「自宅を買った」後で気付く失敗談 大小取り混ぜてnote
「建築協定」がある土地を買ってしまった(後悔 大)
「住む人の、自由を奪う、宅地規制」と、一句読めてしまうほど悩まされるのが「建築協定」というもの
これにより最低敷地面積の他に、建物の色や屋根の形まで規制をかけている
しかも住民が自ら決めた「協定」ですよ方式で規制をかけてしまっている
いったいなぜ?
理由はぜんぜん分からない
これにより自分の好みの壁の色にしたい!とかいう願望は「ダメです!」になる可能性も
でも、壁の色ぐらいなら「ま、いいか」で妥協することもできるでしょう
問題は、建築協定には10年毎とかに更新作業があること
その時期が来ると、何を変更する、しないを住民を集めて会議して、新たな改訂版をまとめ上げて役所に登録しなければならない、こういうたいへん面倒な事が発生します
これを誰がやるか?というと、時の町内会役員の誰かです
私は不幸なことに、過去この役を引き受けました
更新案を書き上げるのは当然一苦労
住民を集めて検討会議を開くのは二苦労
やっとまとめたかと思ったら、更に規制を強めろ!と煽る石頭人物も出現
そういう阿鼻叫喚の中で、期限までに協定書案をまとめなければなりません
これ、ふつうに会社の仕事とどっちが大変か!?みたいな仕事量です
私はもう二度とこれ、やりたくありません
また10年後にもしかして私にお鉢が回ってくるかもしれません、恐怖です
いっそ引っ越しちゃおうかな!?と思うほど
もし私が仮に次の自宅に買い替えることがあったら、絶対に建築協定のかかった地域は外します
新築物件を買ってしまった(後悔 中)
なぜ私は新築物件に目が行ってしまったのでしょうか?
『中古は嫌だなぁ』
よく考えも調べもしないで中古物件は古いから嫌、新築がいい、みたいに軽々しく思ってそのまま行動に出てしまいました
その後、不動産屋さんの広告を見て、中古を買って居ぬきで使えば新築の半額で買えたことが判明
そのお金があったら・・・
無かった人生の方は考えても仕方ないです
その後に親が他界して私は築35年の実家を相続するハメになりました
売ろうかどうしようか?
悩んだあげくやはり相続したお金で内装リフォームしましたが、
間取りをすっかり変更して、まるで新しいお家なのに、お値段そんなに高くなかった
今は子ども世代がそこに住み内装フルリフォームした家で楽しく暮らしています
なぜ自分は新築一択で家を決めたんだろう?
ちょい後悔してます
その家で先々自分はどうしたい、という「ビジョン」を考えなかった(後悔 中)
私は日曜大工が大好き
そのクセに日曜大工をやる「場所」のことを考えなかった
『それは庭でやりゃいい』とだけ考えていた
それで建物を後ろ寄せにして、広い庭にしたのだが、
今思えば庭はそんなに広くなくとも、駐車場を広くしてガレージにして、ここを自分の隠れ家に作っておいたら、もっと幸せな人生だっただろう
広いガレージを作れる駐車場付き中古物件を買い、浮いたお金で隠れ家を作っていたらなぁ・・・
庭は隠れ家にならないんです!
だから今は後悔先に立たずの心境です
便利さより自然環境を重視した(後悔 大)
私は幼少期から東京のベッドタウンに住んでいたので、山や川に憧れていました
自室から山を眺められたらどんなに素敵な毎日になるだろう・・・
今の自宅のそばには山があります
念願叶いました
が、窓の景色は、そのうち飽きる、これに気づかなかった
今の自宅は駅からバスで30分
正直不便です
でも今は車があります
しかし私よりもっと高齢のご近所さんは「車が無いとここは生きていけない」とかつぶやいて街中に引っ越して行く人けっこういます
私にはもうそんな引っ越すお金ありません
そういうことで、少子化で減便されたバスを使いこなせる『バス路線リテラシー持たないと!』と思ってます
でもこれからアタマはどんどん性能低下・・・
だから不便さはずっと心にのしかかったままです
もっと駅に近い場所で探すべきだった
壁内配線に何~んにも疑問を持たなかった(後悔 小)
電話線もLAN線も短期間で二度と使わなくなるんです
IT技術は日進月歩で、今まで必要だったものはすぐ不要になります
だからわざわざ壁の中に配線して、端子を体裁よく付ける必要はありません
だからそんなものをお金かけて壁の中に配線することは無かったのです
今は無線、電波が飛ぶんです
その一方で、電源は欲しいところに欲しいです
だから家の中に電気配線は要りますが、臨機応変にいろいろな場所にコンセントを増設や移動させたいわけです
それが壁内配線になっていると、これまた融通効きません
壁の中配線でなくて、電線管の中に配線を入れ、それを天井や壁に沿って配管したら、もっと後からコンセントのアレンジする時は簡単だっただろう
こう思ったわけです
ついでに電線管も赤や黄色に色を塗り「機能の美」として部屋の彩にしたらよかったなと
散水栓は裏庭につけるべきだった(後悔 中)
これも、よく考えないで決めてしまった後悔のひとつ
何で台所口出たところに散水栓付けてしまったのだろう?
