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ゴリゴリ関西系仲介編#8

お疲れ様です🌜💕


ようすけさん🐦🕊🐠🧀🍣のnoteに感化されまくったので仲介マインドのはなしにします。

不動産営業デビューした若者は読むべき!有料記事も読むべき!!!


偉そうなこと言ってますがわたしはここでは一般職です。なので気を悪くされる方いらしたら申し訳ありません。


根底にあるのが「お客様のために全力で!」です。当時はまだ働き方改革なんて言葉もありませんでしたし、営業にとってはもちろん定時なんてものは存在しません。タイムカード?ハ?
わたしは23歳まで営業職に昼休憩が存在することすら知りませんでした!労働基準法とは!



朝早く来て掃除をし、ミーティングをしてから定時を迎える。昼飯は食わないor松屋で5分。22時までは追客や契約準備。そこからテマキ。
平成20年代の営業職ってこんなもんじゃないですか?少なくともわたしはそう思っていました。

不動産屋ってもんは示し合わせたようにゲン担ぎ大好きな生き物です。
わたしの最も尊敬する店長は毎日トイレ掃除を率先して行っていました。
「やっぱりな、トイレが綺麗やとな、契約も取れんねん!やからな、トイレは俺が掃除するって決めとんや!トイレ汚かったらな、お客さんもええ気持ちならんし、数字も取れんし、ええことないねん!」
あと変な数珠好きですよね。



ミーティングでは「死ぬ気でやれや!死なへんから!」とか言ってるのが聞こえます。

「あんな、俺たちはな、こんなスーツ着とおけどな、やっとおことは職人やねん。泥水すすって、必死ンなって、汗かいてやってがなあかんねん。それが仲介やねん。」

「やって、やって、やって、悲しいかなそれでもあかんときはあかんねん。ただな、あかん、あかんばっか言っててもなんもならへんねん。やって、やって、やって、ほんならまたやって、もうええかなって思っても、」
↑これは何が言いたいのかよくわからなかった

「お客さんはな、人生かけてここ来てな、安くない買い物すんねん。ほんでな、そこで酒臭い若いにーちゃんでてきて"わかりません!"言われたら、自分なら、どや、どう思うねん!なあ!」

これらは全てわたしが大嫌いだった店長(宅建非所持)の喝シリーズです。
この人のことは本当に嫌いでしたが、不動産の、売買の、仲介としては才能あったと思います。けどマネージメント能力は皆無


お客さんに呼ばれたら休みだろうが夜中だろうがすっ飛んでいきます。23時から契約ご希望?よろこんで!それが仲介営業です。
テマキ1万枚終わらせないと帰れません。それが仲介営業です。


かつての部長(変な人だったけどわたしは好きだった)のお言葉



労基とか、時代とか、そういう問題もあります。全てが正しいとは思いません。けど、傍でぼんやり見ていただけのわたしでも、社会人としての気持ちの在り方は勉強になったと思います。

仲介営業なんて人様の物件つまんで楽して多額の仲介手数料もらって、そんなふうに思われてしまうのは些か仕方のないことかもしれません。

しかし、一つ一つの取引に一言じゃ語れないストーリーを孕んでいるのも事実です。



あの軍隊に属していたたった3年弱、今思えば金払ってでも得たい経験でした。辛かったけど。


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