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心のノート

 夢ノートに関しては以前雑談した。
 その勉強内容に関する必殺の一冊とは別に、心のノートという冊子群が存在している。


 高一で系譜学を学んだ時に一種の恐怖を覚えた僕が未来を見据えて書き始め、京大に入学して暫く経ち考えた物事をTwitterで呟き始めるまでの期間。
 その瞬間瞬間の思考と感情が詰まった、等身大の日記である。

一冊目チラ見せ

 大学受験期を後から振り返る語り手は多く存在する。
 しかしそれらの情報には、無意識の偽りが混ざり込む事が多々ある。
 今の自分が記憶し考える過去のことと、過去の自分がその時考えていたことが、全然違うなんてことは日常茶飯事である。
 僕自身、久々に読み返すと驚く程未知に遭遇するので、毎度書いておいて良かったと思う。

 大学受験真っ只中の本人が残した記録というのは、最中の自分の素直な気持ちがそのまま殴るように刻まれているので、価値がある。
 そして、大半の受験生がリアルタイムでの描写と保存を試みようとすらしないので、貴重である。
 序盤は文章こそ稚拙なものの、思考内容は全編に渡ってかなり興味深く、後半は文章力も向上し時折り風情も感じられる。
 時が経ち客観的に見ても、悪くない品である。


 何故態々こんな雑談を認めるのか。
 それは存在の認知の為でもあるが、どうやって公開するべきなのか扱い方に迷っている為でもある。正直に言っちゃおう。
 一先ずは、特に需要がありそうなページから部分的に公開してゆくつもりなので、楽しみに待っていてネ。

 もし何か名案があれば、是非とも教えて欲しい。

イタチ