ビルの最上階にハッテン場がある理由
今日、都内のある場所を歩いていると、ちょっぴり変わった名前の看板が目に入りました。
気になったので店名をスマホで調べてみると、そこはハッテン場だったんですね。サラリーマンたちが飲みにくるような街なので、「今日は飲みよりもハッテンかな」と思った方たちが集まってくるんだと思います。
ちなみにわからない人のために補足をしておくと、ハッテン場というのはゲイの方たちが迷路みたいに改造してあるビルの一室に集まって不特定多数と性的な行為をする卑猥な場所です。
一体、どんな人たちがハッテン場に来るんだろうと思って、目の前にあるガードレールに腰掛けながら見張っていると、5分に1人くらいのすごいペースで男たちが吸い込まれていきます。
やっぱりみんなスーツ姿で仕事帰りです。金曜日なので同僚から飲みにも誘われると思うんですが、「ダイエット中でジムに行くから」とか言って断っているんでしょうか。
そのハッテン場は7階建てのビルの最上階にありました。
なので、男がエレベーターに乗るたびに7階で止まるか否かをチェックしていたのですが、ここで私はあることに気がついてしまいました。
仕事柄(?)、私は結構ハッテン場に詳しいのですが、思い返してみるとほぼすべてのハッテン場がビルの最上階にあるんですね。なんでだろう?
そこで、エレベーターに乗ってハッテン場に行く自分を頭の中でシミュレーションしてみたら、すぐに謎が解けました。
仮にこのビルの6階にハッテン場があって、7階に旅行会社があったとしましょう。エレベーターに乗ったときに、「これから旅行に行くんでしょうね~」といった雰囲気の大学生グループと居合わせたとしたら、6階で降りられないですよね。
しかもハッテン場というのは狭い雑居ビルに入っているケースがほとんどなので、エレベーターが開くと目の前が入り口です。
そして、ドアには「会員制」とか書いてある。ドアを開けると中からは「ズンズンズンズン」と EDMみたいな音楽が聞こえてきます。
エレベーターのドアが開いてから閉まる時間って結構長いじゃないですか。たぶん7秒くらいある。
たとえばこれがハッテン場じゃなくて歯医者とかでも、エレベーターに残っている人たちに歯医者に入っていく姿を「見守られる」って、ちょっと恥ずかしいし、たぶん向こうも気まずい。それがハッテン場だったら、誰もいいことがないですよね。
もし将来ハッテン場を開くことがあるとしたら、必ずビルの最上階を借り上げようと決意した金曜日でした。そうしないとお客さん来ないからね。
1本目のnoteがこんな内容になってしまって不本意です。