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夏期限定レストラン『maison owl PROLOGUE』開業のお知らせ <建築家・石上純也作品× maison owl >

「maison owl PROLOGUE」

株式会社温故知新は、東京九段の歴史ある邸宅「kudan house(所在地:東京都千代田区)」にて、建築家・石上純也作品「木陰雲」が展示される2021年7月1日 (木)〜9月5日(日)期間中、レストラン『maison owl PROLOGUE(メゾンアウル・プロローグ)』 をオープン。レストランの予約受付を、6月21日(月)より開始いたします。

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2021年秋に開業を控える、山口県宇部市の石上純也設計 洞窟のようなレストラン『maison owl』の「シェフの隠れ家にゲストを招く」というコンセプトに加え、庭園に広がる石上純也作品の「木陰雲」を眺めながら、1日3組限定でディナーを楽しんでいただけるレストランです。

料理は、作品「木陰雲」の特徴となる焼杉の黒、山口県の食材、夏、kudan houseの建築様式からインスピレーションを受けた要素を、フランス料理で表現しました。

作品「木陰雲」

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九段下に昭和2年、実業家の山口萬吉によって建てられた古い邸宅がある。設計には東京タワーの構造計画をおこなった内藤多仲も関わっている。
この邸宅の美しく古い庭に2021の夏期限定で、日差しを柔らかく遮る日除けを計画する。
新しく計画される日除けが、歴史ある風景に溶け込むように、新築であるにも関わらず、はじめから古さを含み持つようにと考えた。具体的には、
木造の柱と屋根を庭いっぱいに計画し、その構造体を焼き杉の技術を用いて焼いていく。様々に火力を調整しながら、杉の表面を炭化させ、場所
によっては構造体そのものを焼き切る。庭に広がる木の構造体が、既存の庭に生い茂る老木を避けるように、焼かれながらしなやかに形状が
整えられていく。炎で炭化した真っ黒の構造体は、廃墟のような趣もある。新築から廃墟の状態に、瞬時に駆け抜け変化したようでもあり、建築が
経年によって得られる移り変わりを一気に獲得したかのようだ。
昭和初期の時代にはまだ存在していなかった周りの高層建築を黒い構造体が覆い隠し、構造体に開けられた無数の穴からの無数の光の粒が、
樹木からの木漏れ日と混ざり合う。樹木の間から覗く現代の風景は消え去り、夏の強い日差しは和らぎ、訪れる人々はこの庭のなかに流れる古い
時間とともに過ごす。真っ黒の構造体は、夏の午後に老木の間を漂う涼し気な影である。 

石上純也

kudan house

1927年竣工。設計:内藤多仲、木子七郎、今井兼次。登録有形文化財である<旧山口萬吉邸>をリノベーションした会員制のビジネスイノベーション拠点。次世代のビジネスリーダー層を対象としたビジネスサロンの開催や会員企業の研修会、オフサイトミーティングなどの場として利用されています。

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kudan house 公式サイト:https://kudan.house/


石上純也設計「木陰雲」の展示について

石上純也氏設計の「木陰雲」は、2021年7月1日~9月5日まで、「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の一環として実施される「パビリオン・トウキョウ2021」の作品の一つです。石上純也氏を含む世界各地で活躍する建築家設計のパビリオンを、未来の建築やアートとして紹介するプロジェクトです。作品「木陰雲」は期間中、kudan house 庭園に、展示されます。

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パビリオン・トウキョウ 2021 
・公式サイト: https://paviliontokyo.jp/
・主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ2021実行委員会

 
レストラン「maison owl PROLOGUE」概要

maison owl PROLOGUE (メゾンアウル・プロローグ)
住所 :kudan house 1階(東京都千代田区九段北1丁目15-9)
期間 :2021年7月1日(木)~9月5日(日)
営業時間 :17:00~20:00 ※政府や自治体からの要請で変更する場合がございます 
定休日 :月曜日
料金 :コース一人24,000円(消費税込、サービス料別途)
予約・問合せ:080-9455-5399(12時~16時)  ※電話のみ受付、事前予約制
maison owl 公式サイト: http://maison-owl.com/

2021年秋開業予定 建築家・石上純也設計の洞窟のようなレストラン『maison owl』について

パースクレジット有り (1) (1)


1万年前からありそうで、 1万年後にもそこにありそうな

『maison owl(メゾン・アウル)』は、「シェフの 隠れ家にゲストを招き、ロマンを感じる時を過ご していただきたい」という思いで造る“まるで洞窟”のような空間です。 隠れ家には、1日1組限定で泊まることもできます。

「時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを。」というシェフ の思いで2013年から構想が開始。これまで、パリ「カルティエ財団現代美術館」での大規模個展はじめ、ニューヨーク「ニューヨー ク近代美術館(MoMA)」、ローマ、ロンドン、上海、東京などで当プロジェクトが紹介されていて、世界中から注目が集まるプロジェクトです。

プロフィール

「maison owl」オーナーシェフ 平田 基憲
1975 年生まれ、山口県宇部市出身。東京で料理の道に目覚め、27 歳で 帰郷し、「restaurant noel」を開業。独学と研鑽を重ねる。 「restaurant noel」は 18 年続くアットホームな雰囲気のフレンチレス トラン。2009 年・2010 年食べログ選出ベストレストラン。「ミシュラ ンガイド」と並び強い影響力を持つ、フランス発祥のレストランガイド 「ゴ・エ・ミヨ」にも掲載。 「普遍的な魅力のある料理を」というコンセプトのもと、フレンチの古 典を受け継ぎ、素材を丁寧に味わう食事を振る舞う。

建築家 石上純也
東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了後、妹島和世建築 設計事務所を経て2004年石上純也建築設計事務所を設立。主な作品に、神奈川工科大学KAIT工房、神奈川工科大学KAIT広場、 Vijversburgビジターセンター(オランダ)、ボタニカルガーデンアートビ オトープ/水庭、2019年サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン、モ スクワ科学技術博物館の増改築(ロシア・モスクワ)など。2018年パリ カルティエ財団現代美術館でJunya Ishigami Freeing Architecture 自由な建築展。2009年日本建築学会賞(作品)、2010年ヴェ ネチア・ビエンナー レ第12回国際建築展金獅子賞、2010年毎日デザイ ン賞、2019年Obel Awardなど受賞多数。


maison owl の最新情報は、InstagramおよびHPにてお知らせいたします。


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