来週65歳の誕生日、だけど年金の悲報が今日になって発見される!!
私は来週に65歳になる人なので、本来なら老齢年金を本格的に受給できるようになります
でも私は繰り下げするつもり
『70歳まで受給開始を遅らせる「繰り下げ」の場合、その後の年金受給は65歳開始の場合より42%増えます!ということだから、これを狙って繰り下げするつもりです
しかし今日、急に気になったことは、今年度は老齢基礎年金)の年金額がほぼ2%引き上げられたという事実(67歳以下では2.2%、68歳以上では1.9%)
つまり物価上昇によって物価スライド制が発動されて、支給額が上がった!こと自体はいいのだけど、この物価スライドはおそらく今後毎年のように発動されて、年々支給額が増額されるのではなかろうか?
そうなると、70歳で給付を開始したとき42%給付額アップというけど、元になる年金額は、自分の65歳時点の年金額(私の場合はまさに今年2023年度の年金額)ではなくて、支給開始時点の70歳での(毎年の物価スライドが反映されて増えた)年金額に1.42を掛けた年金支給額になるんですよねぇ?と年金ダイヤルに電話で尋ねた、その答えは・・・
「年金受取額の物価による総額は残念ながら反映されない(私の場合は2023年、今年度の)年金額を元にしてそれを1.42倍したものが支給開始になりますと!!!
嫌な予感がしていましたが、やっぱりその予感が当たっていました
これがどんな影響を私にもたらしそうなのか?は、政府と日銀はインフレ率2%を何としても達成しようとしています
今年までに新型コロナ禍のせいもあってか、目下それより高い物価上昇をまねいている現状で、今後やや落ち着いても政府目標の2%物価目標に入る勢いです
しかも円安は収まらず、この先も値上げは続くことでしょう
そうなると政府にとっては念願のインフレ2%の日本になるわけで、きっと会社員の給料も上がり、年金支給額も上がるのはまあ目出度いという感じなのでしょう
私は5年間年金受給をガマンしたら42%という破格の増額ができるから、まさに繰り下げしようとしています
もし政府の目標通り今後毎年2%インフレが続くと私が70歳になる5年後には今年より10%インフレになっている計算です
今年より42%増額を期待して、実際に70歳で額面は今年受け取るより42%増額になった年金を受け取ることになるでしょう
しかし世の中今年より10%も物価上昇していたら実質42%より減ってしまい30%ぐらいの実質増額にパフォーマンスが下がってしまいます
それに毎年2%インフレ率は政府がそのように約束しているわけでもなく、今後もっと上がる可能性も否定できません
今年65歳から受給開始すれば毎年の受け取り額には毎回物価スライドによる増額が反映されて、実際の物価上昇に近い(現実はマクロスライドよって物価上昇より低くなるけど)年金を受け取れる
例えばの試算例ですが・・・
今年の年金受け取り予定額が年間100万円の人は、今後5年間毎年2%の物価スライドが反映されたと仮定したら70歳までの5年間で
1.104×100万円=110万4千円 になります
しかし70歳まで繰り下げた場合は、元の100万円を1.42倍した142万円にはなるけど、142は110万4千円の28.6%増であり、42%増よりだいぶ低いです
つまり70歳になるまで貯金取り崩しでガンバロウ!と思って始める予定の年金繰り下げは、インフレによって預金残額と毎年の年金増額幅を見比べてずっとヒヤヒヤいるハメになるでしょう
おかげで5年後の私は経済に強くなっているかもしれませんが、現実問題として『ほんとうに年金を繰り下げしていいもんだろうか?どうなんだろうか?を悩まなければならなくなりました
タイムリミットは今年の秋ぐらいまで
対策として、来年、再来年の様子を見て、こりゃインフレはヤバイわ!と思ったら、そこから年金受取開始する
こんな手が残されますが、もしこうしたら我が家の将来生活にそれなりの影響が出そうな気がします
だから何をするか、しないのか、今日のところは年金ダイヤルでの回答にショックを受けて先々不透明感増すばかりですが、
また追々考えます
こういう時に、慌てて「やっぱ来週の65歳の誕生日から年金受け取ることにするわ!」と結論するのは慌てすぎでしょう
年金受取は権利発生日にただちに申請しなくても大丈夫です
(しかし年を超えて請求すると過去分は一括支給になるでしょうから翌年の年金支給額が一括支給分が上乗せになってしまい、そのままでは所得税が多く発生してしまいますので要注意です)