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アイディアのヒント(課題を見つける方法)

皆さんこんにちは、スタートアップスタジオの板垣です。
前回はスタートアップにとっての『良いアイディア』について書きました!
(見てない方は是非👇)

今回は、ビジネスアイディアのヒントについていくつか紹介していきます!

レガシーな業界を攻める

まず、一つ目が『レガシーな業界を攻める』です。
具体的に言うと、進化の止まっている業界、イノベーションが起こっていない業界の課題を解決するということです。

例えば、私が以前インターンをしていたUUUOという企業は水産業にある非効率な点や誰も取り組んでこなかった大きな課題を解決するために取り組んでいます。

具体的には、漁師から消費者に届くまでの流通、取引や注文の効率化です。
なんと、今でも多くの漁業関係者の方が電話やFAXでやり取りをしています。

このようにレガシーな業界では進化が止まり非効率な課題が山積みになっているケースがよくあります。他にも、ラクスルやキャディや助太刀などレガシーな業界を変革する企業は大きな課題に取り組んでいる分、市場でも支持されています。
皆さんも、進化の止まっている業界を考えてみてください!


中間プレイヤーの排除

これは『既存の流通やプロセスの中に存在する中間マージンを得ている企業を取り除いてビジネスや業界を再構築する』といったものです。
先ほど、紹介したUUUOでは
漁師→仲買→荷受け→仲卸→(魚屋)→小売、飲食店→消費者のような魚の流通を漁師→仲卸、小売に直接届ける仕組みづくりで中間マージンを省いた流通を実現しています。
この取り組みにより、中間で稼いでいた企業が無くなることで漁師の方の収入が増え、漁師の収入の低下という課題解決に貢献しています。また、消費者にとっても中間のプロセスを抜くことで、より効率良く適正な質と価格でお魚が届くようになります。

また、Uberも同様にタクシー会社という中間プロセスを省いて、運転手とユーザーを直接繋げています。その結果、ドライバーの時給はかなり増えました。


使われていない資産を利用する

人、モノ、時間において活用できていない資源が存在します。例えば、荷物を配達した後の帰りのトラックや新幹線、電車の人が乗っていない車両は使われていないスペース(資源)です。これらの空いたスペースに荷物を積むことで使われていない資源を活用することができます。

今回の新型コロナの影響でお客さんが来なくなった飲食店やカラオケ店では、リモートワークを行う人をターゲットに空席をワーキングスペース として提供しました。有名なサービスだと、Airbnbの『家の空いているスペースを使った宿泊サービス』やÜberの『タクシーの空車状態を活用したサービス』などがあります。

ちなみにPROCALも現地の人が持っている現地の情報や休日や暇な時間といった活用しきれていない資源を活用するサービスです。
皆さんも使われていない資源が無いかを考え、その活用方法を考えてみてください!


情報を集約する

これは旅行の比較サイトが分かりやすい例です。あらゆる旅行会社や宿泊施設などが旅行プランを掲載していますが、いちいちサイトを飛び越えて比較するのには時間が掛かります。そこで、ネット上にある様々な旅行プランを一つのサイトに集約することで、どのプランが最安値かなどを一目で理解することができます。

他にもトリバゴ、食べログ、価格.comなど情報集約型のサービスは沢山あります。このように、誰もが情報を発信できるようになってネット上に散乱した情報を一つに集約することも課題解決につながります。今後、どのような情報が必要とされるかを考えてみるとヒントが隠されているかもしれません。


海外のサービスを取り入れる

日本の市場で成功しているビジネスアイディアの中に、数年前から海外で成功しているアイディアが多くあります。最近の事例だと、靴のECのロコンドはアメリカの靴通販ザッポスからアイディアを取り入れ、ミクシィはFacebookを参考にしたと言われています。

しかし、この方法は注意すべき点があります。それは、展開する地域の特性を踏まえ、現地のユーザーの期待するUXに合わせることです。海外で成功している事例をそのまま市場に用いるだけでは上手くいくとは限りません。改めて、展開する現地で検証をすることでその地でPMFを達成できます。海外の情報を積極的に取り入れることは、他と差別化するにも良い方法だと思います。


市場と市場を結ぶ(供給過多と供給不足)

分かりやすい例は、『ネイティブスピーカーと英語を勉強したい人を繋ぐサービス』です。日本では英語のネイティブスピーカーが不足しており教える側が少ない(供給不足)ですが、海外には山のようにいます(供給過多)。
この海外にいる多くのネイティブスピーカーと日本人の英語学習者をマッチングすることで、市場と市場のギャップを埋めてビジネスチャンスに結びつけることが出来ます。


組み合わせ(コンビネーション)

異なる分野で使われているサービスやプロダクトを組みわせて価値を提供するアイディアです。
最近知った面白い組み合わせは『お寺×婚活』です。想像もしなかった斬新な組み合わせに驚きました。しかも、結構参加者も多いみたいです。

このように、新しい組み合わせから新しいビジネスは生まれます。
孫正義さんは、300枚のカードに既存のサービスやプロダクト、事柄を書いて、そのカードから2、3枚を引いて組み合わせることで新しいアイディアを生む訓練をしていました。
この方法で、「関数電卓」「辞書」「スピーチシンセサイザー」という3つの単語を組み合わせて考えた結果、『音声装置付きの多国語翻訳機』を発明してシャープに売り込み、資金を調達しています。(凄すぎる、、)


普段の生活にも多くのヒントが!?

今までの記事でも何度も強調していますが、プロダクトやサービスが市場で支持されるには課題の質とソリューションの質が重要になります。つまり、アイディアを思い付いたところで実際に課題が確認できなければ意味がありません。

そこで重要になるのが課題を発見することです。その課題は生活の中に隠されています。友達や家族など身近にいる仲間が困っていることや外出した時に人を観察するとヒントが隠されていると思います。私が取り組んでいるPROCALも、スマホを眺めながら困った顔をしている訪日外国人を見たことがきっかけでした。

また、外出しなくてもSNSの中にも、課題を抱えた方が呟いていたりとヒントは沢山あります。是非、アンテナを張ってヒントを見つけてみてください!


皆さんの貴重なお時間を使って読んで頂きありがとうございました!!
少しでも学びや発見があったら嬉しいです!

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いつでもリクエストや質問、相談受け付けます!

では、また来週。お元気で!





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