短時間でTOEICの得点を爆上げする再現性の高い方法(1/2)~TOEICの点数=英語力×「TOEIC力」~
2021/5/10 修正
2021/7/10 修正
はじめに
このページの最後に、記事全体のまとめを載せています! そこを読んでいただければ概要がつかめます。
お忙しい方はまとめだけでも見ていただければと思います。
PROFILE
初めまして。しろと申します。
現在は、理系大学院を卒業し、メーカーで研究開発職をしています。
今回は、TOEICで高得点を取るために勉強した経験から、
誰でも得点UPできる!再現性がある、効率的な勉強法
を編み出したので、2回にわたってご紹介しようと思います。
お話の対象者
今回のお話は、以下のような方を想定して書いています。
・TOEICで、短期間でできるだけ高得点を取りたい方
・TOEICを何度か受けているが点数が伸び悩んでいる方
・TOEICの勉強法を通じて、勉強法一般について考察したい方
上記に当てはまる方のために、エッセンスを詰め込んだ内容になっており、必見です!
この記事の差別化ポイント
TOEICの勉強法に限らず、資格試験の勉強法や攻略法に関する記事は、
「〇〇の教材をやったらいけた!」
という経験に基づいた個人的な感想文に近いものが多いです。
しかし、この記事では、
「どのような戦略を立てて勉強に取り組むべきか」
ということに重点を置いたうえで、なるべく客観的・一般的な内容になるよう心掛けています。
また、その戦略を取るとどうして得点UPにつながるのか。その理由についても、様々な観点から考察しています。そのうえで、具体的な勉強法に落とし込んでいきます。
そのため、この記事を読んでいただければ、主体的に勉強に取り組むことができるようになることはもちろん、TOEICで高得点を取ることを通じて、今後どのような思考法であらゆる試験というものに取り組んでいけば効率よく点数を取ることができるのかについても、理解が深まること間違いありません。
そのような観点も持ちながら、読み進めていただければと思います。
私自身の点数UPの軌跡
私事で恐縮なのですが、この記事を書こうと思った経緯を書きます。
私は現在社会人2年目の会社員で、就職活動の際にTOEICの点数が高いと書類選考で有利、差別化につながるという理由で、勉強していました。
そこで、「英語の勉強は今まである程度してきてるし、とりあえず受け続けてみようかな…」
と、漫然とその場勝負で3回ほど試験を受け続けていました。
しかし、ある程度受け続けてもそれ以上点数が伸びなくなり、頭打ちになってしまいました。
そこで私は、考え方を変えました。
「TOEICで点数を取るためには、「TOEIC」力」を磨こう!
と。
それからは、勉強をするときは、「TOEIC力」を磨く勉強法とはどんなものかを常に意識しました。
そうすると、たった3か月で200点以上も点数を上げ、満点近いスコアを得ることができました!
なお、以下が私のTOEICでの取得点数の変遷です。
「TOEICで点を取ること」に対する誤解
ここまでで「TOEIC力」という言葉を多用しましたが、「TOEIC力」とは何なのでしょうか?先ほどの私の話を振り返ってみましょう。私は、
「TOEICは英語のテストだから、英語力が大事!」
つまり、TOEICとは、漠然と英語力を試すテストだ!と思ってしまっていたいたわけです。しかし、それが大きな間違いでした。
試験勉強一般論~「偏り」の存在~
では、私の考えのどこが間違っていたのでしょうか?
皆さんも、学生時代のテスト勉強や試験勉強を思い出してください。
例えば、
あなたが受けた○○高校、△△大学の英語の入試問題は、
英語の総合力を試すものだったでしょうか?
決してそうではなく、そこには、
「偏り」
があったはずです。
その「偏り」というのは以下2つのようなもののことです。
【① 出題範囲】
・定期テストなら、テスト範囲が決まっている
・模試なら、あらかじめ出題範囲が提示されている
・入試なら、学習指導要領の範疇から出すというルールがある
【② 学生に求める資質や出題者の好み、出題形式上の都合】
・定期テストなら、先生のクセが出る
・入試なら、大学が欲する学生の資質に合わせた出題がなされる
・記号形式の問題は、出題方法(パターン)が限定される
こうした傾向を読み取ると、ただその科目の内容を理解しているよりも、テストを攻略し、高得点を取りやすくなるのです!
