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❑「まなざし」が「関心」を産み、「関心」が「観察」する力に

先日、あるグループの学習会に、荒井優さんを講師でお招きしました。荒井さんとのお付き合いの中で、まとまったお話を伺うのは初めて、と、僕が参加者の中で、一番、ワクワクしていました。

校長として赴任した高校を改革する時に、何を大切にしていたのか、という質問に対して、荒井さんが答えたのが「まなざし」という言葉。

だれに眼差し(まなざし)を向けるのか。

普段、光の当たらない人に眼差しをあてること。

そこから、どのような関わりをすれば、よいのか見えてくる。

こんな大意のもと、高校で清掃をしてくださる方々との交流から、改革のいとぐちを見つけたことを紹介くださいました。

尊敬する川越胃腸病院の望月先生も、同じことをおっしゃっていたのを覚えています。先生は、病院内で人とすれ違うとき、必ず声をかけられます。相手が誰であれ、です。

それは、一人ひとりに眼差しをむけているからこそ、声をかけたくなるもの。声をかけたくして、仕方なくなるもの、なのでしょう。

「まなざし」が「関心」を産み、「関心」が「観察」する力になり、そこから「声」をかけるという、相手を愛でる「勇気」になる。

この循環が、どんな人も、組織も変えていくのです。この大原則を愚直に、教育界で実践してきたのが、荒井さん。だからこそ、そんな荒井さんが政治家になってくださったのが、大きな希望と言えるのです。

**講義風景を写真におさめたら、写真の中の荒井さんは、やはり目をつぶっておられました。。。

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