散水栓は「屋外の蛇口」
よく台所の扉の横に散水栓がある住宅見たものだから、なんかアタマ摺り込まれてしまったのか
よく考えもせずに「散水栓は台所扉の横につけてください」「ハイ分かりました」と住宅会社の人に言ってしまいました
でも、これが欲しい場所は庭なんです
そんなことはスグ分かるのですが
台所扉の横に散水栓をつけたのは、きっと昔は泥のついた野菜をここで下洗いした名残かなんかではないでしょうかね?
駐車場と玄関を遠ざけた(後悔 中)
車はここに、
そして玄関はここ
その間の「動線」をまったく考えませんでした
シチュエーションは雨の日
車で買い物から帰ってきました
駐車場に止めました
車から雨の中に出て、急いで後部ドア開け、買い物荷物出して、ドアバタン!と閉めて、玄関まで雨の中を荷物抱えて走る!
こんな苦労がそれからずーっと
もし玄関先の庇にかぶさったカーポートの屋根があったら、
雨にまったく濡れずに車から玄関まで余裕で歩いて来られる
こんなふうにレイアウトしてちょうだい!と、住宅会社の人に言っておいたら・・・
今はもうその思いだけが置いてきぼりです
地震に強い家に拘り過ぎた(後悔 小)
我が家は当時は『地震に最も強い家』と呼ばれていました
それが気に入って、きっと近いうちにその真価を発揮する場面があるだろうと期待じゃなくて心配していますが
家の作りは独特な工法がとられていまして、その独特性のために、
リフォーム制限が多くて実質間取りはもう固定されてアレンジできません!という事態がその後判明しました
家って、20年も経つとリフォームしたくなるんです
子どもは独立するし、
キッチンやバスルームは便利な新型が登場するし、
齢とって、いろいろ不便なところも悲しいけど出て来るんです
そういう時に『リフォームはダメ~』ではちょと困る
まあ畳部屋を板の間に、ぐらいの軽いリフォームは出来るけどね
失敗談もどき
失敗したか!と思ったけど、そうでもなかった例です
(1)ソーラー発電を屋根につけた
これを取り付けた2005年頃は、余剰電力の買い取り価格が良くて、年間で15万円ぐらい儲かったですが、今は年間1万円程度
しかもパワコンの寿命が近づいたので30万円払ってそいつを更新しました
そういうわけで、ソーラーシステムを設置した工事費は、今でも余剰電力売電では元をとれていません
でも、最近では節電に貢献してくれてます
ソーラーシステムでの発電は、まず自家で使ってしまった余りを売っているので、自家で使った電力は、まさに自給自足みたいに使ってその分節電できているんです
これ、電気代の高くなった昨今では実に助かってます
ついでに、古いパワコンを新しいものに換えたら、発電効率が高くなったのか!?よく発電するようになりました
(2)子どもはやがて巣立つのに4人分の部屋の家を買った
子どもが巣立つと、それまでの家が夫婦2人では広すぎるようになりました
実に無駄な気がします
だから後悔しかかったのですが、
誰かが「孫が進学で、孫の母である娘の実家のこの家に、間借りしにやって来た」とか言っていました
ウチも考えてみたら将来同じようになるかもです
またウチに、18歳ぐらいになった若い孫が、一緒に住むようになるかもしれないです
その時には、またウチの家も3人家族で少し狭く感じることでしょう