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『スナックワールド トレジャラーズゴールド』をクリアした

やっつけ仕事なので画像はほぼありません。

まずは本作のレビューから始めていこうと思う。

よかったところ

・お気軽ハクスラ
自分がハクスラ系に触れたのは、ポケモン不思議のダンジョン(時の探検隊)以来だと思う。アクション要素もあって楽しかった。

・アイテム集めが楽しい
武器は店で購入するほか、ダンジョンでのドロップによって集めることができる。
防具は素材を集めて生成する。
そしてそれらを素材で強化する。

さらに、同じ装備でも微妙に追加性能が違う。きっと装備厳選が好きな人は楽しいんやろな~、と思う。
が自分はライト勢なので、武器図鑑埋めだけにとどめさせてくれ……

・グラフィックはかなりキレイ
3DSのリマスター版とは思えない。というか一から作り直したんじゃなかろうな。「アニメ版がそのまま動くような雰囲気」という売り文句は伊達じゃなかった。
グラフィック全般は、ミニチュアみたいでとてもかわいい。


ウーン……と思ったところ

<アバター関連>
・能面(まあファンタジーライフもだったけど)
これをプレイし始めたころにポケモン剣盾をクリアしていたのだが、それと比べたらキャラがみんな無表情すぎる……。

・見た目装備とは……?
本作ではゲーム内の時計で毎日切り替わる「トレンド」が設定されており、そのトレンドに合った装備を見た目装備に装備すると、レアドロ確率がアップする。
レアドロ確率を上げるために、好みじゃない服を装備するならまだしも、自キャラに似合わない女装をしなきゃいけなくなることもある。辛い。
顔を好きなようにクリエイトできるなら、服装だってキャラクリエイトの一部じゃないのか?見た目装備ぐらい好きな格好させてくれ。

<ストーリー全般>
全体的に、脚本の稚拙さが強い。
・圧倒的ウンコ推し
小2病向けだからまあしょうがないね。
問題はこの次である。

ウンコを推す割にはウンコで笑う程度の幼児には分からない心が汚い人にしか見えない下ネタ
妖怪ウォッチの「親世代にしか分からないパロディ」は確かに大人も面白がるだろうが、そんな下ネタをテレビモードで流されたら親は気まずくなると思う。

・メタ発言にいちいちキレるマヨネ
なんでメタ発言にキレなきゃだめなのか、自分にはよく分からない。
理由を説明してくれないので、意味なくキレてるようにしか見えない。
そういう突っかかり方をするからせっかくギャグ要素として入れたはずのメタ発言が面白くなくなるんじゃないですかね。

・ビネガーに村を焼かれた人が主人公含め3人もいる件(しかも同郷)
チャップが村を焼かれたのはアニメ観てたので既知だったが、主人公まで全く同じ過去持ちで、あることがあろうことかそれが「途中で」明かされたので、普通にグリマルの自キャラ名義で始めた自分は混乱した。
キャラクリエイトができるゲームで、事前に主人公の過去を説明しないのは悪手ではなかろうか、と思う。

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ちなみに、プロフィールにこんな選択肢が用意されていた。
自キャラはいわゆる魚人設定だったのですごく嬉しかったのだが、まさかこの後あんな設定を後出しでぶつけられるとは、この時は知る由も無かった

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流転のグリマルシェについて、詳しくはこっちの記事をご覧ください。

・NPCたちの「かっこいいところ」「良いところ」が一つも見いだせなかった
全体的に、下ネタも含めてアニメ版が同じくテレビ東京のゴールデンタイムに放送されていた『銀魂』的なノリを目指していたのだろうが、しつこいと思った。
「クズだけど強いしやるときはやる」、「打たれ弱いけど仲間思い」、「コミュニケーションが苦手だけど絵が上手」、「いじめっ子だけど映画版の時は良いところを見せる」……
良いところと悪いところのバランスがあるからこそ、キャラに魅力が生まれるのであって、ダメなところばっかりだと、好きになれるポイントが無い。シナリオでは、だれも良いところを見せてくれなかった印象。

ファンタジーライフのノリに期待してた自分には合わなかった。とくにシナリオが無理……_(:3」∠)_

……と思ってそれぞれのwikipediaを見に行きましたよね。

こっちがスナックワールド

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こっちがファンタジーライフ

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ははーん。

子ども向けと子どもだまし

「子供向けゲームに期待しすぎなのではないか」というご意見を某所で見かけたので、コロコロコミックの編集者さんがとても詳しく説明なさっている記事があったので、抜粋してご紹介しよう。

これが本日私が最も言いたいことなんですけども、「子供向けと子供だまし」という言葉があるんですけども、いったいどう違うのかというのを説明したいと思っています。

コロコロ編集部にはいろいろな企画が持ち込まれることがあるのですが、なんとなくコロコロっぽいという作品を持ち込まれる方もいます。
そういうのを見て、子供向けと子供だましというのは全然違うものだなというのを感じます。

子供向けのコンテンツとは、「大人の自分が本当にかっこいいと思っている(こと)を、分かりやすく伝えているコンテンツ」です。

「これは絶対に子供だってかっこいいと思うはず!でもちょっと難しい(分かりづらい)かもだから、分かりやすくしよう!」これが子供向け。

当然、自分がおもしろいと思わないものは、子供にだっておもしろくありません。
熱も伝わりません。

逆に子供だましとは、「大人の自分はあんまり好みじゃないけど、たぶん子供はこういうのがたぶん好きなんだろうと思って作られているコンテンツ」です。

子供っぽいノリをざっくり想像して、なんとなく子供の好みに合わせて作るのではなく、「子供よ、こういうものがかっこいいのだ!!おじさんが教えてやる!!」という気概くらいが丁度良いのです。

子供にとっても、大人にとってもおもしろいさ、かっこよさは平等です。
だから名作と呼ばれる子供向けの作品は、大人にとっても、かっこいいし、おもしろいのです。

実は本作のコミカライズ版が、そのコロコロコミックでも連載されてたらしいんですよね。そっちは未読なのですけれど、評判はどうだったのでしょうか…… 半ば見えてる地雷にお金をつぎ込む勇気は無いです。

総評

今まで、レンタル武器屋、ファンタジーライフといくつかのレベルファイブから発売されている作品に触れてきた。でも自分が好きだったのはレベルファイブじゃなくてレベルファイブが発売元を担当している各作品のクリエイターさんだったんだな~ということが分かった。ごめんなさい。

レンタル武器屋deオマッセファンタジーライフはいいぞ。

あと、レベルファイブ制作でも面白い作品はあると思うので……今回はハズレを引いてしまっただけだと信じたい。


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