鬼ごっこ協会が「鬼ごっこ」に生涯をかけている理由
おはようございます!鬼ごっこ協会です。
テーマは、私たちが「鬼ごっこ」に生涯をかけている理由について、今回は書いていきたいと思います。
なぜ、このようなことを今回書こうと思った理由としては、現在、コロナ禍でなかなか思いっきり鬼ごっこで遊んだり、外で元気に走りまわったり、たくさんの人と笑顔で同じ時間を過ごしたり、そんな以前は普通にできていたことが、できなくなっている今だからこそ、改めて鬼ごっこ協会として果たしていけることとは何かを考えるためにも、このテーマとしました。
原点を考えておくことは、いつのタイミングであったとしても大切なことなので、私たち自身も常に自分たちにも言い聞かせていることです。
それでは、以下の3つのポイントをお伝えできればと思います。
①多くの人で楽しさを共有できる
まず、最もこれが大きな理由かもしれませんが、世代や地域を越えて、様々な違いを越えて、鬼ごっこというキーワードを通して人と人が楽しさを共有できることが、もっとも大きな価値の一つであると考えています。今の時代、年齢の違いによって、共感することができないレジャーや余暇も多いと思います。社会的に多くの人が共感できるような国民的な娯楽も無くなってきており、みんなが一緒になって笑ったり泣いたりできる事も減ってきています。そんな中で、鬼ごっこは古今東西、どんな地域であっても、子どもからお年寄りまでが、共感して同じ言語で楽しさを共感できる遊びだと思っています。これは、他の遊びやレジャーには無い数少ない良い所だと考えています。
②子ども達にとっての成長と学びの場となる
続いてのいい所は、子ども達にとっての成長や学びとなるという点です。鬼ごっこの特性上、人間本来の本能にも刺激をして取り組めるものであるので、赤ちゃんの頃から鬼ごっこ的な動作や遊びはしていると言われています。子ども達が、大人になっても生き抜いていく体や心の強さを、鬼ごっこで楽しく身に付けることができます。様々な動きによる運動負荷もありますし、お友達と仲良く遊ぶ中から社会性やコミュニケーションを学ぶことができます。真面目に勉強することも大事ですが、鬼ごっこのような遊びで楽しく学びと成長をしていける機会も、子ども達には大切なことだと思っています。
③鬼ごっこの歴史から伝えられるものがある
そして、最後の点としては鬼ごっこの歴史的な所があります。私たちの中心的な鬼ごっこに対する考え方の根幹となっているものが、歴史であると思っています。鬼ごっこは、1300年昔からあると言われている日本の文化です。もともとは、神社仏閣の儀式として五穀豊穣や天下泰平、疫病退散など、人の禍をなくしていくために願う儀式として行われていたのを起源としています。さらに、ことろことろという最古の鬼ごっこでは、日本的な家族観や親子観、仲間意識などを学ぶことができます。これまで、日本という地でたくましく生きてきた先人達の生きた知恵が詰まっているのが鬼ごっこです。
以上、3つのポイントを書かせて頂きました。
もちろん、これだけでなく、他にも様々な思いをもって鬼ごっこの普及を行ってきていますが、特に現時点で大切だと思うことを書きました。
私たちが、鬼ごっこに生涯をかけている理由の一端について、少しでも知っていただけたら嬉しく思います!