あの世にも友達がいる
僕たちの大切な兄貴がこの世からいなくなってしまったらしいんだが、どうやら今年で七回忌になるらしい。
僕より10くらい歳上の彼はとても優しくて、一緒にいるといつも楽しくて、よく一方的に家に押しかけては、まだ若くてまとまりがなく、オチもない話をたくさん聞いてもらった。
大体僕は終電を逃して彼の仕事終わりに家に押しかけるもんだから、彼は基本寝落ちしていた笑
それでも話し続けた。厄介なガキだったと思う。
いつも適当な置き手紙を書いて始発で埼玉の田舎に帰って、とくにメールもしなかった