データベース超入門 -3|データベースマネジメントシステムの種類について
今回は「データベースの種類」について整理することで、各データベースがどのような特徴があるのかをざっくりと理解できることをゴールにします。
前回までのnoteはマガジンにまとめました。ご興味がある人間さんはそちらをご覧になってください。
それではデータベースマネジメントシステムという言葉を知るところからスタートしましょう。
( ※ It's about 1300 words, so you'll be able to read it in 4minutes. )
1. データベースマネジメントシステムという言葉を知りましょう
前回のnoteにて、データベースはデータの集まりであることを説明しました。このデータベースを操作するためのソフトウェアがデータベースマネジメントシステム(DBMS, Database Management System)となります。その関係を少し覗いてみましょう。
データベース自体はただのデータの集まりなので、勝手に動き出すことはありません。そのため、人間さんの意図を汲み取って、データベース内のデータを移動する役割が必要になります。そこに表れるのが、DBMSと呼ばれるソフトウェアとなります。
さて、このDBMSさんは日本語はお上手ではありません。ネイティブでお話しできる言語はSQLと呼ばれる言語ですので、人間さんもSQLでお話し(=命令)する必要があります。
データベースの入門本の中にはSQLが必ず出てきます。SQLを勉強するということは、DBMSを通して、データベースにアクセスする方法を学んでいるんだなぁと理解しましょう。
2. DBMSにはたくさん種類があるという話
さて、SQL語が流暢なDBMSさん、実はいくつかの種類があります。まずは大きく分けると、リレーショナル型データベース(RDBMS)と非リレーショナル型データベース(NoSQL)の2つになります。
まずリレーショナル型ですが、こちらは住所録や電話帳のような表形式でデータがまとまっています。表形式に整える必要があるため、入れるデータの種類についても細部まで設定します。特徴は、汎用性が高く、データを扱い易い反面、準備に時間がかかるという点が挙げられます。
有償のソフトウェアでは、OracleやMicrosoftなどが販売しており、無償のソフトウェアでは、MySQL(マイエスキューエル)やPostgreSQL(ポストグレスキューエル)などが有名です。ソフトウェアに命令するときはSQLが必要となります。
少し注意が必要なのは、SQLで命令できるといっても、ソフトウェア毎に記述の方法について細かな違いがあります。日本語の方言(博多弁とか)みたいなものだと思ってください。
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次に非リレーショナル型ですが、こちらはリレーショナル型以外の全てとなります。リレーショナル型では表形式を取るので、データの種類を細かく設定する必要がありますが、非リレーショナル型では必要がありません。会社の資料(ドキュメントファイル)を一箇所にまとめたい時などが、非リレーショナル型の活躍の場面であるとイメージいただくとわかりやすいかと思います。
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2つの種類を説明しましたが、データ分析の文脈で話題となるデータベースは、リレーショナル型となります。まずはこちらを抑えておくとよいでしょう。
3. 結論
「東京に来てから、地元福岡の方言が恋しくなりました」(違うそうじゃない)
データベースを操作するソフトウェアであるDBMSの種類について、説明しました。次回は、リレーショナル型のDBMSについて、もう少し掘り下げていきます。
以上、データベース超入門 -3 でした。
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※画像は「PIYOTASO(ぴよたそ)」さんのイラスト使用しています。
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