒台がない古馬のようなレースをしており、直線はほぼ追わずノーステッキで完勝。本気で追っていたら最後は加速ラップになっていただろう。そして、アルテミスSはスローの前残りの中、唯一差してきての3着。ここで賞金を積めなかったのはかなり痛いが、この時期に輸送を経験できたのはかなり大きい。レース後も非常に前向きなコメントを残しており、今回は輸送の無い地元で競馬ができるので、ぜひとも抽選を通ってほしい。
・スリールミニョン
新馬戦は前有利の展開を先行し押し切って1着。ここでは力が違った。2走目は一気の距離延長で前有利の展開を先行するも、垂れて7着。これは距離が長かったか。3走目は1F距離を短縮し、これまでとは打って変わって差しに構える競馬をし、差し切って1着。ただ、34.1‐35.1と展開は向いている点には注意が必要。ファンタジーSは前有利の展開をインの6番手で競馬し、そのまま流れ込んで6着。伸びない内を走ってはいたが、展開は向いており、前には離され、後ろからは差されており、これは力負けか。
・ダンツエラン
新馬戦はスローの前残りを2番手で競馬し、逃げた馬をかわして1着。2着馬は次走で勝ち上がり。しっかり前の馬をかわしているのは評価。2走目は開幕週の比較的前有利の展開を逃げるも後ろに差され3着。これはあまり強くない印象。ファンタジーSはスローペースを外の6番手で競馬をし、馬場の一番伸びるところを走って1着。重賞を勝ったのは評価できるが、正直展開はかなり向いている。個人的には4.5着の馬の方が強いと思う。4着の馬には2戦目で完敗してるしね。馬柱がきれいなので人気してくれないかな。
・ティラトーレ(抽選対象)
新馬戦は37.1‐34.0を2番手外で競馬をし、11.5‐11.2‐11.3で0.5秒差の快勝。かなり口向きが悪く、かなり乗りづらそうだったが、それでも余裕がありながら勝っていたので能力は高そう。レース後コメントでは距離が伸びても良さそうとあったので、今後に注目したい。現時点で能力が足りるかは分からないが、ロマンはある。
・テリオスララ
父はシスキンで、兄にサンライズアース、セラフィックコールがいる血統。新馬戦は札幌開幕週で一番外の枠から終始外を回し続けながら2着。この時の勝ち馬が出した1:47.8は2020年にソダシが記録した2歳コースレコードを0.4秒も更新するタイムだったので、悲観する内容ではなかった。2走目は前半62.1秒のペースを逃げて、直線はノーステッキで1着。11.9‐11.4‐11.6とまだ余裕がありそうだった。3走目の萩Sは前半62.4秒を逃げて競馬をし、11.4‐11.1‐11.2で逃げ切り。展開的には楽だったが、最後は流す余裕があり、まだまだ底が見えない様子だった。2着馬は次走で勝ち上がっており、レベルも低いわけではない。今回初めての1600mだが、萩Sのレース後コメントで距離は長い方が良さそうとあり、陣営はオークスを目標にしている可能性はある。ただ、能力はかなり高い馬なので、距離短縮のこの舞台で上位争いしても不思議ではない。
・テレサ(抽選対象)
新馬戦は京都の開幕週で行われ、35.2‐34.8のペースを逃げてそのまま押し切り。これは展開通り。2.4着馬はその後勝ち上がり。新馬戦は元々逃げる予定ではなかったが、押し出される形になってしまったとあるので、控えても問題なさそう。ただ、さすがに相手が一気に強くなるので強気には買えない。
・ビップデイジー
新馬戦はウォーターガーベラと同じレースを走っており、ハイペースをインの後方で運び、直線はスムーズに外に出し差し切り1着。これはかなり展開が向いているので評価据え置き。2戦目は打って変わって前半1000m62.6秒のスローペースを外3番手で競馬をし、直線はらくらく抜け出し11.4‐11.2‐11.0の加速ラップで勝利。全くレース質の違う2戦で勝ち切っているのは能力が高い証拠である。一線級の相手と戦うのは今回が初めてで、ここが試金石の一戦になるが、十分戦える能力はあると思う。
・ブラウンラチェット
兄にフォーエバーヤングがいる血統。新馬戦は38.7‐34.6と非常に前が有利な展開を外3番手で競馬をし、11.8‐11.6‐11.2の加速ラップで快勝。また、2.3.4着馬は終始インを通っていた馬なので、この馬場を外を回しながら勝ったのは優秀。2戦目のアルテミスSはスローの前残りの展開をインの3番手で競馬をし、直線では若干追い出しが遅れるも、前が開くと11.5‐11.1‐11.0の加速ラップで勝利。この馬はとにかく操縦性が良く、現時点での完成度は頭2つ抜けている印象。鞍上はルメールで当然1番人気筆頭だが、逆らうわけにはいかない1頭。
・ベルビースタローン(抽選対象)
新馬戦はジャルディニエと同じレースを走っており、ハイペースを2番手で競馬をし、4コーナーで早々に手応えが無くなり大敗。これは展開不利+距離が長いので度外視可能。2戦目は1200mに距離短縮し、先行押し切り。やはり短距離が合っているのであろう。3戦目の小倉2歳Sは、比較的前が有利な展開を先行するも、11着。これは力負け。4戦目のファンタジーSはかなりのスローペースを先行するも最後は甘くなり3着。これはかなり展開が向いている。今回再度の1600mになるが、個人的には距離が長いと思う。
・ミストレス
