餅は餅屋というけれど。
餅は餅屋なのは間違いない。
何事も得意な人に任せたほうがいいに決まっている。
なので苦手なことに時間をかけるくらいなら、さっさと得意な人にお願いしたほうがいいのは間違いない。
5月ぐらいから、GAS(Google Apps Script)というシステムを作ることにハマってしまって、何か新しい事業を始めるなら、その動線にGASを。新しいスタッフが加わるなら、彼らのエラーを最小限にするためにGASを。
あれにもこれにもGAS、GAS、GAS・・・。
餅屋どころかガス屋さんになる日々を過ごしていた。
スタッフからも「ああ、またGASで遊んでる」と言われながらも、実際活用すると便利なので、スタッフも「まぁ必要だし、いっか」と多めに見てくれていた。
昔から、ハマるものに出会うと、一定期間は脇目も振らずに没頭する癖がある。
さらに私の最上位気質が「学習欲」ということもあり、知りたがりが先行して、とにかく勉強しまくり、幅広く勉強し、プロに食らいつこうとしてしまう。
そんなわけでGASを触りまくる毎日を過ごしていました。
ところがやっぱりそこは素人が1ヶ月かそこらやっただけで完璧に作れるものでもなく、多少のエラーが出るのが当たり前。
これ以上のめり込むと無限に時間が溶けていくなと、ギリギリの理性をとりもどうした私は、今までつくったGASのコードの総チェックをプロにお願いすることにした。
スキルマーケット(ココ○ラ)でSE(システムエンジニア)さんを探し出し、お願いした。
非常に仕事の早い方に出会えて、あっという間に全てのコードを修正してもらうことができた。
また、とても優しい方だったので、お世辞込みで、私が作ったGASのコードもすごいですよと褒めてもらえて、大変満足のいく仕上がりとなった。
ところが・・・
完成したから、さらにコレを追加したいな・・・
とかの欲がでてくるのが私。もう本能。
SEさんには、今後追加や修正が必要な場合の作り方についてもレクチャーは受けていた。
できる。きっと作れるはず。
そう思って私は、SEさんが作ってくれたGASコードに、新たなコードを追加することにした。
結果。大失敗した(笑)
どうやらSEさんが作ってくれたものの一部を消してしまったらしい。
すぐさま連絡して、修正をしてもらうことになった。修正は数時間ででき、「手間をかけて申し訳なかった」と反省しつつ、相変わらず優しいSEさんで「書き加えられてたコードはいい感じでした!」と、落ち込む私の気分を持ち上げていただくこともできた。
単純な私は、気持ちよくSEさんにお礼を言って、ことなきを得た。
それでも私は性懲りも無く、今でもGASコードを自分なりに勉強している。
もちろんSEさんに依頼したら完璧なコードを作ってもらえるのはわかっている。
けれど、依頼するためには知識が必要なのだ。GASがどういうもので、どんなことができるのか。それを知っているから「こういうコード作って欲しい。」と依頼ができる。
そうすることで、最大化できると思っている。
何が言いたいかというと、人にお願いするには、自分にも知識がいる、ということ。
人に相談したい、人を頼りたい、人に教わりたい。
それならまずは自分がインプットすることが先なんだと思う。
それができる人は、上手に人に相談ができ、頼ることができ、教わることができるので、自身も成長するのはもちろん、事業を成長させることができるのだと思う。
そんな言い訳をしながら、今日もGASをいじり、スタッフから「そこまでしなくていいよ。」と止められる1日を過ごす。
私が新しいものに興味が移るまでは、もうしばらくかかりそうだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?