物事を人に頼む

物事を人に頼むと、失敗した時、その人のせいにすることができるけど、基本的には、自分でやったことは、ダメージがそのまま自分に返ってくる。

つまり、人のせいにしちゃダメだ。その人が“できる”と、たかをくくった自分のせいなんだから。

でないと、自分が人に何かをまかされて、もしも失敗した場合、「許してください」とお願いできなくなる。

そう考えると、今の客商売というのは、いびつな関係だと思う。

客ならどんな良くない人でもお客様で、店員はひたすらペコペコしなきゃならないなんて。

客は、
「こっちは金払ってるんだぞ」とか言うけれど、それはお金に価値があるだけで、客自体に価値があるわけではない。

つまり、
“もうちょっと、思いやりを持てないのかな”と感じる。

“客だからえらい”とか主張するんじゃなくて、もしも自分が働いていて、お客さんが来て、そんな横柄な態度取られたら、超嫌だし、内心バカにするでしょう。

嫌な客に対して低姿勢で尽くすふりをして、内心舌を出しているという方法も、やってる時は痛快かもしれないが、やはり逆の立場になった時に、疑心暗鬼になってしまい、結果的に良くない。

自分がされて嫌なことを人にすれば、逆の立場の時に、相手に同じことをされた時、文句が言えなくなってしまうし、
“自分は正しい”という心の拠り所がなくなってしまう。

精神衛生上一番良いのは、自分の胸にやましい所がないということだと思います。

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