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❑未来は「予測」するものではなく「意思入れ」するもの・・・。

先日の東京新聞「月間SDGs」に、コンゴの紛争鉱物問題が取り上げられました。その中で、 テラ・ルネッサンス / Terra Renaissance と、 株式会社ゲットイットさんについても紹介いただいています。

ゲットイット 廣田さんと出会ってから、カンボジア・ラオスの学校や弊会事務所で使うために、中古PCを寄贈いただいたり、様々な支援をいただいています。

中でも、IT機器のリユース・リサイクルに取り組む同社だからこそ、コンゴの紛争鉱物問題の解決に向けて、共にアクションしたいと、「未来費」という科目を設定。予め、寄付を予算化するこを決められたのです。

紛争が続くコンゴではスマートフォンなど電子機器に使われるレアメタル(希少金属)や金が採れる。武装勢力の資金源になり、争いの原因にもなっている。

中古IT機器の販売や保守を手掛けるゲットイット(東京都中央区)はコンゴで養蜂や洋裁の職業訓練などを実施する認定NPO法人テラ・ルネッサンス(京都市)の活動を「未来費」という枠を設けて支援している。

中古機器の再利用はレアメタルの新規使用量の削減につながり、事業そのものが紛争鉱物問題を抑制していく一つの道筋になる。NPO支援は課題解決にさらに踏み込んだ形となる。

東京新聞

儲かったら、寄付をしよう、ではなく、未来をつくるための活動(寄付など)をするために、適切な売上・利益を確保する。という、自らのつくりたい「未来」から、現在の事業活動を規定する、逆転の「経営」とも言えます。

「たった一人からのイノベーション入門」(僕の最近のバイブル。何度も読み返している)の中で、著者 竹林一さんもおっしゃっています。

「未来は予測するものではなく、意思入れするもの」

たった一人からのイノベーション入門

つまり、運命論に流されず、明確な意思をもって、未来はつくりあげていくものなのです。昨今の世界情勢を見て、運命論・宿命論に心囚われそうになるとき、この東京新聞の記事を読み返すのです。

私たちは、微力ではあるが、決して、無力ではない。

そのことを、廣田さんや、ゲットイットさんの「姿勢」が教えてくださいます。


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