
【長寿】「日本人の長寿村・短命村」解説 近藤正二著①
【長寿】「日本人の長寿村・短命村」解説 近藤正二著①
近藤正二氏
新潟県出身、衛生学者、医学博士、東北大学名誉教授
「日本人の長生き」の問題に関心を持ち、全国990ヵ町村に36年間もの間歩き歩きで調査を重ねた。
1 本当だとは言えない
①酒を飲む地域は短命
②全国的に男性は女性より短命
③重労働の地域は短命
④魚をたくさん食べると長生きする
⑤牛乳は最高の食品
⑥寒い地域はみんな短命 など…
※食養論を机上の空論ではなく、実際に「行動(歩き歩き)」で研究
2 長寿地域の基準
①70歳以上が多い地域
②100歳以上の長寿者がいなくてもよい
3 短命の地域を参考にする
①白米、肉の大食する地域:東北地方(米どころ)
(1)野菜の不足
(2)大豆(豆類)を作らない
(3)40歳ごろで脳疾患の人が多い=平均寿命が下がる
②魚をよく食べる地域は短命
(1)発育がよく体格は良いが40歳ごろで心臓病になる人が多い
(2)大型の魚を食べる(切り身、刺身など)地域は短命で小魚を食べる地域は長寿であった。
4 健康長寿の秘訣
(1)元気に働く
(2)魚を食べても大豆を少量とる
5 果物は野菜の代わりにはならない
(1)果物だけ食べる△
(2)果物も野菜も食べる○
果物 (りんご、みかん等)
野菜 (人参、かぼちゃ、芋類)
今回は本書における長寿と食事について解説しました。次回は引き続き食事の他、生活習慣について解説したいと思います。
自分の主治医は自分自身である、をテーマに健康を土台に医者いらずの体を目指しましょう!
よかったら皆さまの大切な人にも広げていただければ幸いです。