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とりあえずやってみる

人生ぼーっと生きてきた割にはどうにかなっているなと思っている。やりたくないことを一応やってみた時もあったが、それはまず長続きしない。とにかくやりたくないと一度でも思ったことをできない極端な性格なんである。

これについては努力でどうにかなるようなものでもなかったので、個性として受け入れた。社会に合わせようとかそういう気を起こすと逆に迷惑をかける。やれることをやったらいい。まあなんかできることはあるだろうという楽観的さが常にある。

毎日決まった時間に起きたりする体力にもそんなに自信がない。なので自由にやっている今でさえ夜に飲みにいったりするのを控えるほど。最初から自分の力量をある程度知っていたので、多大な期待をしなくて済んだのは良かったなと思う。

自分個人のやりたくないこととして挙げられるのは以下であった。

  • 特定の場所に毎日出向くこと(通勤)

  • まわりに人が常にいるなどプレッシャーのかかる環境

  • 仕事環境を監視されている状態

  • 毎日決まった時間必ず働かなくてはいけないということ

  • 仕事を早く終わらせたものの、時間給発生のためその場に拘束されること

大きく言ってこんな感じだった。こんな状態なのに会社勤め(ITだったので社風は自由でそこは助かった)していたときは、本当にしんどかった。なんとかやっていたけど月一回全く身体がついてこなくなる日があった。

皆ができることをできないということは、漠然とした焦りを生んだ。しかしながら生きていくことを考えたら自分に合った環境を構築するしかない。自分の最大手の味方は自分なのだ。それだけはわかっていた。

自分ができないことを考えてもしょうがないので、得意なことを考えてみたときに、以下のようなものが挙げられた。

  • プレッシャーがなければとにかく作業が早く集中力がある

  • そこそこ人当たりがよい

  • 請求書や物品の管理などが得意

  • 数字を見るのが好き

  • 決断力がある

そんなわけで自分に合った仕事とは何か考えてみるために、ある程度会社勤めの間お金を貯めて、私は貯金食い潰しニートをすることにした。無職であることに何の後ろめたさもなかったので、散歩したり図書館に行ったり楽しくやっていた。個人で楽しめる趣味が結構多い方だったので、休みつつも趣味がてら色々なことに挑戦した。

本をたくさん買って多く読むタイプだったので、メルカリで手元の本を売ってみたり(これは結構なお金になった)、ファッションに興味がなくなった時期だったので、一掃しようとコツコツ集めた古着を売ってみたり。

そんなことをして暮らしていたとき、もはや趣味となっている求人観察をしていた。私は元手がかかるチャレンジがとにかく嫌いで、スモールスタートをするタイプだ。webライターというのが元手もかからないし(スクールとか行ったらある程度かかると思う)家でできるかもと思って応募してやってみたりしているうちに、本当にフリーのwebライターとしてもう4年くらい生活している。

最近ではマーケティング業務も兼任している。自分的に無理のない範囲だからこそ、なんとかやってこれた。タスクが多い日、少ない日はあるけど好きな時間だけ働いている。休みも基本自分で決めている。ものに頓着がなく生活費がかなり低いのでできたことかもしれない。(気になるのが食べ物くらい)いまはやっと仕事って自分の裁量である程度できたら楽しいんだなということがわかった。

全体的に大事なのは、とりあえずやってみることなのかなと思う。一喜一憂せずにとにかくできそうなことはやってみて、あとで考えてみるのもいいと思う。軽い気持ちでできなかったらそのときだなという感じで。



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