ゴリゴリ関西系仲介編#10
#1で終了するのでは?と危惧していたこのシリーズも#10を迎えたよ!やったね!
今回はわたしのやらかしシリーズです。都合の悪いことは書きたくないのですが思い出したら申し訳なくなったので、、、
あるとき営業が中古戸建を専属で預かってきました。それは注文住宅だったのですが、リフォームで増築しており容積オーバーの物件。ローンも組みづらくなります。
その頃のわたしは入社3ヶ月目。宅建業法もチラホラは覚えてきましたがまだまだズブの素人。
ポータルアップや図面作成に於いて、例えば「これ解体後渡しだから」と言われれば「現況古家あり、但し引渡しまでに売主負担で解体し更地渡しとします。」と記載しますし、
「これ前面道路、法定外通路だから」と言われれば「接道条件を満たしていないため再建築不可です」と記載しますし、
「これ住み替えだから」と言われれば「住み替え物件につき引渡し猶予期間を要します」と記載します。
営業から言われたことに対して「社内ルール的にこうやって変換して載せないとな」といった頭になっていました。
今回の物件は増築による容積オーバー。つまり変換すると「本物件は容積率を超過しております。再建築にあたって同規模の建物は建築できません。」になります。
が、その頃大変忙しく(言い訳)いっぱいいっぱい、かつまだ不動産のことも把握しきれていなかったわたしは備考欄になぜか「再建築不可」と記載しました。
意識の高い営業はポータルやレインズアップ後、エンド目線でチェックして「ここ、こうしてくれる?」「この表現わかりづらいかも」「ごめん、ここ間違ってた」など逐一連絡があります。
この営業はそういうタイプの営業ではなかったため、ノーチェックでしばらくポータルの海を泳いでいました。
ある日出勤すると「お前なんてことしてくれたんや!」と営業に怒鳴られる双子座21歳。
聞くとホームズをご覧になった売主様より「再建築不可ではないだろう!」とお怒りのご連絡があった模様。
幸いして専属が切られることはありませんでしたが、これはわたしの勉強不足と注意力散漫が招いた結果。お客様から営業の信頼を失うきっかけとなってもおかしくはありません。
お客様からすれば大切な資産を再建不扱いされたわけですから、お怒りになって当然です。
この件からいっそう、「ただなんとなく掲載している」のではなく「お客様の大切な資産をお預かりしている」という意識が芽生えました。
机上で見ていると4,000万とか6,000万とか、ただの数字に思えてくるんですよね。「じゃあここで今4,000万円払える?」とよく自分に問いかけていました。
これまた多忙すぎて意識が朦朧としていたときの話ですが、「約40坪の整形地♪」と打とうとして「約40坪の精液地♪」と打っていたことが何回もありました。ポータルアップする前に全て気づいて訂正したので事なきを得ました。タイピングしてみてください、似てるから。