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長崎県五島に新規開業のホテル「五島リトリート ray」宿泊体験記。【旅先案内人vol.14】

普段、私たちの運営施設をご利用くださっているお客様を対象に、私たちの宿に関わる人々に焦点をあてたニュースレター、「旅先案内人」をお届けしています。
この度【vol.14】はnoteの連載で記事を掲載。
(温故知新 運営ホテル:瀬戸内リトリート青凪・壱岐リトリート海里村上・箱根リトリートföre &villa 1/f 等)

五島リトリート ray

2022年8月30日に、「五島リトリート ray」はグランドオープンを迎え、キリスト教が禁教であった時代に強く信教し続けた長崎県のキリシタンたち。その「強さ」を、現在の生き方に投影していく。「祈りの島、光の宿」をテーマに掲げ、近年世界遺産にも登録された土地を持つ五島に誕生したスモールラグジュアリーブランド「okcs」の6つ目のホテル。

ディスティネーションな宿を作る「okcs」。五島に新たな光を生み出すという”五島の伝道師たち”のホテルでの滞在をご紹介。

それでは、さっそく本編へまいります。


■羽田空港から飛行機を利用。長崎空港経由で福江空港(五島つばき空港)へ


今回私は、羽田空港から長崎空港にまず入り、そこから福江空港(五島つばき空港)へ向かう行き方を選択。船で行く方法もあるみたいですが、かかる時間やそれぞれのアクセスを考えると飛行機が間違いないです。

羽田空港から長崎空港までは約1時間50分、さらにそこから小型の飛行機に乗り継ぎ40分ほどで福江空港(五島つばき空港)へ到着!長崎空港から福江空港(五島つばき空港)まではあっという間。離陸したと思ったら着陸態勢に入ります。

長崎空港から福江空港(五島つばき空港)へ向かう飛行機

■ホテルに到着


福江空港(五島つばき空港)からはホテルに連絡を入れて手配していただいたタクシーに乗り込み、ホテルへ到着です。

水に映る景色が美しいエントランス

到着したら、まずホテルのエントランスへ。1階から3階へ抜ける吹き抜けの開放感がすごい。まさに「the view」橋本夕紀夫のデザイン意図を感じることができます。空なのか海なのか、はたまた別世界にでも来てしまったのか・・・。

エントランスは吹き抜けで開放感たっぷり

■さっそく、お部屋でチェックイン

チェックインは、お部屋で行うとのことで早速お部屋へ向かいました。ホテルスタッフの方のユニフォームにもホテルのこだわりを感じます。ホテルのユニフォームとしては珍しい?教会で牧師がきるカソックのデザインをイメージしているそうです。少しゆったりとした形でユニークでとても素敵でした。

お部屋に着いて、海を眺めるソファーにこしかけると、スタッフの方が、”かんころもち”という五島の和菓子と、つばき茶と甘茶をブレンドしたものを持ってきてくださいました。すぐいただいたのですが、かんころもちは干し芋のような?昔懐かしい風味を感じました。お茶の風味はほんのり甘く、しかしさっぱりしている味わいでした。五島つばきが有名で、時期になると辺一帯椿だらけになるそう。ぜひその時期にも足を運んでみたいです。

かんころもちとお茶

客室数は全部で26室、全室露天風呂付きオーシャンビューの客室。扉を開けた瞬間のオーシャンビューの青い空に白い雲、自然の緑、太陽に照らされた青い海の景色が、まず目に飛び込んできます。瞬間息をするのを忘れてしまうほどの贅沢な空間。まるで外とそのままつながっているのではというほどの大きい窓。周りのお客さんから見えたりしないかな?と心配になってしまうほどの開放感です。

お部屋からの景色

■チェックイン後ホテル内の散策に


少しお部屋でのんびりして、夕食に向かうついでにホテル内を少し散策。まずは、エントランスのある2Fへ。2Fには、ロビーやショップ、バー、瞑想室と客室があります。

モノクロのステンドグラスで外の景色を取り込む

ホテルの至る所で感じることができるのが、五島の歴史からヒントを得たデザイン。ホテル内のステンドグラスはモノトーンで統一されています。ステンドグラスはカラフルなイメージがあったので、理由をお聞きしてみると、モノトーンにすることで外の景色の色味や光を取り込んでいるのだとか。

meditation roomにある球体

さらに、バーの奥に設けられた瞑想室。ホテルに瞑想室?新しい・・・。置いてある球体?が気になる。今自分が立っているこの場所が何かの起点になっているかのような気持ちにさえ感じるような。たまには、このように用意された場所でデジタルデトックスの時間をとって自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。球体の裏側を見てみると何かが書いてある?お越しの際は、ぜひ裏側を見てみてください。

