アーリーリタイア切望派のアタマの中
アーリーリタイア切望派のアタマの中解説太古より人は権力闘争に明け暮れ、また資産を肥やし裕福な暮らしを追求してきました。
世界あまた、一度権力の座に着いた人がなかなか引退しないことも珍しくありません。
最近のニュースを思い出してみると落選後も次回再選を狙う大統領、就任以来四半世紀も大統領の座に居座る人物、それに最近の総理大臣。彼は突然辞める決心をいたしました。彼の本音ないかなるものだったのでしょうか。
このように一旦就いた「座」からなかなか辞めようとしない、何が何でも続投したがる、この気持ち、私は理解できないわけではないけれど、どうにも腑に落ちません。なぜ辞めたくならないのか? 辛いことも多かろうに、自由の身になりたい私の感覚とどのぐらい彼らは隔たりがあるのでしょうか。
ニュースで彼らの話題が登場する度にそんなことを考えているので、ここらでそんなアーリーリタイアを切望していた自分の視点から彼らの行動を眺めたnoteを試しに書いてみたいと思います。
1.大変な仕事を更に続ける苦痛が無いのだろうか
仕事が楽しい、面白い、時間が経つのも忘れてしまう業務に巡り合うことは稀有ながらあると思います。しかし仕事は基本ひとさまに奉仕してナンボのものだから時に気乗りしない仕事、もう二度とやりたくないと感じる人の方が多いのではないでしょうか。しかしそんな「誰かの役に立つ」仕事にやりがいを感じるのは人の常。それは極めて健全な精神だと思います。
ただ無制限にそれはできないだろうと私は考えていました。今日も明日も頑張って社業に励もうとは考えるものの、10年後にもこうやって毎日耐えていられるか?私の答えはノーでした。私に限らすノーな人が多数派と思いきや世の中イエスの人が多数派。上述大統領はまさにその代表だろうと私には見えます。
世界中の大統領、社長さんなどなどトップに君臨して日夜休まずに仕事に明け暮れている方々、ふと『もうこんなシンドイ毎日から抜け出して毎日が自由時間の暮らしに浸りたいと思いませんか?』こう尋ねてみたいような気がします。
2.飽きないのだろうか
同じ仕事を毎日毎日繰り返していると、新入社員でも次第に慣れて上手く仕事がこなせられるようになります。手際もよくなり、いちいち考えなくてもいわゆる「体が覚えている」行き届いた仕事ができるようになります。いちいち考えないということは頭脳に余裕ができ、つい仕事中に余計なことに考えが向く。そうすると今の仕事の世界より魅力的な行動が見えてくるようになり、それがつのると今の仕事が急に退屈に思えてしまう。こんなふうに仕事の「飽き」は頭をもたげて来るものです。
昔、同じ職場に腕利きの技術者がいました。彼はたたき上げ。彼にその道の仕事をさせたら間違いないとの評判の技術者でした。ある日に彼と雑談していたところ、彼の口から「オレはもうこの仕事飽きた!もう30年もこんな仕事ばっかりや」とグチを吐きました。それで彼は別の何をやりたいかの話しはありませんでしたが、彼は慣れて人並外れた固有技術を持つ優れた技術者という立場にあっても「もう飽きた」という感想を隠せなかったわけです。それ、私には同じ体験はありませんがよく状況は分かります。
彼の場合は人並外れた固有技術を持つ優れた技術者でありながら処遇がついて来ていないというのが背景にありそうでしたが、果たして処遇を上げたらそれで解決になるでしょうか?私の答えはノーです。
同じような仕事は3年もやっていれば最初は憧れたかもしれないけど、やっぱり飽きるでしょ、というのが私の感覚です。
3.他にやりたい事が続投でできなくなる不幸は感じないのだろうか
かつて会社員だった私の心中に、ある心配事がありました。
今の仕事には慣れたので、特に苦痛無く毎日の業務をこなして給料は貰っているけど、このまま歳を取ったらその後にいったい何が待っているのだろうか?
この気持ちに答えがなかなか見つかりませんでした。巷の常識では歳を取るほど転職は難しくなる。歳取ってから新しい事は学びにくくなる。更に老害やら何やら良くない現象が自分に出やすくなるかも知れず、そんな妄想によって焦りました。
しかし一方で最近では大統領も大臣も社長さんも長老ばかり。彼らは死ぬまで現役に賭けているのかもしれないけど、一般の会社員は「死ぬまで現役」イコール死ぬまで今の会社の社員でいられるでもありません。どこかで俗に言う第二の人生に乗り換えることが必然なのです。しかも第二の人生イコール悠悠自適でも無さそうでえすよ! ここは強く主張しますが辞めて無いもしないで暮らせる人は、そのような「何もしないで幸せ」という能力を持っていることが大変重要です。ですがそのような孤高をエンジョイするチカラの持ち主は稀有です。
なので、今の仕事をそのまま延々と続けていたら、他が何も手が付けられずに「・・・あれもこれもやりたかったなぁ」という最期の言葉を言う日が来てしまう妄想。私はそういう妄想に取り付かれました。これが最大のアーリーリタイアする意欲でしたが、そう思う人は少数派なのでしょうか?
4.なぜ今が辞めるチャンスなのに、辞めようとしないの?
大統領や大臣が落選してもまた出馬しようとしている(出馬しようとしていた)。これチャンスを逃している!と思ったのは私の他に何人ぐらいいるでしょうか?
①また当選したらもうしばらくリタイアできません。当選後に辞めたら何で仕事ホッタラカシにして逃げるんだといった非難轟轟です。
②それより良いのは落選してそれを機会に辞めることです。競争相手からはボロカスかもしれないけど、大方「ご苦労さま」となってハッピーリタイアできます。サラリーマンでは定年退職とかがこれに当たるでしょうか。
③辞める気満々であれば、相手から「辞めさせられた」というのが一番です。自分はまだ「今後もやりましょうか!」とやる気を提案しているのに相手から「いや、もうやらなくていいです」と言われて辞めることこそ最高に周辺関係者、会社員で言えば家族や身内が諦めてリタイアを受け入れやすい環境です。
この③の辞め方はもっと意識されてもいいのに!私はそう思います。
思いつくままいろいろとnoteしmした。要約すれば、この先も今までと同じく「いろいろできる」わけではないからどこかで今の自分に合った、今を除いてもうチャンスが無いかもしれないことに考え方をチェンジして進路修正を画策することは大事だと思います。
つまり今後の自分の老化を直視して、別の暮らし方、働き方に早くチェンジもしくは複線で行動を始めた方がいい。そういうふうに思います。
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早いセカンドライフの入門note
早期退職後にセミリタイア、身の丈起業、社会貢献事業など、稼ぐことを主眼に据えないライフスタイルを望む方々へ、主に定年後ライフを想定したステ…
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