わかりやすい例えかどうかはわかりませんが、株式投資で言うテクニカル分析を行っていくイメージと言えばピンとくる方もいるのではないでしょうか。
TOEICでは、偏りが特に顕著な理由
TOEICでは、「偏り」が非常に顕著です。そうなっている構造的原因は次の通りです。
【① 資格試験である】
TOEICは、資格試験であるがゆえに、「別の回の結果でも点数を比較できるシステム」を採用しています。
つまり、英語の能力を示す資格試験という観点から、「能力が同じだと何度受けても同じ点数になる」試験だと謳っています。
それを実現するために、内容についても、「同じ問題は出ない」ものの、「同じような考え方で作った問題」が何度も繰り返し出題されることになります。
ゆえに、出てくる問題のパターンを覚えて、それを解くことに慣れることができれば、慣れによる点数UPにつなげられるのです。
【② 記号選択形式である】
TOEICでは、全ての問題が、4択で出題されます。
そのため、どうしても出題のされ方、パターンが決まってきます。
こちらでも同様、出題パターンを覚えて、解き方のプロセスに慣れられれば
点数UPにつなげられるのです。
これらの原因で、TOEICは「非常に対策がしやすいテスト」
になっています!
具体的に、どのように対策しやすくなっているのか
次に、上記のTOEICの性質は、
試験問題にどんな形で現れているのでしょうか?
そして、我々はどのように対策を進めていけばよいのでしょうか。
それを見ていきましょう!
TOEICの出題の特徴
① 繰り返し同じような問題が出る
先ほど説明したように、資格試験であり、記号選択制であることから、TOEICでは過去の出題とほとんど同じような聞かれ方をすることがかなり多くあります。
そのため、問題演習と復習を重ねることで、似たような問題が出たときの回答速度と正答を導き出す確率のUPにダイレクトにコミットすることができるのです。
② 出てくる場面が限られている
TOEICは、基本的に「ビジネスの場を想定した英語のテスト」です。そのため、ほとんどビジネス英単語や、ビジネスの場面でのやり取りしか出題されません。その他の英語力は試されないのです。そして、ビジネス英単語や、ビジネスの場面でのやりとりというのは、英単語全体やあらゆる場面と比較するとかなり絞られます。
つまり、ビジネスという場面に絞って勉強すれば、最短距離で点数UPにつなげられるのです!
「偏り」に対応して、高得点獲得するために必要なスキル
こうして、TOEICの特徴を把握することができたのですが、TOEICの出題の特徴を把握して自分のものにするために最も大事なこと、それはテスト形式への「慣れ」です。
TOEICの試験は、7つのパートから構成されており、毎回各パート同じ形式の問題が同じ問題数出題されます。そして、出題パターンは基本的に同じです。例えば、Part3や4ではシチュエーションは何パターンかに分けられるし、設問の言葉も毎回同じような感じです。
これらのパターンをある程度把握することができれば、TOEIC本番で出題される問題はほとんど似たようなものばかりで、回答にかける時間を短くしたり、2択で迷っているときにも、過去の傾向に合わせて期待値のより高い選択肢を選ぶことが可能になるのです。
しかし、TOEIC本番の試験をやみくもに受けても、こうした対策はできません、なぜなら、TOEIC本番では、試験問題は全て回収されるから。さて、どうすればいいのでしょうか…
ありがたい!豊富な対策ツール
あとは試験勉強にとって最も良いツールを選択し、正しい勉強を行えば最短距離で結果を得られるのに、過去問を手にすることができない…
でも大丈夫。TOEICには対策するためのツールが豊富に用意されています!
注意点として、対策用の参考書や単語帳は玉石混交だということ。正しいアイテムを手にして、それを解き続けることで、最短経路で高得点を取れるのです。
次回は、そのための有用ツールとその使い方を詳細にご紹介しようと思いますのでお楽しみに。
最後に:TOEIC力とは何か?
ここまで、TOEICは対策を取りやすいことをお話してきました。皆さんはもうお分かりでしょう。冒頭でお話しした「TOEIC力」というのは、
「問題の「偏り」に慣れて、最短距離の努力でTOEICで高得点を取るためのスキル」
のことです!つまり、TOEICで高得点を取るためには、英語力一般を挙げるのではなく、TOEICという枠組みの中での戦いで成果を上げるための能力を挙げていくことが重要になるのです。
次回予定
・TOEICの「偏り」に慣れるための有用なツールについて
・ツールの有効な使い方
・Part別のテクニックについて
これらについて、お話ししたいと思います。
この度は、最後までご覧下さりありがとうございました。
まとめ
TOEICには、誰でも最短距離で得点UPできる、再現性の高い効率的な勉強法があり、その理由は、記号選択制の資格試験であるからである。
この性質によって、TOEICでは繰り返し同じような問題が出るし、出題される場面も限られている。
そのため、そのようなTOEICの出題の「偏り」を把握して「慣れる」ために有用なツールを用いて対策すれば、短時間で得点UPできる!
そして次回は、その他の有用ツールの紹介と使い方をご紹介します!
この度は、ご覧くださりありがとうございました。
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