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「結局一人で全部やることになる」をイメージしておく個人行動戦略の大切さ
今日noteしたいことは、
自分一人でやりきれないことをみんなでするのは無念を招く危険を負う、ということと、
ではどうすればよいかという話です。
特に過去に「最初はみんなと一緒に協力して始めた活動が、そのうち結局自分一人でやるハメになってしまった・・・」という苦い経験を持つ人、こんな人を想定しました。何を隠そう私自身がそんな経験を何回も持っています。
上手くいかない、こんなはずじゃないかった、という経験が複数回思い浮かぶ人は「みんなで一緒に」を過去と同じように始めてしまうと、また苦い経験の再来になると思います。
その原因は①自分自身にある場合と、②時間の長さがそうさせた、という二種類あります。
私の場合は①の原因でそうなったことが何回もあります。他の人がついて来なくなったというものです。②も最近1回経験しています。数年間同じ活動を仲間と繰り返すと家庭の事情や、昨年からは「コ口ナ事情で」、とか、「もう歳なので引退します」とかいろいろ個人的理由を告げてサヨナラしていく人が出ます。後継者は入って来ません。
①にしても②にしても、自分ではどうしようもなくて去って行く人を止めることはできません。「頼むから残ってくれ」と懇願することは相手に高い負担を与えてしまいます。だから自分一人でやるしか方法が無くなってしまいます。
で、どうするか?
最初から結局自分一人になる、とイメージして活動にとりかかりましょう!
結論はこの通りです。
身もふたもないように感じるかもしれませんが、やりようがあります。
1.自分がその活動のリーダーをやりましょう
もしリーダーになれない、あるいはリーダーになりたくない場合は、最後まで活動に残っていたらいろんな役割をやらなきゃしょうがなくなります。それでも良ければリーダーと運命共同体でやり抜くようリーダーをサポートし続けましょう。さもなければ誰かが去ったら逃げ遅れないように自分もさることです。
2.自分一人で何とかやれる範囲までの活動に抑えてやっていきましょう
ここから先は自分が活動のリーダーになった前提での話しです。
リーダーは全部できるスーパーマンではありません。自分の技量を越えたことは扱わず、全部自分の身に降りかかっても大丈夫だ!と自信が持てることしかやらないようにしましょう。もしこの範囲を超えたことを他の誰かが提案してきたら、それを自分が学んで習って自身で出来る技量を一番に手に入れましょう。それができそうな内容なら「やってみよう!」と決心できます。が、明らかに「それは無理」、あるいは「そんなのやりたくない!」と思ったならその提案に反対してボツにしましょう。
こんなふうに時としてリーダーは権力を振り回すときがあります。滅多にそんなことしないけど反対すべきものに対しては、早く、初期のうちにボツにしましょう。
3.コアなメンバーは最優先に大切に扱いましょう
リーダーは活動が進む方向を「あっちだよ!」と示し、他のみんながそっちに進むように仕向けることが大切です。
しかし進む方向をリーダー自身が発案して決めなくていいのです。誰に進むべき方向を託すかというと、メンバーの中のコアな人です。その人が幸いにも「あっちへ行くのが良いと思う」と言ったら、悩むことなくその方向に進路を取るよう舵を切りましょう。その方向に舵を切れば、進路を強力に進言する人はリーダーの自分自身と、そのコアな人の2人になります。他の人の意見はバラバラか「お好きなように」のどちらか。進むべき活動方向はこれで盤石になります。
4.時が進んだら、この先一人になります、をイメージしましょう
活動がプロジェクトではなくて毎年同じような定例活動みたいな内容で繰り返し実行するような場合。こういう活動は地域活動などでは定番ですからよくあります。何年か経ったらおしまいというのではなくて、ずーっと続けるような、夏祭りとか、合宿とか、地元運動会とかいろいろありますが、特筆すべきは町内会みたいに当番制でやっているものではなくて、サークル活動でやっている場合です。サークル活動は希望者だけが参加しているから、誰か抜けたら誰か別の人が入会するまで活動メンバーは減ります。オマケに歴史あるサークル活動はすでにお局さんがいたりするような煙ったさがあるんでしょうね?あまり後継者が入って来ません。だから自然体で続けていると早晩自分だけ一人取り残されることが現実になります。
「結局、わたし一人になった」「チクショー!!!」なんて思わないで、その先一人で続けて行けばよいのです。
既に上述2項目で、一人で全部できる自信のある範囲での活動内容になっているはずだし、自分の技量も学んで習ってで実力がついているはず。だからもう「一人になったから出来へん」になりません。 全部一人でなんでもかんでもやる個人プレー劇場みたいになっているんです。
こんな具合に本当にできるのか?
出来ているから、ここにnoteしました。
私がリーダーを務める活動は最初は2人、それが最盛期には15人ぐらいに増えて、しかし最近のコ口ナ事情や家庭事情とかで現実私一人になってしまいましたが、一人でやってます。
一人でやるのはそりゃ大変です。大変だけど何とかなっています。何とかなっている理由は前述したように、早い段階から自分でやれる範囲のことを考えて、それをみんなで役割分担して少しづつ担当してやってもらう方式で活動を組み立てていたから続けられました。
今となっては、もう一人芝居の活動が板につき始めましたが、もし誰か帰って来て欲しいと望むとするならばコアメンバーとなってやってくれた1人です。他にまた復帰したいという誰かがいれば復帰を拒まないけど、もう私からは声はかけません。
話しは少し変わりますが、以前にハイブ曲線の話題をnoteしました。
ここで書いたように、ひとは何かを始めた直後が熱気が上がってヤル気に満ちていますが、それ以降は冷めて、飽きて、嫌気もさして去ってしまうものです。そこから先が本当の成長になるんですが、小さなサークル活動みたいなものでは成長軌道に載ったとき、自分一人になっていることが珍しいとは言えません。
それで続けられるように、最初から「自分一人」をイメージしておきましょう。
そうなったときに「こんなハズじゃなかった」と言っている自分をイメージして慣らしておきましょう。そうしたらきっと物事は自分の思う方に進んで行きます。