見出し画像

シトラスリボンプロジェクトって知ってますか?

115日目。
本日は知の共有をば。

■シトラスリボンプロジェクトとは?

私は不勉強が祟り、つい先日知りました。

コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした
愛媛の有志がつくったプロジェクトです。
愛媛特産の柑橘にちなみ、シトラス色のリボンや
専用ロゴを身につけて、「ただいま」「おかえり」
の気持ちを表す活動を広めています。
リボンやロゴで表現する3つの輪は、
地域と家庭と職場(もしくは学校)です。
「ただいま」「おかえり」と言いあえるまちなら、
安心して検査を受けることができ、
ひいては感染拡大を防ぐことにつながります。
また、感染者への差別や偏見が広がることで生まれる
弊害も防ぐことができます。
感染者が「出た」「出ない」ということ自体よりも、
感染が確認された“その後”に的確な対応ができるかどうかで、その地域のイメージが左右されると、
考えます。
コロナ禍のなかに居ても居なくても、
みんなが心から暮らしやすいまちを今こそ。
コロナ禍の“その後”も見すえ、
暮らしやすい社会をめざしませんか?
(参照)シトラスリボンプロジェクトHP

詳細については上記リンクより
確認していただきたいですが、
この話を知った時、私は強い共感を得ました。

感染症というのは”一定頻度”で発生します。
その頻度がわからないし、予測も困難です。
ただわかっていることは、
一定頻度で発生する
ということです。

ここまでくると
感染しないなんて無理なのでは?
と思える状況です。

■感染は自己責任?

日本においては他国に比べ、
流行り病に感染した際の責任が
本人に帰属する”と回答する割合が多いそうです。

「コロナ感染は自業自得」日本は11%、米英の10倍…阪大教授など調査
(読売新聞)

この調査結果は6月時点ですので、
もしかしたら少しは変わっているかもしれません。
(まぁ変わっていないと思いますが。。。)

気持ちとしては分からんでもないです。
「何もこんな時に出歩かなくても」
「自分からリスクの高い場所に行くなんて無責任だ!」
と責めたくなる気持ちもわかります。

ただここで大事なのは、
・感染したくてしている人はいない
・感染者を責めても解決しない
ということです。

地方の情報を吸い上げると、
・感染者の家に石が投げ込まれた
・職を追われた
・そこに住めなくなった
等の話がありました。

21世紀でもそんなことある!?
というのが私の率直な感想でした。

もちろん感染症は怖いものです。
防ぐために十分な手立てを
取る必要があるでしょう。

しかし、かかる時はかかります

もはやここまでくると、
感染しない・発症しない のは
”みたいなものです。

■天譴(てんけん)論など成立しない!

以前、別記事でも記載しましたが、
国難に関わる災害にあたると、
往々にして”天譴論”が浮上します。

天譴論”は言わば、”天罰”です。

当事者が苦しむのは天罰である
と断罪する論調です。

感染症”は言うなれば”災害”です。
そのような危機にあたって責任を押し付け合い、
排除することに何の意味がありましょう?

シトラスリボンプロジェクトで謳っているとおり、
大事なのは”発覚後の態度”です。

もちろん、自己隔離や感染拡大を防ぐ手立ては
実施するとともに、
万が一感染したとしても排除しない空気を
形成する
ことも同じくらい重要です。

コレは”慣れる”という意味ではありません

自戒の念も込めて、
本日の記事を綴らせていただきました。

長文お付き合いいただきまして
ありがとうございました。

おにぎり紳士🍙

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?