成人すると現れる罠〜ホスト狂い①〜
16歳になった息子、娘に読ませたい、そして小さな子を持つ親にも読ませたい、そんなシリーズです。
18歳になった途端に《大人リスク》が襲ってきます。
16歳でも大人のフリしてると《大人リスク》が襲ってきます。
それに関して、どう教育すれば良いか、どんな子が大金を失いやすいのか、について考察していきたいと思います。
稼ぐ方に関しては、過去のシリーズで投資をすればいいのですが、いくら稼いでも使う方が多ければ永遠に貯まりません。
1.ホスト(キャバ嬢)
2.会ったことない人に大金を送金
3.婚約者のためにマンション契約
4.投資詐欺紛い
5.闇バイト
6.ギャンブル
7.聖なる壺
8.高いスピリチュアルセミナー
9.ブランド品
10.ブラック企業
11.脅し恐喝
12.お金の貸し借り
12種の罠について、共通項も探りながら色々と子孫代々のために情報を遺しておきたいと思います。
社会情勢は短期間で変わるので私の子孫の時代には当てはまらないこともあるかもしれませんが、人間の本能や心理については長期間変わりにくいので役に立つでしょう。
但し、バイオテクノロジーの発達により、人間の本能を遺伝子レベルで改ざんする技術が出てくると、遠い未来には当てはまらないかもしれません。
また、完全な独断と偏見に塗れている私の見解ですから、参考にならないと思う人もいるかと思いますので、途中で違和感を感じたら見るのをやめてください。
①ホストについて。
以下の記事などでホス狂いになった娘について、親たちが語っています。
まず、この記事にある、【優しい子だったのに】というのは、どういう意味でしょうか?
①優しい子だったのに、今は優しくなくなってしまった。
②優しい子だからホストになんてハマらないと思ってたのに、ハマってしまった。
③優しい子だから私の教育は間違っていなかったと思ったのに、ホストにハマったから私の教育は間違えていたことになるけど、どう間違えてしまったか理解できない。
④優しい子に育ったから私の教育は間違ってなくて、娘自身に問題があることになるが、娘の何が問題なのか理解できない。
私の理解では、①〜④のどれか、或いは複合型かなと思いました。
言葉は、とても難しい心理を詳細に表現するのには不適切なのかもしれません。
①優しい子だったのに、今は優しくなくなってしまった→この思考は間違っていました。
ホス狂いになった子は、ホストにトコトン優しく、甘く、忍耐強いため、むしろ元々優しい子がホストに恋をして、更により深く優しい子になった、と判断できます。
②優しい子だからホストになんてハマらないと思ってたのに、ハマってしまった→コレも間違っていました。
優しい子の方がホストにハマりやすい、という方が真実に近い、と思います。
優しい子がみんなホストに狂うわけではありません。
ホスト狂いになる(十分条件ではなく)必要条件の1つが優しい子、ということになりそうです。
③④は教育が間違ったかどうか?ですが、教育に満点はなく、何かを伸ばせば何かを失うというトレードオフの部分もあるため、間違いかどうかは判定できません。
ここで、優しくない子に育てよう、というのは違うと考えます。
ココでは【親がどう教育すべきか?】について焦点を当てます。
現在悩みを抱える親の対応策は?
そしてまだ子供が小さい親がどう子育てすべきでしょうか。
①コトナ教育説
大人と子供の間を《コトナ》と言います。
18歳、或いは20歳のホスト狂いの娘を《まだ大人になりきれてきないコトナ》として扱います。
子供の発達は、それぞれスピードが違います。
熱いヤカンに触ろうとしている赤ちゃん子供がいたら、まず強制的にその動きを止めさせるでしょう。
次にら熱いヤカンを赤ちゃんや子供の目や手の届かない所へと移動させます。
それと同じように、ホス狂いの娘をまだ実質成人とは見なさずコトナと見なし、【ホストから強制的に隔離】します。
次に、【ホストの連絡先を消去し、ホストにも連絡しないよう伝え、必要なら各種機関に相談し、物理的な距離を取らせ、ホストに会うためのお金を渡さず制限】します。
コトナの教育です。
別の言い方をすれば、【麻薬依存を強制隔離して依存から脱却させる】ということです。
②自立推進説
もう娘はコトナではない、或いは息子が変な女に入れあげて、強制力が効かない、という場合もあります。
すると、次なる選択肢は自立推進説かと思います。
ホストの狙いは、お金だということは明らかです。
もう娘や息子をコトナ扱いできない、しないということなら、娘息子を大人扱いすることになります。
部屋を自分で借りさせ、支払いも全部自分にやらせて、完全に親からの有形無形の金銭的介入を0にします。
ホストに貢ぐためには、普通の正社員では金額的に足りません。
しかし夜の仕事をしていると、《社会的信用》がなく部屋を借りることすら困難になってきます。
水商売専用の不動産で借りることになりますが、そういった体験も、当然大人ですから経験させます。
では、家もあらゆる支払いも全て本人にやらせたら自立したとしてOKでしょうか?
もう1つポイントがあります。
お金の無心をしてこないかどうか?です。
大人と見なしますから、大人から《ホストに注ぎ込むお金の借金の申込み》があったらどうでしょうか?
そんなことを言ってくる成人は、自立しているとは言えません。
もちろん、借金の内容次第ではあります、念のため。
自立させ、お金の無心はないかを確認し、それでいて娘のお金以外の相談を受けつけ、味方でいます。
あとは、娘の目が覚めるのを待つだけです。
目覚めるまでの時間とお金の損失は《損切り》のようなものです。
平和な日常を取り戻すためのコストです。
さて、成人した娘に対してできることは、このくらいしかありません。
しかし、小さな娘への教育なら、もっと様々な対策があると考えます。
次回は、子育てをどうしたらいいか、どういう教育がホス狂いリスクが高くなるのか、どういう性格の子供がホス狂いになりやすいのか、考えていきます。