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黒糖

 読者の中には、真面目な雑談や重めの雑談は好みではなく読まないという方も少なくない数存在する。
 ということで、今回は『忙しい朝にもオススメの食事』に焦点を当てて食事という主題に関するポップな雑談をする。


 早速ではあるが、オススメの朝食を列挙していく。もし良ければ参考にして欲しい。

1.砂糖
 別名シュガー。一口に砂糖と言っても種類が豊富で、その日の気分に合わせて選ぶことも出来る。
 食事の所用時間は2秒から10秒。その圧倒的なスピード感は他の追随を許さない。リアル10秒チャージ。ジャリジャリとした食感と口一杯にガツンと広がる甘みも売り。
 僕はいつも目の前のスプーンを使って脳が動きそうだなあと感じるぐらいまで食べる。量は都度異なるので小匙換算等で提示することは出来ない。糖分の過剰摂取による眠気誘発や体重増加等の不都合が気になる方は、量を抑えめにしておくことを推奨する。エネルギー残量を感知し日々計算して生きている同志諸君は、自らの基準に従って貰えば良い。
 本当は和三盆を食べたいしオススメしたいのであるが、非常に高価な為諦めている。和三盆のプレゼントはいつでも歓迎大はしゃぎ。従って独特の風味もあり値段もそこそこで実際今自分も食している黒糖を推しておく。
 類似系統として業務用サイズの巨大ホイップクリームを吸うのも比較的オススメではあるが、近くに適切なスーパーが存在しないと購入に手間がかかる為、今回は除外した。
 尚、砂糖は調味料で食事ではない等の、常識と呼称されているただの偏見や謎基準の分類に囚われてモノを語る大衆には、黒棒や黒糖かりんとうといった一段階進行している商品をオススメする。それはお菓子で食事ではないなどと真顔で言われたら、そのような不明瞭な定義ばかりする方とこれ以上「雑談」は出来ない。終物語。

2.ポン酢ご飯
 別名ポン酢ライス。炊飯器に直でポン酢をブチまけるのはオススメしない、洗う手間的に。
 所用時間はお皿に盛ったご飯の量に大きく依存する。工程は白米にポン酢をかけるだけ、事前準備もポン酢の購入と炊飯のみと非常にお手軽。後味も非常に爽やかでカレールーのような面倒な汚れがお皿に残ることも無い。
 本メニューの場合は、大衆相手に朝ご飯と称しても多少通用するという利点もある。
 尚、ご飯間にチーズを挟んだり実山椒や塩をかけたりといったアレンジも可能である。生卵等をかけても良いが、それはもはや異なるメニューである。朝昼夜関係無く隙あらばこればかり食していた時期があったが、年単位で利用すると流石に変わり映えしなさ過ぎて頻度が低下した。倦怠期。

3.クッキーorビスケット
 粉物料理の一種。甘味が多い物をクッキー、甘みが少ない物をビスケットと呼称しており、オススメなのは糖分がより摂取出来る前者である。
 所用時間は食す量に依存する。摂取量の調整のし易さと持ち歩き易さ、それから腹持ちの良さは利点である。お店で一人前として提供される食事量で満足出来る方であれば、エースコイン半袋ぐらいで十分な朝食となるかと思う。
 食べやすさという点では口当たりの軽いチョコシューに、満足感という点では八つ橋や生八つ橋に軍配が上がる。しかし両者共に分量の割に高価である為、定期的な摂取には不向きである。破産。


 如何であったか。
 上記のものは僕自身多用している為、エネルギー摂取に重点を置いた「食事」の話題になった際には強くオススメするのであるが、「自分はやめとくわ」(これは別に良い)「変わってるな」(なんてこった)「君それ本当は食べて無いんやろ?」(挙句の果て)と散々な有様である。
 こういう大衆は、もし同じ話をスティーブジョブズのような人物から聞いたら真似するのである。そして直ぐにやめるのである。まあ本雑談部屋は愚かなる大衆を対象に発信してはいないので、ありのままを綴っておく。

 最後に一つ。本雑談は別に全くの物真似をして欲しくて行ったわけではない。
 読者の皆様の食事の概念や捉え方が柔軟になり、更に波及して様々な要素で同様に柔軟な発想や認識を出来るようになって貰えたのであれば。そして少しでも微笑んで貰えたのであれば、本雑談を認めた甲斐があり、僕としても嬉しいのである。

イタチ