レストランで、靴底が剥がれてしまった! 意外と納得した店員さんの助言
旅行先の昼めしレストランでの食事がおわったシチュエーション
「さあ、また電車に乗らなきゃ!」と会計を済ませて店のドアを出ようとしたとき、
足裏に地面がくっ付いたような違和感で、靴を見下げたら、なんと靴の裏がかかとを残してべらっと剥がれているではありませんか!
『あ、やべぇ』『なんでこんな時に・・・』
この靴は、高価ではなかったけどスタイルと履き心地が良かったのでもう何年もよそ行きの場合だけに履いている
べらっと剥がれた部分を見てみたら、やっぱり年季が入っている
ソールと靴とは接着剤で着けられていて、
それが何年もかけてチョロチョロ剥がれ、お店のドアから出ようとした瞬間に最後の接着が剥がれてしまったようだ
『どこかに靴屋はないかな?』『お店の人に聞いてみよう』
「あの、靴がこんなになっちゃって・・・」とまだ言うことも終わらないうちに、
店員の人は想像とは違う応えが返ってきた
「オー!それね、下の階にコンビニある、そこで接着剤買って着ければ大丈夫ね」
店員さんはネームプレートにカタカナで名前が書いてあり、たぶん外国の人
靴が壊れたら、買い直す、じゃなくて
壊れたら直して使う、
それも、丁寧に直すんじゃなくて、手近にあるモノを使って簡単にスグ直す
この人のアドバイスは実際的な、しかもスグにできる、思いつかなかった解決策だ
「ありがとう、そうする」
と言って、店員さんが言っていたようにコンビニで接着剤を買うことにした
かかとだけついているソールがもっと剥がれないように足を引きずって歩いて、やっとファミマを見つけた
そこで二種類あった瞬間接着剤のうち高い方の600円するゼリー状のヤツを買った
液体のヤツでは靴底に吸い取られてうまく着かないと思ったから
お値段2倍するけど、ここでケチらない方が後悔しないと直感した
購入したあと、また足を引きずってファミマの外に出て、
壁にもたれかかり、靴を脱いで、
接着剤をべたーってソールの内側に塗った
もうちょっと広い範囲塗りたかったけど、もう接着剤は空になってしまった
なんか中途半端だけど、主要部には塗れたと思う
とりあえずそのまま靴にソールをつけて、靴を履き、5分ぐらい剥がれた部分に体重をかけていたら、
なんか接着された予感がした
時計を見るともう電車に乗る時刻が迫っていた
恐る恐る歩き出した
靴底はなんとか剥がれ再発は免れているもよう
その後、電車で2時間ぐらい揺られ、目的地で靴を脱いで様子を見てみたら、接着剤の塗り方が雑だったからソールの縁は浮いていたけど、中心部はだいぶ強力に接着された感じの出来栄え
応急修理のつもりだったけど、これなら靴の寿命をまっとうできそうか
その後2泊3日の、しかも歩行距離の長い旅行を無事にこなし、無事に自宅へ戻って来られた
あのレストランで、あの店員さんに会わなかったら、きっと私はたぶん数千円の出費をして、しかもあまり気に入る靴を買えなかったと思うけど、
こうして応急修理ながらも、気に入っていた靴でまだ歩こうと思えるほどになっていた
こんな出来事が、旅行中の一期一会での思わぬ拾い物という、良い一例なんだと思いましたもんで、
今日noteしました
これがコンビニで買った瞬間接着剤 ゼリー状