「体調不良・食材で改善」冷えと血行不良
そろそろ冬が本格到来。寒くて体が冷える季節になってきました。
冷え性の方は本当にキツイです。
この寒い季節をぽかぽかで乗り越える体質を作る食材をご紹介します。
最初に中医学での考えを書きますが、なんだか訳わからない言葉が
出てきますが、なんとなくサラッとで良いので読んでみてください
中医学で冷えや血行不良の考え!
中医学では、 「冷え」の主な原因は、体のエネルギーが不足する「気虚」、
血液の流れが悪い「瘀血」、体の水分の偏り「水毒」などが考えられます。
体のエネルギー不足や高カロリーの過食で、血液の流れが悪くなり、
末梢の血管まで血液が行き渡らず手足が冷えてくる。
この冷えが不眠・肌荒れなどを引き起こしてしまう一因になります。
改善するには、「温性」の食材を積極的に摂り、体の体質がぽかぽかに
変えていくことが重要です。
ここでは私がおススメする「黒豆」「しそ」「羊肉」 。
この3つ食材をご紹介します。
1:「黒豆」の栄養と食べ合わせ料理
「黒豆」
中医学二つの指針
五味:甘味 五性:温性
水滞を除き、解毒作用や血液の流れを良く作用があります。
①特徴的な栄養成分
・サポニン=血液をサラサラにする。
・カリウム=余分な塩分を排出してくれる。
その他の、老化防止や貧血の予防にも効果的です。
②調理ポイント!
豆をできるだけ動かないようにごく弱火で時間をかけて
ゆっくり煮こむのがポイントです。
錆び鉄を入れるとツヤのある黒色にしてくれるのでお試しください。
③食べ合わせ
1)黒豆×なつめ(乾燥)=「甘露煮」
気血を補うことで良く知られる「なつめ」。
血を補うスーパーフード同士のおすすめの組み合わせ。
更にアンチエイジング効果も期待できます。
2)黒豆×くり=「炊き込みごはん」
くりは栄養の吸収を促して血の巡り良くする効果が
あるので、黒豆とW効果でおすすめの組み合わせ。
2:「しそ」の栄養と食べ合わせ料理
「しそ」
中医学二つの指針
五味:辛味 五性:温性
ピリッとした辛味で体を温め発汗をそくす作用があります。
①特徴的な栄養成分
・ビタミンE=末梢血管を拡張し、血行を改善します。
・ビタミンC=免疫機能を強化する働きがあります。
その他の効果として、花粉症などのアレルギー症状の改善にも
いいと言われています。
②調理ポイント!
しその薬効成分は揮発しやすいので加熱調理する際は要注意。
香りが出てきたら加熱終了です。
③食べ合わせ
1)しそ×たら=「たらのしそ焼き」
たらは気血を補う魚で、良質なたんぱく質がスタミナを強化し
心身を癒す効果があり、しそと相性抜群です。
2)しそ×にんにく=「しそとにんにくのパスタ」「にんにく醤油」
にんにくは体を温める作用があり、更に血液サラサラ効果が
あるので、しそと合わせるといい働きを発揮します。
3:「羊肉」の栄養と食べ合わせ料理
「羊肉」
中医学二つの指針
五味:甘味 五性:熱性、温性
体を温める性質が非常に強く体力回復に効果的。
①特徴的な栄養成分
・ L-カルニチン=体内で脂肪を燃焼してエネルギーを生成。
・ビタミンB6=筋肉や血液を生成、維持をする。
その他の効果として、気を補うので不安定な気持ちを落ち着かせる
効果もあります。
②調理ポイント!
羊肉の臭みが苦手という方は、香草をラム肉を焼く前や煮込む前に
入れると臭みがとれます。
③食べ合わせ
1)羊肉×しょうが=「羊のしょうがスープ」
羊肉、しょうが共に血行を良くする食材なので
W効果のおすすめ組み合わせ。
2)羊肉と一緒に玉ねぎやピーマンなどの野菜と一緒に炒め物
玉ねぎ、ピーマン共に血液の流れを良くします。
4:ONIGIRIの色とまとめ
私がおススメする3つの食材「黒豆」「しそ」「羊肉」でした。
この他に「にんじん」「うど」「らっきょ」なども
効果的な食材ですので是非食べてみてください。
そして、色のお話し。
黒豆の色はブラック。
ブラックは人に自信をもたらし、説得力を持たせる色なので
明確な意志を持って行動したい時にオススメです。
薬膳やいろいろな食の話の記事が連載されている
ONIGIRIブログ「あなたへのおいしい食手紙」も是非ご覧ください。
毎日の食卓が笑顔になりますように!
最後までお読みくださりありがとうございます。