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【人たらし】誰からも好かれるキャバクラ経営者から学んだ対人関係の極意

組織の中でマネジメントをしていると、このような同僚や部下に巡り合うこともあるのではないでしょうか。

  • 変化に抵抗する人

  • 相性が悪く苦手な人

  • 何事にも非協力的な人

私自身も黒服時代に経験のあるキャバ嬢を担当に持った時や、SVとして不振店舗の立て直しに入ったりした時には、最初かなり高い確率で

「無視」
「無関心」
「お手並み拝見」

的に邪険にされるという消極的抵抗に遭いました。

しかしそんなときには、誰からも好かれ周りにいつも人が集まる"人間力”オバケのキャバクラ経営者に教わった対人関係の極意を胸に、根気強くコミュニケーションを取って乗り越えていました。

ストレスは邪険にされる側だけではない

その極意というのは、

ポジティブで好意的な働きかけをしてくる人を邪険にするのも実はストレスがかかる。よっぽど性根が悪い人間以外は頑張らないと続けられない。このストレスから解放されて楽になるにはポジティブさと好意を受け入れて仲良くなるしかない。

https://x.com/online_kurofuku/status/1721717852460486792

ということです。

邪険な人に対して自分も邪険に接してしまうと、相手は心おきなく邪険になれます。

そうなるとそこから先はもう感情的な対立しか生まれません。
感情的な対立は生産性を著しく下げます。

しかし自分が好意的に接し続けると、相手の中には多少なりとも後ろめたい気持ちが積み重なっていきます。

🤓「〇〇さん、おはようございます^^」
👩「・・・」ケイタイポチー
🤓「今日も同伴出勤ありがとうございます!」
👩「別に・・・」
🤓「今日も髪型素敵ですね」
👩「どうも・・・」

最初はマジでこんな感じです。
でもめげずに毎日毎日好意的に話しかけます。
こんな時でもポジティブで好意的な働きかけを粘り強く続ける事が、結局は問題解決の近道だったりします。

もちろん邪険な人に好意的に接するのは自分にもストレスがかかりますが、ここはもうストレスの根競べです。
ただし、このことを知っていると、「自分だけがストレスを感じて、相手は知らん顔でいる」と思わずに済みます。

さらに自己肯定感と対人関係の概念を知っていると、「邪険にされたからと言って、自分が好感を持てない人間というわけではない」と、相手の態度と自分の受け取り方を切り分けて考える選択ができます。

変にへりくだったりよいしょしたりする必要はなく、あくまで人間同士として好意的に接します。

シフトと接触頻度にもよりますが、よっぽど性根が悪い人間でなければ経験上1カ月くらいで折れてくれます。こうして相手との根競べに勝利?すると、自分の味方が一人増えるわけです。

職場や組織の変革は、影響力の51%を獲得すると一気に進みます。
時間がかかるコミュニケーション方法なので、まず誰から落とすか?を冷静に分析して重点的に接する相手を考えましょう。

実践してみた受講者様からの報告

この話はお昼の企業様で実施したマネジメント&コミュニケーション研修後の相談タイムでお伝えした内容なのですが、実践してみた受講者様から以下のようなご報告をいただきました。

基本姿勢は「自分が好意的に接し続ける」を心がけ、さらに、自分の場合は淡々と話を聞くだけだと”怒っている”と思われる傾向であるため「相槌」は忘れずに最後まで相手の話を聞きました。

不思議なことに、徐々に自分の非を認める発言があったり、「正直なことをいうと…」と本音を聞かせてくれたりと、多少なりとも後ろめたい気持ちや、自分には味方がいること、一部は自分の思い込みだったこと等に気付いてくれたような発言が見受けられました。

どうしても本人の言い分や思いが強いと「こちらの話や思いも理解してほしい」が出てしまうのですが、自分自身も感情のコントロールができ、落ち着いて話せたと感じました。

やはり人間なので好意を受けると好意を返したくなる(好意の返報性)という性質があり、また同じ職場で働いているということは基本的に同じ目的を持った仲間なわけです。

粘り強い好意的なコミュニケーションは、遠回りなようでも実は目的達成や問題解決の近道なのです。

応用編:辞める時にも良い印象を残す

この考え方の応用で、どちらかというと相手に落ち度があって辞めてしまうようなキャストさんにも、

「〇〇さんの期待に沿えなくてごめんね」

と、お店側の至らなかった点も認めて送り出すということをしていました。

そうすると、やはり多少の後ろめたさと好意が相手の記憶に残り、何かあったときに協力してくれたり、店寄りの考え方になって出戻ってきてくれたりすることがありました。

キャバクラは辞める人を蔑ろにするお店が多いので、それだけでも良い印象を持ってもらえます。
商売をしていく上で味方は多い方が良いですからね。

不振店舗の立て直しに行った時に、全然やる気のないキャストさんをマネジメントした話もnoteにまとめていますので、こちらもぜひご覧ください。


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