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躺平(タンピン)主義を妙に同感!と思ったもんだからnote

今朝、いつものように目覚めのベッドに座りながらスマホ記事の中を徘徊していたら“寝そべり主義”記事を目撃し、読み、そして「そうだ!」と感じた。

日本語訳では「寝そべり主義」、オリジナルの中国語では「躺平(タンピン)主義」というこの考え方を、今日知ったところなのでこれが賞賛に値するのか?単なる堕落なのか?は未解決な案件なのですが、少なくても気になってもっと調べてみたくなった思想または行動方針なのでここにnoteします。

目撃した記事は以下。

単に寝そべっているだけのことならこうも食指は動きませんが、上記記事を閲覧すると、躺平主義についての基本姿勢がこのようなものだと示唆する説明が載っています。(以下日テレニュース記事からの引用部分)

2年以上仕事がなく、ずっと遊んでいるけれど、私は何も間違っていない。いつも周囲との比較や伝統的観念から圧力を受ける。人間はそうあってはならない

これを読んで思い浮かぶのは1060年代に一世風靡したヒッピー文化。ヒッピー文化はそれまでの伝統的西洋文化に反発して真逆の思想で行動を始めた、当時主流の正当派からはイカレたバカ者に見られた新しい、しかし流行りの価値観だったと思う。これと躺平主義は同じ系列の思想や行動なのか否か?

まあ、どっちでもいいのかも知れないけど、確立して「正しいもの」と世間の同調圧力で勝ってに決められた価値観に遭遇すると、反発して逆らいたくなる人が出るのは世の常なきがする。

しかし躺平主義の優れたところは、横たわっているだけで特に何もしないという具体的行動が基幹となっているところだという気がする。中国国内は昨今のニュース報道では、当局の締め付けが厳しくなり、アレはしてはいけない、コレもしてはいけない状態であり、ここに逆らった行動をすると公安に取っ捕まるらしい。しかし何もしていなくて横たわって考え事をしているだけなら安全だ。

横たわりながら考え続けて出てくる結論が、自動車は買わなくていい、結婚はしなくていい、競争と見ればこれを避ける、欲は捨てる、このようであれば当局も取り締まるべき法律根拠もないだろうから躺平主義の進展にしばらくは「そんな考えアカンでしょ」と釘を差すぐらいしかできないのではないかと思う。

さらに、横たわって頑張らない主義の躺平は日本でも、あまり脚光を浴びてはいないものの「頑張らない」とかいうキャッチフレーズによって目立たないながらまん延しているライフスタイルのひとつになっているような気もする。

私もカイシャをリストラ退職したことを契機に、あまり期待しなかったけど再就職も断念してその後は躺平ライフスタイルな毎日になった。この記事の最初に書いたように、朝起きて目覚めのベッドに座りながらスマホ記事の中を徘徊するということを毎日欠かさず続け、単に記事を眺めるだけでなく、そこから連想したり空想したり、そんなことを一時間ぐらいかけて躺平しながらある種研究活動をしている。私の場合はこのライフスタイルが性に合うから続けているたけなんだけど、アレもするな、コレもだめ、しかしこのように頑張れ、奮闘しろ!という世間の圧力下ではさらに躺平主義でそれに反抗しようとする野心には想像以上のしたたかさが要求されるのだろう。

私は躺平主義が「タンピン」とかいう言葉で日本にも流れ込んできて多く語られることにつながるのではないかと思う。

上述したリンク先記事に書いてあるような躺平主義の思想や価値観は立派であると私は思うしそういう主義を元にしたライフスタイルはいいと思うけど、それは経済最優先のニッポン(中国も同様な気がするけど)では、それが蔓延すると少子化問題が更に重症化する懸念があることを察知したためか「ひきこもり」とか「ニート」とかいう人達と、躺平に似たような前向きな者も、何らかの手助けが必要な者も一緒くたにされて「手を差し伸べて直すべき人達」と既に世論がそう織り込んでいるから躺平主義はそのまんまでは日本で広まらないかもしれない。

話しは少し飛躍するけど、最近NHKで「2030」っていう主に環境問題を扱った特集番組をやっていて、それを観る機会がある。SDGsがこのところ軌道に乗ってきたみたいで、その一環でこうした将来の世界を危惧する内容の番組が放送されるようになったと思う。この2030年までに何とかしなきゃ将来の地球は無いよ!というのは私は賛成してそのように行動していいと思っている人なのですが、この行動に躺平主義はよく当てはまるのではないかと、今日そう思った。

もし世界中で躺平主義が蔓延したら、きっとみんな貧乏になていくと思うけど、買わないようになるから捨てるものもとても少なくなっていくと思う。そういう意味でも躺平主義はまんざら捨てたものではない。

そんな気がした今日の朝でした。

さらに躺平主義について調べていきたいと思います。


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