新馬戦は35.9‐34.0のペースを51キロで逃げ、そのまま押し切り。1.0秒差をつけたが、その後未勝利を勝った馬がいないので、この中では力が抜けていた。2戦目のアルテミスSは試金石の一戦。スローの前残りを逃げて2着と展開が向けば通用することが分かった。では、今回展開が向くのかどうかだが、個人的には他に逃げたい馬がいるし、厳しい展開になるのではないかと思う。また。アルテミスSはコース替わり初週に行われるが、阪神JFはCコース最終週なので、やはり厳しそう。
・ミーントゥビー
新馬戦は比較的前が有利な展開を6番手から伸びる外を走り差し切り1着。これはぼちぼちの内容。2戦目はハイペースを外3番手で先行し、粘って3着。これはこのクラスではなかなか強いと思う。3戦目は38.4‐33.1の超スローペースを逃げて1着。これはかなり展開が向いた。条件戦ではそれなりに戦えると思うが、G1となると少し足りない。
・メイデイレディ
今回初めて海外から日本の2歳G1に挑戦する海外馬。父はTapitで母父More Than Readyという血統。父のTapitの日本での活躍馬はマーチSやフェブラリーSを勝ったテスタマッタやローズSを勝ったラビットランがいる、ただ、日本での勝利はダートに偏っている。初戦の未勝利戦はレース映像が見つからなかったので割愛。2走目のKentucky Downs Juvenile Fillies Stakesは400m通過が23.06、800m通過が45.20、ラスト2Fが12.64‐13.21と前半から飛ばして最後は持久力勝負となっている。アメリカはダートでもそうだが、前半から飛ばしていくレースが多いので、持久力勝負になることが多い。3走目のジェサミンSは2走目とは打って変わって少し落ちついたペースからの瞬発力勝負になり、インの6番手から直線は狭くなる瞬間もあったがこじ開けて差し切り1着。そして、前走のBCJFターフは400m22.25、800m45.37という超ハイペース。最初のコーナーで他馬が外によれてきたことでこの馬も不利を受けてしまい、ポジションを悪くしてしまうが、ここからインに潜り込み、途中で7番手まで押し上げ、直線はスムーズに外に出すも、前には届かず2着。不利を受けなければ勝ちまであったかもしれない。勝ち馬は最後は12.38‐12.13と加速ラップとなっており、このハイペースを追走しながら、最後まで加速する余裕がある。正直2歳馬の出せるパフォーマンスではない。これが向こうの早熟性なのかもしれない。日本の馬場への対応は未知数だが、かなり強そうな1頭。
・モズナナスター
新馬戦は34.8‐34.6の比較的前が有利なレースで先行するも、逃げ馬に離され2着。ちなみに勝った馬は函館2歳Sで3着。小倉2歳Sで6着。2戦目の函館2歳Sは先行するも0.6秒差の7着。3走目は札幌開幕週のインが有利な馬場で34.8‐34.8をインから先行し、直線はスムーズに外に出し1着。これは展開通りなので評価は据え置き。4走目は34.2‐35.9の前には厳しい展開を中団から運び、先行した馬をとらえきれず3着。これは差し決着の展開が向いた。4走目は前の2頭がかなりのペースで飛ばす展開を離れた3番手で競馬をし、先行争いをしていた一方の馬が垂れたことにより2着に好走。後ろのペースは34秒ぐらいなので、これも展開が向いたと言ってもいいだろう。ファンタジーSは超スローペースを逃げて2着。これも展開が向いている。ずっと展開が向いており、能力での好走ではないので、あまり買いたくない。
・ラブアイミー(抽選対象)
新馬戦は不良馬場の1200mを前半35.1秒で逃げ、そのまま残して1着。これはぼちぼち強い。馬場適性の差が出ただけかもしれないが。2走目は打って変わって高速馬場だったが、回ってきただけのレース。やはり、渋った馬場が得意なのかもしれない。3走目は34.0‐36.7の差し決着を後方から競馬をして5着。これは展開が向いた。ただ、荒れた内から伸びてきている。この馬は荒れた馬場が得意であることを確信した。今の京都はものすごく合いそう。ただ、能力的には厳しいかな。
・ランフォーヴァウ
新馬戦はイン前有利馬場を後方外回しなので度外視可能。2走目は京都の開幕週で34.1‐35.4のペースをインの7番手で競馬をし、内から差し切り1着。これは展開が向いた。デイリー杯2歳Sは非常に低レベルな1戦。36.0‐34.1の前が有利な展開を4番手で運び、直線はインから馬場の良いところに出して差し切り。きっちりと差し切ったのは評価だが、如何せん相手が弱すぎる。
ここが試金石の一戦。
・リリーフィールド
新馬戦はダート1000m。逃げて1.0秒差の快勝。ここでは力が違ったか。2走目は芝のスピードについていけず後方になるも直線では外から良い脚で伸びてきて6着。同じく差し損ねた4着馬には劣るが、それぐらいの能力はあるのかもしれない。前走は、34.4‐35.5の前には厳しい展開を先行し0.6秒差の快勝。これはなかなか強い。前進気勢が強いので1600mは折り合いが難しそうだが、1200,1400なら面白い存在になりそう。
一通り見終わって、現時点の本命候補はショウナンザナドゥかブラウンラチェットかメイデイレディ。あとは枠順と当日のオッズ次第でどの馬を本命にするか考えます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!