松葉茶、手軽につくれて秘められた効能がスバラシイ!
ひのき、杉に続けて松葉茶を作って飲んでみました
松葉茶の味は・・・
なんということでしょう!
松葉茶は甘いのです♡
この甘味の成分は何か?とネットで調べてみましたが・・・よく分かりませんでした
しかたないのでChatGPT先生に質問してところ
松葉にはブドウ糖や果糖が少し含まれていて、さらに含まれているグルタミン酸やテルペンという松の精油成分が関係し合い甘味を醸し出しているらしいことが分かりました
世の中には「松葉サイダー」という飲み物があるそうで、これは松葉を砂糖水の中に浸して加温すると、不思議なことにサイダーができる!ということなのです
これはサイダーなので、その味はたぶん飲まなくても想像できると思います
そのサイダーの炭酸を全部とばして残った飲み物が「松葉茶」と解説したら・・・想像つきませんか?
松葉茶の甘味はそう強くはないので、健康志向の人にはほどよい、しかも上品な甘みのまろやかなお茶という感じがします
松葉茶の作り方は・・・
空き地や道端に生えている松の低木から葉っぱの部分をいただいて、「干物ネット」に入れ、一週間ほど乾かし、それを煮出せば下の写真のような松葉茶ができあがります
色合いは薄い緑茶のようです
健康志向といえば、松葉茶は魅力的!
「山年園 お茶コラム」というサイトがありまして、この中で松葉茶の効能について書かれていまして、それを見てビックリ!するやら感激するやら♡
そのサイトによると、松葉茶の栄養成分として「スラミン、クロロフィル
、ケルセチン、ビタミン類・ミネラル類」があげられています
クロロフィルは葉緑素、ビタミン・ミネラルは良く知っている栄養素
ではスラミンとは・・・
スラミンについて「スラミン(Suramin)は抗ウイルス・抗寄生虫の薬で、アフリカでは寄生虫の感染症の治療に使われています」とあります
今話題の「抗ウィルス」がここにある!!ではありませんか♪
しかも抗寄生虫薬でもあり、アフリカで使われているなどと聞くと、私は北里大学の大村智博士が発見した抗寄生虫薬のイベルメクチンを想像してしまいます
さらに、ケルセチンはタマネギにも含まれる成分ですが、最近のX(旧ツイッター)に、亜鉛+ケルセチンが有効な組み合わせらしい話題がポストされておりました
松葉茶を飲んでいれば感染症にかからない?とは言い切れませんが、なんか良さそうな雰囲気を感ぜずにはいられません
とにかく松葉茶は簡単ぞろい
1.松葉を探して集めるのが簡単
松の木は、空き地や森や山を切り開いた場所に、最初に生えてくる樹木のひとつです
これをパイオニア種の樹木と言いますが、まさにパイオニア(先駆者)として道端など手の届く場所に低木が見つかるので、けっこうどこでも生えています
だからその葉っぱを採集するのは杉やひのきよりずっと簡単です
2.乾かすのが簡単
杉やひのきの葉は枝から広がってついているので、嵩張り、乾燥するには細かく切ってやらなければならないでしょう
特に杉は葉先が針ですから扱いずらいです
その点、松葉は穂のようにシュッとした葉っぱが束で枝についているので、枝先だけ採集してくることが簡単です
3.飲むのが簡単
優しい味です
だから「こんな苦い味、飲めない」という非難を浴びることはあまり無いでしょう
ちょっと郊外に住んでいる人なら、里山の周辺の道端で、
散歩ついでに松葉を一袋採集し、
それを持ち帰って、乾燥させ、
その後一週間ぐらい、松葉茶を楽しめる
こんな松葉茶ライフがタダでできるなんて!
しかも健康にいい
松という樹木は、たとえその近くに松茸など生えていなくても、人の役にたつ身近な植物なのですね~
あと、災害時にも役立つかも
震災などの災害時には、食べるものに精一杯で、飲み物にまで気が回るかどうか?
でもその辺に生えている松の葉っぱからすぐにお茶が淹れられたら・・・
しかもそれが健康にいいのなら・・・
その辺の松の葉でもお茶にして飲もう!は役立つかもしれません
松葉茶で市販品を探してみると、上のように焙煎してあるお茶が目立ちます
なので、こんど私も自分で摘んできた松葉をフライパンで焙煎して味わってみようかと思っています