【VALORANT】デスマッチ100時間やった話〜デスマ戦記〜
以下の記事の続きです。
4ヵ月ほどかけて、ついに100時間達成しました。
はじめに
経緯は前回書いた通りです。
100時間デスマッチ(以降デスマ)の経験を記事を通してお伝えします。
その中でメリット・デメリット、撃ち合い等、感じたことを書きます。
なお、終了時点で最高ランクはシルバー2なので、それより上の方は当たり前すぎて参考にならないと思いますが、馬鹿なやつがいたもんだと思って続きを読んでもらえれば幸いです。
目的
まず、デスマ100時間の最大の目的についてお話しします。
低いセンシに慣れて思い通りに操作できるようになることです。
私は人生において超ハイセンシしか経験がありませんでした。
慣れというのは時間が解決するものだと思っています。
その中でAIMや撃ち合いの強化もできればいいなと思っていました。
結論
いきなり結論ですが、毎日やった場合、20時間程度で慣れ、40時間程度で思い通りに動かすことができるようになります。
月に20時間くらいやるとして、1ヶ月で目の前の範囲を自然に動かせるようになり、2ヶ月で向きたい方向をしっかりとそれなりの速さで向けるようになります。
そこから先の時間も効果がありますが、成長曲線はゆるやかです。
40時間以降はAIMや撃ち合いについて考えさせられる時間が多かったです。
デスマは別ゲーなので、VALORANTが強くなるわけではないです。
ただ、ソロの野良マッチで死んで同じレベルの人の画面見てるより確実で早い効果があったと思います。
ルール
■アップメニュー
質のある練習をしようと思ったので、コンペ行くみたいなアップをすることにしました。
①射撃場アスレチック屋根上まで
⇒ 左手でキー操作をしながら、特定の方向を見る練習のため。
屋根上より先は別のスキルなのでそこまで。
②リコイル練習
③左右50体bot撃ち×3
⇒ 最終的に高台左右bot撃ち100体×3に変更。
④ノーマルbot撃ち 15体目標×2
⇒ 最終的にハード15体x2できるまでに変更。
何の変哲もない一般的なアップです。
■その他決まりごと
可能な限り毎日回す
⇒ 1日遅れると、取り戻しに3日かかるため調子がいい時以外は5〜10戦程度として何時間もやらない
⇒ ずっと集中していると、10戦でも結構な疲労を感じるため使用武器はヴァンダル、たまにガーディアンやファントム
⇒ ガーディアン:頭に当てる練習
ファントム:ヴァンダル vs ファントムへの理解度向上無音(大音量で音楽聴きながら)で、待ちをしない。歩かない。
⇒ 音聞きの練習や待ちの練習ではないためその他のゲームモードにも行ってもよい
⇒ 飽き防止のため10時間ごとにTwitter(エックス())で報告
⇒ 自分を逃げられなくするため
各時間ごとの思い出
①0~20時間
正面の撃ち合いにほぼ負けていた
上手な人から切り返し撃ちを教わった
60戦ほどで初めて1位を取り、嬉しさのあまり酒を飲んだ
②20~40時間
音聞きや張り付きへの回答がなく、散々やられて嫌になっていた
無音勢が多いと思われる香港サーバでのデスマ回しをやっていた
③40~60時間
カッティングパイを教わり、待っている相手に対して撃ち勝てる回数が一気に増えた
上振れている時に急激にレートが上がり、ダイヤ、アセ、芋がマッチに出没するようになり、頻繁にボコられる
日本サーバに戻す
④60~80時間
ある日の通常メンテ後、突然敵が弱くなり、デスマのレートがサイレントリセットされていることに気づき、1位を取りまくる
50時間頃とあまり変わっておらず、伸び悩みを感じ始める
何かを変えようとして、自分のプレイを細部まで気にし始める
プラダイでも正面切って撃ち勝てるケースもあり、自分みたいなAIMでもそのレートを狙えるんだと勝手にモチベーションにしていた
⑤80~100時間
たまたまダイヤの人のデスマ画面を見る機会があり、そこでカッティングパイの時の視点移動がとんでもなく綺麗であることに気が付く(トラッキングが綺麗と言いたい)
早速真似するが自分の場合はカーソル移動がカクカクすぎたため、aimlabでトラッキング練習を始める
練習の結果、デスマの成績は大して変わらなかったものの、コンペでの撃ち合いがかなり良くなる結果に
単なるフリックだけでは駄目で、トラッキングやキャラコンと組み合わさってAIMが出来上がることに気づく
⑥総括
各時間、いろんな経験ができ濃密な時間でした。
上達できたのは、気軽にラフな感じで基礎を教えていただいた方や、自分のプレイ画面を見せてくれた方、100時間やる宣言を見守ってくれていた方々のおかげだと思っています。
特に切り返し撃ちやカッティングパイ、トラッキングは本当にためになりました。
こういうのは1人でやらないことだなと改めて実感しました。
AIMや撃ち合いについて感じたこと
■撃ち合いに負けなたくなくて生まれた考え方
はじめは反応速度がオッサンで相手より頭に入れるのが遅いから負けていると考えていましたが、今では考え方が変わりました。
弾避けを完全に考えないとすると、接敵した段階で、自分と相手のクロスヘアどっちが頭に近いかで決まり、その瞬間に向けてどれだけ準備できているかだと考えるようになりました。
そのために、以下のことを気を付けるようになりました。
常にヘッドラインを維持する
常に敵の頭の位置に近いところに置いておくべきです。撃てないタイミングで接敵しない
リロード中や武器持ち替え中に弾は撃てません。
デスマでは弾が復活するのでリロード癖がかなり軽減します。不必要にスプレー撃ちをしない
リコイルで弾をまっすぐ飛ばせる弾数が限度だと思います。
距離によっては滅茶苦茶弱いです。
ただ、それ以上にデスマで弱いと思ったのは、リコイルによってヘッドラインから遠くの位置にクロスヘアが行ってしまうことです。
