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なぜ服が好きなのか④~ファッション遍歴~

こんにちは。こうです。
今回も、前回の記事の続きを書いていきます。

前回の記事はこちら。↓

古着にハマる〜グランジファッションへの傾倒

NIRVANAがきっけで古着に興味をもちはじめたぼく。
地元に古着屋さんがあることを知り、さっそく足を運んでみることに。
中古衣類ではなく、いわゆる「古着」を取り扱うお店。
このときが、そんなお店へ人生での初訪問になります。

お店の前に到着。いざ店内へ。
中に入ると、聴き馴染みのない洋楽と普段あまり嗅ぐことのないお香の香り。
まるでアメリカの田舎のガレージハウス(想像です。)を思わせるような、コンクリートの床に赤い内壁、洋服がかかったウッドラック。
どこか趣のある雰囲気ながらも、なじみやすさも感じさせるカジュアルな洋服の数々。

良い意味で「スタイリッシュさ」とは一線を画す、独特なムード漂う空間が広がっていました。

体験したことのない空間と雰囲気に、不安感にも近い戸惑いを感じながらも、どこかワクワクしたのを覚えています。
なんの知識もないまま、とりあえず1着ずつラックにかかった洋服を見ていきます。
Tシャツゾーンにさしかかったとき、ふと手が止まりました。

なんとそこには、古着を知るきっかけとなったカートコバーンのTシャツが。 


しかも正面を向いたカートのフォトが前面にプリントされている、インパクト大の一着。

カートがきっかけで古着を知り、足を運んだお店で偶然そんなTシャツと出会う。
月並みな言葉ですが、運命を感じずにはいられませんでした。

「ファースト古着はこれしかない!」と思ったぼくは、そのTシャツを迷わず手に取りレジへ直行。
無事購入することができました。

カートコバーンのフォトT。
はじめて購入した「古着」。
年代は不明。(おそらくそこまで古いものではないかと。)
インパクト大の1着。



ドキドキとワクワクが入り混じりながら体感した「古着屋」という未知の空間。
古着に触れるきっかけとなったカートコバーン。
そして、そのTシャツとのまさかの出会い。
これらの経験は「古着」とその「世界観」への興味を、さらに加速させてくれました。

それ以降、北海道の古着のメッカである札幌へも、古着屋を回るために頻繁に足を運ぶようになります。

そしてはじめて札幌で訪れた古着屋で、いわゆる「ヴィンテージ」を購入することに。
その日のスタイルは通販で購入したダニエルジョンストンのTシャツに、チャオパニックのストライプシャツ、新品のダメージデニム。
古着をほぼ持ってない中で、可能な限り「カートっぽい」服装を意識していました。
店内を物色している中、ぼくの着ているダニエルジョンストンのTシャツを見た店員さんが一言。

「NIRVANAお好きなんですか?」

ぼくは控えめに「あぁ、はい。」と答え、会話の流れから古着初心者であること、カートっぽい古着を探していることを伝えました。
(今思えば、古着初心者であることはわざわざ言わなくても十分伝わっていたと思う…。)

すると店員さんが「これなんかおすすめですよ!」と、あるアイテムを紹介してくれます。


それは、カートが「MTVミュージックアワード」でダニエルジョンストンTシャツの上に羽織っていたものに近い、白地に赤の紋様の総柄シャツでした。 


「パジャマシャツ」と呼ぶらしいそのシャツは、デザインや雰囲気などまさしくカートを彷彿とさせるような1着でした。
首元の黒いタグには、刺繍の王冠マークと
「TOWN CRAFT」というブランドの文字。
店員さんいわく1960年代頃のもので、いわゆる
「ヴィンテージ古着」にあたるとのこと。


「カートっぽさ」「ヴィンテージ」
どちらか一方だけでも十分すぎるほどなのに、2つの要素が同時に訴えかけてくる。
もはやそのときのぼくには買わない理由が見当たらず、迷わず購入。
しかもセットアップでの販売だったため「パジャマパンツ」もセット。
さまざまな意味で、またも最高の買い物体験をすることができました。

ダニエルジョンストンのTシャツに、
パジャマシャツを着用したカートコバーン。
購入したものは王冠柄ではなく小紋柄でしたが、
配色や雰囲気に近いものがありました。
今では手放してしまい、かなり後悔…。



はじめて購入した「ヴィンテージ」。
その言葉の響きから「良い物を買った」というある種の充実感と、自分の生活にそんな崇高な物が関与することへの違和感のようなものを同時に感じる。
そんな、なんともいえない気持ちに。
ですが心の奥底では、確かな喜びとワクワクを感じていました。

それからというもの、さまざまな古着屋を回りリーバイスのデニム、モヘアカーディガン、オンブレチェックのシャツなどのアイテムを少しずつ購入。「グランジファッション」に傾倒していきました。

そしてしばらくの間グランジに染まると、今度はより幅広く「ヴィンテージ古着」に触れていくことになります。

続きはまた次回の記事で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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