やっぱり、ビジネスパーソンに薦めたい「トレイルラン」~強くするのはカラダ?それとも、ココロ?~
3年前くらいから「トレイルラン」をやっています。
トレイルランとは、山を走るスポーツで、「マラソン」と「登山」を組み合わせたスポーツです。
トレイルラン(トレラン)を始めた頃から、仕事がそれまで以上にうまくいくようになりました。つい最近それに気づき、なんでだろうと思っていたところ一つの結論がでましたので、どうしても伝えたくなり、こうして久々にnoteを開いたのでした。
トレランで仕事がうまくいっていると思った「きっかけ」
きっかけとなったのが、4/4(日)に出場したレース「ULTRUNRACE 50km(D=獲得標高+2450)」でした。
滋賀県野洲市の希望が丘文化公園周辺のハイキングコース1周10km D+490mを5周するというレースです。
完全な雨予報だったのですが、3周目までなんとか曇り、4周目からガッツリ雨になり、ズルズルの山を滑りながら走りました。
ほぼトレイルのこのコースは、登って下りてを繰り返されるコースで、獲得標高2450mという割には、めちゃくちゃキツかったです。
そんな中で、何とか9時間55分かかって50kmを完走しました。
50kmの完走率は、56%(完走18名/出走者32名)だったので、やはり厳しいコースだったんだと思います。(私は16位だったのでビリケツの方…笑)
正直3周目、4周目が一番厳しくて、
「もうこの周でやめよう」
と何度思ったことか。。。
この辛い時にふと思ったことがありました。
「なんで自分がトレイルランをやっているのか」
正確に言うと、
「全く走るのは速くもないのに、レースに出るのはなぜか?」
なぜトレランレースに出場するのか?
その一つの答えが、これでした。
「辛いことから逃げない自分を作るため」
トレイルランのレースは長時間(今回だと10時間とか)を、継続的に力を出し続ける必要があります。
その間に、雨が降ってくるなど外部環境の変化があったり、気持ち悪くなるなど自分の体調の変化があります。
そんな変化に対して、どう対応するかが求められます。
「辛い状況から逃げ出したい」
「楽になりたい」
こんな気持ちと戦います。
やめる理由はいくらでもあるんです。
「雨が降ってきてもう危ないと思った」
「足が痛くなった」
この時に思ったのが、
それって、ビジネスや生活とも同じだということ。
色々な理由をつけて、やめる理由を考えたり。
できない理由を探したり。
ビジネスでは、一瞬の瞬発力よりも、持続力の方が必要とされる場面が多いと思います。(プロジェクトとかでも短くても3ヶ月、だいたい1年以上とかで計画立てて動きますよね。)
ビジネスで、周りの環境(人や組織など)が変わって辛い時。
それは、トレランでは、雨が降ってきた時かもしれない。その時に天気を変えようとしますか?
まずは、レインコートを着ますよね。
それでも、雨が土砂降りでこのままでは自分の命が危険と考えるとレースを辞めて避難しようとなりますね。
ビジネスでは、なぜかまずレインコートを着よう!とならないことが多いように思います。
周りのせいにしたり、周りを変えたがります。
でも、まずは自分の身の回りで対処(レインコートを着るように)して、それから何ができるか考える。
こんな思考法が、トレランをやってから身についたと思います。
トレランレースを走ることとは?
つまり、トレランのレースを走ることで、ビジネスや生活での様々な変化を疑似体験しているのです。
そして、それは「苦しいことを乗り越える体験」です。
これを体験できる機会は日常では、なかなかありません。
脳は苦しいことを乗り越える経験をすると学習します。トレランで疑似体験して鍛えておくことで、実際にビジネスで同じようなつらい場面が来た時に、正面から受け止めて対処ができるようになります。
しかも、トレランだとチャレンジして失敗してもいいんです。
今回は乗り越えられなかったなら、次回頑張ればいいんです。
実際のビジネスだと、一度失敗すると、なかなか次のチャンスはやってこないかもしれないです。
だから、私は速くもないのにトレランレースに出ます。
速く走る必要はないのです。
自分の限界に挑戦して、苦しいことを乗り越える体験をするのです。
(限界に挑戦する過程で速くなればいいなとは思っていますが…笑)
たった、レース10時間で自分の「心」が鍛えられて、仕事がうまくいくのだったらコスパいいと思いませんか?笑
(もちろん、その過程で体も鍛えられます!笑)
だから、トレランは、ビジネスパーソンにはもってこいだと僕は思っています。
ただし!!!!
レースでは苦しみを乗り越える体験をしますが、レース以外の普段のトレランは、純粋に山の景色や爽快感を楽しみます!
多くの方にトレランに興味を持っていただけると嬉しいです。
トレランってどんなものだろう?と思われた方は下記をご参考ください。
楽しさが少しわかっていただけるとありがたいです。