2022.02.18「なぜオタクは流行りの曲調を薄っぺらく感じてしまうのかを考えた雑記(結論がない)」+今日のおすすめボカロ曲
2022/2/14~15投稿の合成音声オリジナル楽曲からくるみ的に気になった曲を抜粋して紹介します。
KAITOの記念日に合わせてKARENTでリリースされたアルバムからの投稿作。wotakuさんを呼んでくれてありがとう……すぎる。KAITO、そんな声で歌えるんだ…!とか、wotakuさんそういうエモいR&Bも作れるんだ…!?とか、驚きが隠せない。流れるようなグルーヴの合間のブレイクがすごくすごくすっごく気持ちいい。
こちらもKARENTリリースから。マジカルミライ2020のグランプリ、まるいうなばらのKAITOremix。
大きく音楽ジャンルや使われている音が変わっているわけじゃないのに、印象が全然違う。KAITOの声に合わせてチューニングされた、ボーカルをこの上なく映えさせるremixで、優しい歌声にしみじみKAITOの声を好きになっちゃう。
照射ななさん、めちゃくちゃドープで決してキャッチーじゃないアングラ系サウンドなんですけど、いつもなんだかぐっと惹かれてしまうポップな魅力で溢れていてすごく独特な聴き心地だなって思ってます。感傷たっぷりの肉声が脳にガツンとくる1曲。
夜の屋上、風の音と遠くの喧騒、そんな景色そのもののようなアンビエントな1曲。音の処理のひとつひとつがきもちよく、ダブリングのような電話越しみたいなふしぎな響きの初音ミクにほれぼれする。
なんでこんなに落ち着くんだろう、ってくらい落ち着く。一番ダメなメンタルのときに聴きたいのってこういう曲。音のすべてが調子はずれで、ぽろぽろとしていて、無秩序の秩序ってかんじ。すてき。
超変拍子なのにアッパーでキャッチーなポップロック!マスロックの風味を感じるAメロに反してサビはストリングスとピアノマシマシでアニソンロックのような。変拍子、思わず拍子数えながら緊張感を持って聴いちゃいがちなんだけど、音のおいてある場所だけに耳を向けて流されながら聴いてほしいタイプ。すごく気持ちいい。
●日記
・この間TLで「ボカコレのランキング見てみたけど好みの曲無いな~ボカロってこういう曲しかないのね」(意訳)みたいなツイートを見かけて、ちょっとぐぬったのでこんなツイートをしていた。
・いうほどかいりきベアさんみたいな曲って数上がってないよとかボカコレはお祭りだからいつもと同じ様相ではないよとか色々言いたいことはあるんだけど、まあそういうのは一旦置いておいて。
・「流行りの曲調」って、やっぱあると思う。皆の頭の中になんとなくでイメージされているボカロっぽい曲は、今はかいりきベアの姿をしていると思う。そしてオタクはその流行りの要素を持った曲に対して「薄っぺらくてつまんない」とか言っちゃいがち。
・逆張りオタク~~~~!!って言っちゃえばそれまでなんだけど、なんでそういう印象になりがちなのかふんわり考えていた。
(・以下曲同士をクオリティや拙い/巧いで並べるような発言が続くんだけれど、そこに優劣があるとは思っていないしそもそもこの単語選びが正しいのかもわかんないし、ただ表現活動である以上そこにそういう…差みたいなものはあるよね、と思っているので、なんというか、私はすべてのボカロ曲の存在を肯定するし愛しているよっていうのを前提に読んでください…。)
・説①。流行りの曲調は流行っているので、DTM初心者さんが習作的に作りがち。
・→今流行りの音楽を聴いて「ボカロ曲作ってみたい!」と思った駆け出しボカロPさんは、やっぱ今流行りの曲調を作りたいような気がする。結果的に他音楽ジャンルと比べて拙さのある曲が多くなる?
・説②。流行りの曲調は流行っているので、再生数が伸びやすがち。
・→全体がちょっとずつ下駄を履くことになるので、同じ再生数帯の他音楽ジャンルと比べたときに差が出る?
・説③。流行りの曲調は流行っているので、その音楽ジャンルに詳しくない/専門じゃない人がお試しで作りがち。
・→これもやっぱ慣れてないから慣れてるジャンルと比べれば拙さが出るんじゃないか。
・ようは、すごく乱暴で誤解をまねく言い方なんだけれど、「流行りの曲調の音楽は薄っぺらく聞こえる」のではなくて、「流行りの曲調の音楽は技術的に拙い作者が書いていることが(結果的に)多い」なんじゃないか、とか考えていた。
・んだけど、あまりにも乱暴で誤解をまねくので今noteにメモ書き目的で書いている次第。
・なんでこんなことを考えていたかというと、「流行りの曲調」そのものが悪い、そのものが好きになられづらい、だから流行りの曲調を書くのはやめた方がいいのか/あんまり聴く気にならない/…みたいになっている様子を最初に張ったツイートへの反応で見かけたから。曲調そのものが悪いわけではなく、環境が違うゆえに特異で他ジャンルと並べて比べづらいってだけなんじゃないのか、だからそんなに嫌わないでほしいしそんなことを怖がらないで書きたい曲を書いてほしい、みたいな…そういう意図で、反論がしたくて考えていた。
・拙い、とかいう言い方をしているからわかりづらいと思うんだけれど。違う、みたいな。違う先生が受け持ってる違う学科の子、授業のスピードが違うんだから同じ学力でも同じ問題に対して全然違う点数になったり当然するよね、みたいな(余計わかりづらい)
・まとまらね~~~~~。これは日記なのでとつぜんまとまらないまま終了しても許されます。よって終わりです。
・「聴いた曲が好きになれなかったときは、その曲が悪いんじゃなくて好きになれなかったお前が悪い。」、フォロワーさんがいつかしらにしていた発言なんだけれど、すごく好き。
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