1人の敵を倒せたとしても、すぐ次の敵が別の射線からきます。
そこを見ようとした時に、マウスの動かし方が斜めになったりするので、難度が上がりクロスヘアが相手よりも遠いという状態になりやすいです。敵が絶対いない箱や壁を見ない
見ていても何もないですし、接敵のタイミングで100%クロスへアが位置負けします。未だにコンペでやってしまう時があり、無意識にはできていません。曲がり角を覗いていく時に奥の構造を意識する
説明が難しいので下手ですが図解します。
オフアングル、近壁・遠壁の問題も出てきますが、構造を意識することは
とても重要だと思いました。
ということで、このような要素があると感じたのですが、少なくともクロスヘアが位置負けしてたらまず格上には勝てないのと、反対に位置勝ちしていれば格上でも倒せる可能性があると思っていまして、撃ち合いが強いとはそこの精度の差なのかと思いました。
フリック精度とかもあるでしょうし、ピチピチの10代の方が圧倒的に強いのも間違いないですけどね。
■被弾したくなくて生まれた考え方
何度かデスマ1位を取ると、弾を避けながら撃ってくる敵や、音を聞いてピークしてくるような敵が増えてきます。
そこで、自分も弾を避けつつ相手と戦うということを考え始めました。
切り返し撃ちをする
弾を避けながら、ヘッドラインをずらさず撃てる魔法の技です。先にピークされた場合、棒立ちにならない
その時点で負ける可能性は高いんですが、シューティングゲームでいうチョン避けという技がありまして、それをやった上で撃ち返す方が生存率が高かったです。遮蔽物が無い所で立ち止まらない
デスマにおいては仕方ないケースも多いのですが、身体を隠す場所がある人、ない人では、圧倒的に前者の方が有利だと感じました。
(高速でヘッドショットできるなら関係ないですが…)射線が沢山通っているところで立ち止まらない
デスマでは見てない方向から撃たれて死ぬことがよくありますが、どこから撃たれたかを意識すると、どこにどういう射線が通っているのかの理解度が上がります。
デスマを通してかなり理解が高まりますし、自然とその場所には立っていたくなくなります。これを体感するにはデスマが一番向いていると思いました。
【例】
・パールのAサイトからAリンクに行く階段の手前
・バインドのBサイトとガーデンとエルボーの間らへん(広場)
・フラクチャーのロープ下とAサイト内の間らへん(ブルー)
理不尽なデッドからも学びがありました。
■その他
その他では、既に偉~い人が説明している内容への気づきと理解でした。
「それが強いんだ、ふーん」で終わっていたものが、「何故そうなのか」を体感することができました。
プリエイム
ワイドピーク
ピークアドバンテージ
近壁・遠壁
カッティングパイ
など。詳細は先人たちのありがたい説明を見てください。
成果が出たコンペのワンシーン(動画)
拙いシーンですが、デスマの成果が詰まっていたワンシーンを紹介します。
■動画内で起きていること
お互いの位置がバレているのでワイドめにピーク
※少し坂道になっていることを想定してクロスヘアは若干低めにキルできなかったので切り返し撃ち
キル
箱を眺める ※これはBAD
足音で来る方が判明したので、近壁遠壁を気にして壁と距離を離す
先にピークされてたので、チョン避けしてから撃ち返す
一旦遮蔽物に隠れる形になるが、場所がバレているので位置を変えようとしてワイドピーク
外しても落ち着いて切り返し撃ち
相手の方が近壁になり、さらにピーク
キル
プレイ中は特に意識していたわけではなく、あくまで動画を見返しての整理になるのですが、デスマでの経験が積み重なった結果、無意識にこの動きになっていました。
相手のレベルも関係しているのでこれだとダメになる時が必ず来ると思いますが、少なくともデスマの成果が出た瞬間だったと言えるでしょう。
これからデスマをやろうと思った方へのメッセージ
やるな!VALORANTがつまらなくなるぞ!
というのはさておき、経験者として一つアドバイスできることがあります。
アイアン、ブロンズ帯で撃ち合いで悩んでいるなら、
デスマ1位を数回取れるまでやろう!
ということです。
やってみると分かると思いますが、結構難しいことですし、そこに至るまでに様々な発見や成長があるはずです。
私はマウス操作が不慣れなこともあり、初めて1位を取るのに10時間はかかりました。
それ以上はやり込む必要もなく、楽しくゲームした方がいいと思います。
本当に。
おわりに
こうして、低センシ未経験だった私は100時間デスマを通じてシルバー帯で戦えるだけの力を手に入れることができました。
しかし、上位レートの方には撃ち負けますし、頭ではわかっていても実際にはできていないことが沢山あります。
今後もデスマをやる意味がないということはないのですが、得られるものは十分得たと思いますし、ここからはコンペで勝つために他の練習をした方が良いと考えています。
つまり、ようやくVALORANTを学ぶスタートラインに立ったのです。
また、今回の経験を通して、一つコンペにも生かせる教訓を得ました。
「なぜ負けたか、なぜ勝てたかを考える」
反省の内容が間違っててもいいと思います。
それでも繰り返していれば、100時間後には絶対変わっています。
上振れしたり下振れしたりするときもありますが、絶対に昨日の自分より成長しているので自信を持ちましょう。
長くなりましたが、デスマ100時間体験記は以上です。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
そして最後にひとことだけ言わせてください。
デスマはクソゲ!
~完~
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