◆遠く離れているけれども、ご縁がつながった「家族」として・・・。
ウガンダ北部で、「元子ども兵社会復帰支援プロジェクト」を開始した2005年。プロジェクトを始めて間もない頃、相談をしたのが松緑神道大和山教主の田澤さん(写真下)でした。
[いのち]を尊重する宗教者として、友人として、元子ども兵の置かれた現状を語る僕の話を、田澤さんは、親身になって聞いてくれました。
それから16年。信徒の皆さんとともに、元子ども兵の社会復帰を応援くださっています。
しかも、寄付を行うだけではなく、遠くは離れているけれども、ご縁がつながった「家族」として、元子ども兵たちを心のうちに迎えてくれています。
さらには、元子ども兵に一日でも早く穏やかな心と自立が訪れるように、信徒の皆さんは[祈り]を、毎日重ねてくださっているのです。
コロナ禍の中で、直接、伺っての報告が叶わず、オンラインでの報告会を、先日、開催することに。
活動報告を受けて、田澤教主や職員の皆さんとの意見交換。真摯に、真剣に、対話を繰り広げることができました。
立場は異っても、「平和で公正な社会」を実現するという、同じビジョンを見つめているからこそ、忌憚ない意見(想い)を重ね合わせることできるのだと思うのです。
支援者(宗教団体)、被支援者(NGO)という関係を超えて、「対話」をベースに、様々な活動をともに展開する。
そんな、[新たな社会運動のモデル]を、松緑神道大和山の皆さんとだったら、つくることができると、改めて確信する機会になりました。