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ゴリゴリ関西系仲介編#12

日がな仲介の事務所にいると、さまざまな言葉が耳を通り過ぎていきます。
時には罵声、時には泣き言、時には名言。割合でいけば前者が多いわけですが、、、

わたし、というか女性はそうだと思いますが、自分が言われている側でなくとも罵声を聞いていると苦しくなってきます。
なので店長が怒り狂っているときや、店長と営業が喧嘩を始めると銀行に両替、切手を買いに郵便局、ゴミ処理券を買いにコンビニ、茶葉を買いにスーパー、洗剤を買いに薬局へいそいそと出かけます。
事務職なんて出かける理由探せばいくらでも作れますからね。


今日は陽気な気分でいきたいので、罵声シリーズや泣き言シリーズは後回しにして迷言シリーズをぶっこんでいきます!


先に一つだけ名言を。
わたしが最も尊敬するH店長です。

ゴリゴリ営業上がりの管理職では「俺の手柄は俺のおかげ、部下の手柄は俺のおかげ」が常だと思います。

昼下がりの事務所、H店長の声が響きます。
「俺の言う通りにしろ!それでアカンかったら俺の責任や!!!!」

実際に部下の尻拭いは確実に行い、ブロック長へ「私の指示ミスです。申し訳ありません。」と報告していました。
ここまで漢気のある人ってなかなかいないですよね。大好きです。

あの頃のH店長、今のわたしと年齢はさほど変わりませんが、わたしにはその器はありません。


業務「こないだの申し込みなんでキャンセルになったの?」
営業(いいやつ)『お墓ビューでした』
業務「だからいつも言ってるでしょ!?案内の前には現地行って周辺確認しないと!地図だけで完結させるの営業としてダメだよ!」
営業『…すみません。あー!もう!!!西野さん!大島てるみたいな感じでお墓.comみたいなHP知りませんか!?俺いつもお墓ビューでやられてんすけど』
西野さん、お墓.comの語感にやられて1日笑い転げていました。

今思ったんですけど、お墓ビューって言うのうちだけですか?


お客様「この辺りだと建ぺい率50%になるんですね」
クソバカキモウザナルシストバカ営業『はい!そうです!このエリアですと50%が多いですね。もう少し都心に近づくと80%や、ときどき120%もあります!』
わし「(はみ出てんじゃねーかよ)」


妻子持ち営業「てかさ〜今までずっと思ってたんだけど、追い焚き機能ってなんなんだろうね!?(同意を求めながら)」
わし『え?お風呂のですよね?』
営業「そうそう!わかんないよね!」
わし『え…古屋さんのご自宅にもきっとあると思いますよ…ご家族いらっしゃる家庭なら…』
営業「え!?ないよ!?」
わし『浴槽に、排水のところと別で丸いのついてませんか?』
営業「なんか熱いお湯でてくるところ!?」
わし『たぶんそれ…』
営業「そうなの!?西野ちゃんほんと物知りだねえ!!!!」
わし『(今までどうやって家売ってたの…)』


本社にシステム部があったのですが
営業「西野さん!システム部の内線って何番ですっけ!?」
わし『506ですけど…どうした?』
営業「またパソコン壊れたんすよ!あ!お疲れ様です!○○店の後藤ですけど!パソコンおかしくて!"A"って打つと"ち"ってでるんですよ!!!」
わし『ちょっと!!!CapsLockかかってるだけだよ!!!!!!そんなくだらないことでシステム部に電話しないでよ!!!』



営業(4年目)「西野さんすみません、ちょっと聞きたいんですけど」
わし(1年目)『なんでしょう』
営業「間取りのことなんですけど、6帖って書いてあったら、ここの収納の部分も含めて6帖ってことですよね?😊」
わし『え…』


※事前説明
通常、4帖に満たない部屋は居室と呼べず納戸やサービスルームとして表記します。4帖以上の場合でも、建築基準法上採光の条件を満たさない場合も居室と呼べません。
営業「東山くんちの間取りってどんな?」
営業『1階部分、北向き。日当たりゼロ。12帖の納戸です。』
わし「ガッハハハハハハハハハハハハうめえ」


営業「西野さん!アイラブの反響ありました!」
わし『いえらぶ、ね、、、』


固定にしてるこれも、ここんちでの事件です。



わたしはその場にいませんでしたが、土曜日の契約で営業が2万円分の収入印紙を買い忘れ、コンビニでかき集めた200円の収入印紙を契約書の隙間にビッチリ100枚貼り付けたって話聞いたときも内蔵砕け散るほど笑いました。



愉快!

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