将来的に独立開業したいのですが、ブログはどの段階で始めるのが有効ですか?【ブログ運営Q&A】
オニマガの有料note「人気ブログを作る10の秘訣」を買ってくれた人からの
質問にお答えするコーナー。今回は独立開業を考える方から、なかなか難しい質問が来ました。
私は将来的に独立開業を目指しています。ただ具体的な事業内容はまだはっきりと定まっていません。ですがまずはブログを始めました。まだはじめたばかりですが、書いているうちに迷いが出てきました。事業の具体的なアイデアがまとまってから、それに関連する記事を書く方がいいですか?それとも定まっていない今からでも書けることを書き続けた方がいいですか?
という質問を頂きましたので、本日はその回答を以下に。
答え「いま書けることは、いま書いたほうがいいと思います」
すでにブログを始めているということなので、もちろん、このまま書き続けたほうがいいと思います。将来的に成長と共に内容が変わるのは当然なので、いま書けることはいま書く、というのがいいんじゃないでしょうか。
今のまだモヤモヤ悩んでいる気持ちは今しか書けません。そして同じような悩みを持つ人にはビシバシ伝わります。独立開業が具体的に進めばその内容にシフトしていけば良いわけで、今の段階は自分の得意・考え等を知ってもらうブログ、というのも有効です。
以上。
っとこれだけだとアレなので、もうちょっと深く考えてみます。
商売の順序を考えてみる実験
商売の基本の順序というか順番というか、組み立て方というか、この順番だと上手くいかないことが多いし、この順番だと上手くいきやすい、っていう順序がありますよね。
例えば、
1. 売りたいものを決めてから、それを欲しがる人を探す
2. 人を集めてから、その人たちが欲しがるものを売る
どっちが正解、という話ではないけど、失敗しにくい順序はさてどっちでしょうか?っと。
人を集めてから、その人たちが欲しがるものを売る方が簡単
欲しがってる人を集めてから、その人たちに売るものを作る・提案する。この順番は失敗しにくいです。なぜかというと、すでにお客さん候補がいるから。
逆に売るものを決めてから欲しい人を探すのは、難しいですよね。自己満足のとんちかんなモノを作って・提案して、結局欲しい人が誰もいなかった!売れない!というありがちな失敗パターン。
でも、半歩先を行かなきゃ売れない
だからと言って、欲しがってる人が欲しいというモノをそのまま提供してもダメで。当たり前だけど、それなら誰が売っても同じなわけで、「買うのあなたからじゃなくてもいいよ、別でもっと安いのあるからそっちで買う」なんてなことにそのうちなったり。
やっぱり半歩くらい期待をいい意味で裏切る必要があるわけですね。さらに言うと、少しだけ先を行きながらお客さんの理解が及ぶように育てて行く、一緒に勉強しながら成長していく、みたいな。
で、その先で商品やサービスを見た時に、「これずっと欲しいと思っていたやつ!」「あなたから買いたい!」と、言ってもらえれば成功!という感じ。
欲しがる可能性のある人の集め方
じゃあどうやって欲しがってる人・欲しがる可能性のある人(見込み客)を集めるか?
それは、
1. 得意な事を発信する事で、その分野に興味がある人が少しずつ集まる
2. その人たちに役に立ち続ける事で、信用が少しずつ高まる
3. この人からなら買ってもいいかな、という関係性が少しずつできあがる
そんなのを延々繰り返して少しずつ信用が貯まったところで(理解できるポイントまで成長したところで)、はじめて、欲しがっているであろう商品を紹介すると、「そうそう、これ!これ!」って買ってもらえる可能性が高まるわけですね。
ワタクシの場合、例えばWordPressのデザインテンプレートを売ってますけど、これ、元々はテンプレートを売る為にブログを始めたわけじゃなくて、
ブログ運営していく中で色々学んだことをを発信して、で、興味をもって読んでくれる人が増えて、その人たち(自分も含む)に向けて、「こんなのあったら良くない?はい、作りましたよ」っていう順番。
まとめ「ブログも商売も秘訣は同じ!」
ってこれ、ブログでも商売でもなんでも全く同じことですね。アクセスが集まるブログ(多くの人の役に立つブログ)が作れれば、それを起点に関連の商品を販売したり、リアル集客に繋げたりしやすいですよね。
なので最初の質問のように、まだ具体的なことが決まってないけどブログを始めた、というのは実は全然無駄ではなくて、自分のことを深く知ってもらえる、という点で、かなりいいスタートを切っているとも言えます。
あれ?この話って有料note「人気ブログを作る10の秘訣」にも書きましたね。1周して戻っちゃった。結局、基本の考え方って何事も同じですね。