「当たり前」を言語化する。
こんにちは。こうです。
今回は、ぼくがnoteで古着や洋服について発信する際に大切にしたいことを書いていきます。
1.まず結論から
noteという媒体で古着、洋服について発信する上で大切にしたいことの1つに、「当たり前を言語化する」ことがあります。
洋服やファッションが好きな人は、感覚レベルでおこなうことが多いであろうアイテム選びやスタイリング。
洋服、ファッション自体が視覚から入るものであるため、感覚に頼ることが多くなるのは当然だと思います。
このnoteでは、その「当たり前(意識していない)で感覚的」なものをできるだけ具体的に言語化していきたいと思っています。
2.具体的に言語化する理由
言語化することで、以下の2点の効果があると思うからです。
・自分でも気づかなかった「より深い魅力」を
発見することができ、洋服への愛着がさらに深ま
る。
・「より深い魅力」を他者と共有し、その連鎖が
できることでより奥深く、幅広くファッションを
楽しめることにつながる。
物事には「具体」と「抽象」という側面があり、どちらに偏りすぎてもよくないといわれています。
具体に偏りすぎると、受け手が自由に解釈したり、想像したりして魅力を味わうための「余白」がなくなる。
抽象に偏りすぎると、その物事に対する知識や経験がない人にとっては曖昧に聞こえてしまい、なにを伝えたいかがわからない。
そのため「具体」と「抽象」をほどよく行き来するのが良いといわれています。
ですが、これはnoteという媒体。
そもそも利用する人は「文章を読む、書くことが好き(もしくは苦ではない)」人の割合が多いかと思います。
どちらかといえば「具体寄り」を求める方が多いのではないかと(勝手な解釈)。
そのため、noteではできるだけ「具体的に魅力を伝える」ことを意識していきたいと思っています。
3.具体例
下に1本のジーンズの画像があります。
このジーンズの魅力を伝える文章を、2つ。
①色落ちが綺麗で、シルエットも良くてカッコイイ
②色味が残りつつも鮮やかな色落ちをしていて、な
おかつシルエットもテーパードが効いている。そ
のためドレスにもカジュアルにも使えて、スタイ
ルを選ばずカッコよく穿くことができる
①は「色落ちが綺麗」、「シルエットが良い」とい
う魅力を伝えているのに対し、
②は「色の濃さが残っている」、「ほどよく鮮やか
な色落ち」、「シルエットが良い」、「色味✕シ
ルエットのバランスから、汎用性の高さがある」
という魅力を伝えています。
感じ方はそれぞれとしても、見た目やシルエットの特徴と、着用時にもたらす効果などは、正直見る人やある程度知識がある人からすると「当たり前やん。」と思う人もいるかと。
ですが、「当たり前やん」と思ったり、自ら何かしらの魅力を感じ取ったりするためには、ある程度の「センス」が必要になってくると思います。
以前に書きましたが、このnoteでの発信の目的には、
①自他の自分らしさの充実化(“好き”をより深める)
②自分らしくいられる人の最大化(“好き”のきっかけ
をつくる)
この2つがあります。
もともとある程度のセンスや知識がある人は、抽象的な情報からでも自ら魅力を感じ取り、より自分のセンスに磨きをかけることができる。
そうすることで、よりファッションや好きな洋服への充実度を増すことができ、「自分らしさの充実化」につながります。
ですが、今まで洋服やファッションにあまり触れてこなかった人や、好きでもその歴が浅い人もいます。
そんな人はファッションに対するそもそもの「“好き”の引き出し」が少ないため、それを得るためのきっかけが必要となります。
情報や考えを具体的に発信し、引き出しが少ない人も拾いやすくすることで、“好き”へのきっかけをつくれる人が増える。
そうすることで、結果的に①、②両方の目的につながっていくのではないかと思っています。
他の媒体や直接対面で伝えるなど、場合によっては「多くを語らず雰囲気で魅せる」、「受け手の感じ方に委ねる」など、「抽象寄り」の方が、結果的に魅力を感じてもらえることもあります。
逆に写真などがメインとなるInstagramでは、具体よりも抽象を意識したいと思っています(そもそも自分が具体寄りでめんどくさいタイプの人間なため、長ったらしくなりがちですが…)。
4.最後に
ある程度「具体寄り」が許される(?)「note」という媒体だからこそ、感覚で捉えることの多い魅力をより具体的に伝えていきたい。
それを共有し、「好き」や「カッコイイ」に対する引き出しが増やせることで、さらなる魅力を見出すことができる。
そうすることで、よりファッションを広く、深く楽しめることにつなげていけたらと思います。
今回は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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