僕が考える古着の魅力について その③
こんにちは。こうです。
今回は「僕が考える古着の魅力③」について書いていきます。
前回の記事はこちらから。↓
https://note.com/oniku_yasai/n/nf7fa9a0f09fd?sub_rt=share_b
僕が考える古着の魅力③
唯一無二の1着を見つけ、洋服の歴史を想像して楽しむことができる。
古着はアイテム自体は全く同じでも、経年や過去の使用状況によって雰囲気やディテールが異なるものが存在します。
またその1着の特徴によって過去の着用者の痕跡や、どんな環境でどう使われていたのかを推察し、想像することができます。
古着が「1点もの」と呼ばれる所以は、この点にあると言っても過言ではありません。
多くの古着をみていると、ときにほかではお目にかかれない雰囲気をもった1着や、過去の使用の痕跡を読み取ることができる1着に出会えることがあります。
①1点ものの雰囲気をもった洋服
②過去の仕様の痕跡を読み取ることができる洋服
この2つについて、僕の私物を例に説明します。
※背景や痕跡の説明は、主観での想像となります。正確な裏付けはないため、ご理解いただいた上で読んでいただけると幸いです。
①1点ものの雰囲気をもった洋服
ぼくにとっての1点物の雰囲気をもった洋服の1つに、このジャケットがあります。
もともとは鮮やかなサックスブルーの色味ですが、かなり褪色してグレーにも近い色味です。
汚れも多々あり、過去の着用者があらゆる場面で愛用していた想像を巡らせることができる1着です。
ちなみに色が残っているものだとこんな感じ。↓
②過去の使用の痕跡を読み取ることができる洋服
どんなポイントから過去の痕跡を読み取れるかというと…
これらのディテールから、過去の使用の痕跡を読み取ることができます。
またこのコートの特徴として、当時は多くの兵士に支給するために、アメリカの大きな工場で大量に生産されていた背景があります。
タグの「NAVAL CLOTHING FACTORY」は軍が生産を委託していた工場名です。
(大量生産だったため球数は多く存在します。そのため年代の古さや服の質を考慮すると、現代では実現不可能といわれるほど安価かつ高品質なコートとされています。)
その特徴から、おそらく当時は支給されたもののあまり着用されなかったり、1度も着用されないままだったりした個体もあったと思われます。
これらの背景も踏まえると、当時この個体の着用者は相応の愛着をもって、大切に着用していたことが想像できます。
(なんとも都合の良い解釈…。)
こうして洋服の状態から過去の使用の痕跡を読み取り、当時どんな人がどのように着用していたのか、想像を巡らせることができます。
まとめ
①色落ちやダメージで元の状態から大きく変化した
洋服は、唯一無二の雰囲気を味わえるとともに過
去あらゆる場面で愛用されてきた想像を巡らせる
ことができる。
②状態やディテールから過去の使用の痕跡を読み取
ることができる洋服は、当時の使用状況をより鮮
明に想像することができる。
またその洋服にしかない唯一無二のポイントを
楽しむことができる。
=さまざまな側面からその洋服ならではの唯一無
二のポイントを見つけることで、当時の服、人、
環境などの歴史を想像し楽しむことができる。
こんな楽しみ方ができることも、古着の醍醐味であり魅力の1つではないでしょうか。
みなさんの「唯一無二の1着」、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
今回は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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