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スタイリング解説。

 こんにちは。こうです。
 今回は、普段インスタグラムに投稿しているスタイリングについて、noteでより具体的に解説したいと思います。

 以前の記事で書いた、

① 洋服同士の「文化的背景」の関連性を意識する。

② 色彩、サイズ、シルエットなど「全体のバラン
 ス」を意識する。

に基づいて解説していきます。


 今回解説するスタイリングはこちら。↓

着用アイテム

キャップ:テンダーロイン
シャツ:デニムウエスタンシャツ 70s
Tシャツ:ハーレーダビッドソン 80s
パンツ:ディッキーズ 90s

 ちなみに写真には写っていませんが、靴はVANSのオーセンティックを履いています。

 順に解説していきます。


テーマ 「アメリカ西部カルチャーのMIXスタイル」

① 洋服同士の「文化的背景」の関連性


・ウエスタンシャツ
 アメリカ西部開拓時代に「カリフォルニアゴールドラッシュ」が起こり、移住してきたヨーロッパの富裕層より「牛飼い」の文化が発展。「カウボーイ」が誕生し、頻繁に着用されるようになる。
 1950年代前後にはカントリーミュージックや西部劇が流行。衣装などで使われるようになり、ファッションアイテムとしても発展。
 デニムやダンガリーなど、さまざまな生地のものが生産、販売される。
 ちなみに、レジェンドスケーターであり、ミュージシャンでもある「トミー・ゲレロ」が、普段着でデニムのウエスタンシャツを愛用している。

・ハーレーダビッドソンのTシャツ
 カリフォルニア州フォンタナで結成されたバイカーギャング集団「へルズ・エンジェルス」のほとんどがハーレー製のオートバイを愛用。
 また1969年に公開の映画「イージー・ライダー」では、自由を求めた若者がハーレー製のオートバイでカリフォルニアからルイジアナまで旅をする姿が描かれている。

・ディッキーズ874 ワークパンツ
 もともと作業着としての側面が強かったディッキーズ874。
 1980年代に豊富なカラー展開をしたことで、転んでも丈夫な堅牢さと遊び心を求めた西海岸のスケーターたちから絶大な支持を得る。
 その結果、ストリートシーンの定番パンツとして認知を高める。

・VANSのオーセンティック
 1970年代に活躍した西海岸のスケートチーム、
「 Z-BOYS」のスケーター達が愛用。
 その後もスケートシーンで愛用され、西海岸カルチャーのアイコン的スニーカーとして位置する。


・テンダーロインのキャップ
 「各地のストリートカルチャーの魂を、服に込める。」がコンセプトのブランド。
 デザイナーの西浦徹、辺見馨は過去に古着のバイヤーをしており、海外での経験やインスピレーションが、服作りに反映されている。


 以上アイテムの1つ1つが、アメリカ西部、西海岸と関連の深いものとなっています。
 またそれらの要素を「ストリート」を軸にしてMIXさせたスタイルとなっています。
 スタイリングをまとめる役割であるキャップを、ストリートカルチャーに造詣の深いテンダーロインにしている点もポイントです。


② 色彩、サイズ、シルエットなど「全体のバラン
 ス」

・全体の色彩バランス
 ウエスタンシャツが、色落ちした淡い色味であることと、Tシャツのプリントがインパクトのあるもののため、それ以外を黒で統一してバランスを取っています。
 また、黒とブルーの寒色系を基調にしたスタイリングの中に、暖色系のプリントが入ったTシャツを取り入れることで、コントラストを演出しています。


シャツとパンツのサイズ感
 ウエスタンシャツは比較的身幅が細めで丈が長めです。
 そのため、ストレート〜細めのパンツだと全体的に細長いシルエットとなります。
 悪くはないのですが、今回はストリートを軸にしたスタイリング。
 先述のシルエットだと、テーマからズレてしまうため、程よく太さもありストリートカルチャーに関連の深いDickies874を選びました。
 また、太すぎても相対的にシャツとのバランスが悪くなったり、背が低めな僕には似合わなくなるため、そんな点でもベストなパンツとなります。
(パンツほぼ見えてなくてすいません…。)

 
 以上が、「アメリカ西部カルチャーのMIXスタイル」の具体要素となります。
(ウエスタンシャツに、西海岸カルチャーのアイテムも入っていることから、広い意味で“西部”としました。)

 今回のスタイリング投稿は↓のリンクから。

https://www.instagram.com/p/C_CiTYXPgbT/?igsh=MTBrMnZobThiemd6OQ==

 
 今回は以上となります。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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