五島ならではの商品を購入できるSHOP

ショップも拝見、五島ご当地のものが販売されています。ウェルカムスイーツでいただいたかんころもちもこちらで購入が可能。お土産に買って帰ろうと思います。

次は1Fへ。1Fにあるのは客室とスパ。今回施術は受けていないのですが、特別に中の写真を撮影させていただきました。滞在中スパで贅沢な時間を過ごすのも素敵。

SPAは2名まで同時施術可能

ヴィシーシャワーというベッドに横になり、心地良い温水のシャワーを浴びながら、体のツボや筋肉のコリをほぐしてくれる施術を取り入れてるそう。心地良い刺激のヴィシーシャワーは、フランスのヴィシー(VICHY)町に由来し、フランスで古くから行われていた温泉療法の1つ。横になった状態で8つのシャワーヘッドから噴射される温水を全身に浴び、脚・腕・背中など全身のツボや血管が水圧により圧迫される事でマッサージ効果、血行促進効果、デトックス効果を高めてくれる効果があるそう。

肩こりやストレス気味の方にもおすすめな施術なんだとか。スパ好きの方は必見です。

■そろそろお腹も空いてきたので、夕食へ


最後にダイニングがある3Fへ。会席料理をいただきました。開放感のある空間でいただくのは、料理長こだわりの「光の和食」。順を追って提供されるお料理たちに心が踊ります。お料理1つ1つが丁寧に作られているのはもちろん、五島ならではの素材の味をしっかりと楽しむことのできる会席でした。写真にて一部ご紹介します。

【ティアラ:甘鯛油焼きブロッコリーのピューレ】
ティアラという名前にぴったりなお料理。サクっとしたうろこの食感がクセになります
【瑞光:冷し上五島かぼすうどん】
かぼすであっさりと。シンプルながら食感や風味を楽しむことができます

ガラスの食器がとても美しかったため、どちらのものかお尋ねすると、本格的な吹きガラスの体験もできる”瑠璃庵”というガラス工房さんにオリジナルで作っていただいているのだとか。「光の和食」というコンセプトにピッタリ。その他の器も長崎の工房で創られた有名な波佐見焼など、お料理とマッチしていてとても素敵でした。

ガラス工房「瑠璃庵」とのオリジナルガラス食器

■食事を終えて、お部屋へ

美味しいお食事をいただいき、お昼とはまた違う魅力が溢れるお部屋へ戻ってまいりました。置かれている照明がとても特徴的で素敵・・・なんだかとても幻想的な雰囲気。

少し暗くなったお部屋から見た景色

全体的に低めに設定されているインテリアがまた過ごしやすい。水回りは、シックにまとめられている印象で、シャワー周りが黒色。マットな質感で高級感があり、ロゴ入りの足拭きマットもお洒落で素敵。こだわりを感じます。

黒でシックな水回り

滞在中特に不自由を感じることはなく、設備やカトラリー類等もとても充実しており、お部屋でのんびりと変わりゆく景色と共に過ごすことができました。

豊富なカトラリー

■露天風呂で心身ともに癒されたら、朝食へ


外の景色と一体化している空間で迎える朝はなんとも贅沢な目覚めの時間。せっかくなので朝から露天風呂に浸かりました。露天風呂は24時間適温に保たれているため、浸かりたい時にすぐ浸かることができるのが良いですね。こんな景色を見ながら湯船に浸かっているこの時間はまさにプライスレス。

空がすぐそばにある露天風呂

露天風呂に浸かり、心も体も整ったあとで、朝食のため夕食と同じ場所へ(3F)。朝食も和食をいただきます。夜とは違う開放感を感じる空間。良い1日がここからスタートする、朝の光にパワーを感じました。

朝食

朝食は、だし巻き卵や切り干し大根、サラダ、鯛のお刺身など和食を中心としたお食事。いろいろなお料理を少しづつ味わえるのは嬉しいですよね。

■チェックアウト

朝食後は、お部屋でゆったりとした時間を過ごし、贅沢すぎるこの空間に別れを告げ、チェックアウト。
帰りも行きと同様、福江空港(五島つばき空港)までタクシーを手配していただき、ホテルから福江空港(五島つばき空港)へ。長崎空港を経由し、羽田空港に向かって帰路につきました。

■まとめ


今回は、長崎県五島に誕生したスモールラグジュアリーブランド「okcs」の6つ目のホテル、2022年8月30日にグランドオープンを迎えた「五島リトリート ray」に宿泊してまいりました。

今回の宿泊では、アクティビティは体験しなかったのですが、五島を体験し尽くすことができるほどのアクティビティの数に大変驚きました。次回は何か体験したいなと思っております。

ホテルのコンセプトでもある「祈りの島、光の宿」。
滞在中、全てが当てはまっていたように思います。これからの五島リトリート rayも楽しみにしています!またぜひお邪魔したいと思います。ありがとうございました!

<おまけ(お土産)>

お土産で購入したかんころもち

お土産で購入したかんころもち。素朴な味がどこか懐かしい気持ちにさせてくれるそんな風味が感じられます。個人的にはやっぱり温かいお茶と合わせるのがおすすめ。

サイズ感もちょうどいい

サイズ感もちょうどいいので、お土産にぜひお買い求めください。


■施設情報

五島リトリート ray​(英語表記:okcs Retreat Goto ray ) ​
住所:〒853-0023 長崎県五島市上崎山町2877​
TEL:0959-78-5551(10:00~18:00)
​e-mail:ray@goto-ray.com

予約はこちらから


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