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%俺とホストクラブ#3

俺と〜シリーズは単発にしたかったのにホストネタありすぎて#ついちゃった。


前回の続きです。

時の流れに身を任せ、25になる年の春。
誕生日の1ヶ月前に当時の彼氏と別れた。別れ際に笑いながら「俺実はぽっちゃりが好きなんだよね〜さゆちゃんは細すぎたよ」とか言われたの忘れねえからな!!!!

なんの因果かその頃友達も彼氏と別れた。
私はどちらかといえばあっけらかんとしていたが友達はめちゃくちゃ病んでいた。
今しかできないバカみたいな遊びをたくさんしようといって、鉄の塊にたくさん乗った。

クラブ、相席屋、そして何気なくホストの初回を提案し、それが地獄の入り口だった。


歌舞伎町を歩いていれば女は必ず初回の外販に声をかけられる。
外販というのは女の子を初回に案内する代わりにホスクラからバッグをもらえるどう考えても東京都条例違反のお仕事。
外販経由で入ると初回料金がさらに安くなるけど、外販経由の客はナンバー陣ついてもらえなかったりするので一長一短。

そんなこんなで声をかけてきた外販経由で初回に入る。
ミナミの有名店が東京進出したという新店だった。

およそ5年ぶりのホスクラは期待いっぱいだった。

だけど案内された店は体育館のような簡素な内装で、着いたキャストのレベルも低くてクソほどつまらなかった。
あーこんななんだっけ?うーん、、、とかなんとか言いながら夜の街に溶ける。


いや、昔行ったときはもっと楽しかったし。
たぶんこないだの店が悪いよ、なんて言いながら翌週も歌舞伎町に繰り出した。
前回の外販とは連絡先を交換していたけど、またクソつまんねえ店当てがわれても困るので別の外販経由で行った。

めちゃくちゃ楽しかった。

その日は2件はしごして、2件ともはちゃめちゃに楽しかった。だけどまだ正常な脳が残っていた。

「でもさー通常料金最低でも2万でしょ?馬鹿馬鹿しいよね!無理だよ」

翌週もそのまた翌週も初回に行った。
だけどあくまで初回荒らしを楽しんでいた。

初回でLINE交換したホストとLINEをして、
店外(ホストが客と外で会うこと)しまくって店には行かず楽しんでいた。
ちなみにこれはホストにもホス狂いにも嫌われる一番最低な遊び方!当時の私たちは賢い遊び方だと思っていたけど、普通に痛い。


初回荒らしで済めばよかったんだけどね。
絶対に指名ではいかないって決めてたのに

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