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『転生ブラコン令嬢アンシェリーンは名探偵~その手は桑名の焼き蛤 動物愛護編』
【タイトル(仮)】
『転生ブラコン令嬢アンシェリーンは名探偵~犯人はお兄はんどす連続殺人事件 祇園・醍醐・二寧坂・山科区・亀岡・田の字エリアで次々始まる猫の集会 「なんや京都とちゃうとこがまざってますけど『京都とちゃう』言うたら角が立ちまっさかい、京都いうことにしときまひょか」の謎! 読者への挑戦状もついてます♥
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← 左 塩むすび
→ 右 丹波くりと聖護院かぶのかす汁
(超んまかった!)
【あらすじ(仮)】
京都・二寧坂で仰向けになって死亡しているのが見つかったN●Kの受信料の集金の人に似た50がらみの男性のそばに血で書かれた文字が残されていた。
京都市民のうち 亀岡に行ったことのある者だけが 石を投げなさい
悩む名探偵アンシェリーン。
「せめて『丹波栗を食べなさい』じゃないのかしら。これだったら、誰に、なぜ、石を投げるのかわからないわ」
観光客に向かってポーズを取っていたスーパーウルトラ美しいレイフィお兄様が振り返って、アンシェリーンに言う。
「アンシェリーン、よく文言を読み込んでごらん。京都市民のうち、亀岡に行ったことのある者なんていやしないよ。コメジルシ、あらすじ上のねつ造です、亀岡大好き、京都人」
「つまり、誰も石を投げられない、ということね、お兄様。コメジルシ、みんな投げ放題ですわ」
~読者への挑戦状~
読者諸君、京都人のうち、亀岡に行ったことのある者は、いるか、いないか。さあ、あててごらん。
推理に必要な情報は、すべてこのあらすじの中に提示されているよ。
(美の化身にして、学歴至上主義、厩番と思わせて、実は……のレイフィお兄様より)
欧米からのツアー客が、短い間に学んだ日本語で答えた。
「いるか、いないかで言われたら、そらいるに決まってますやん」
「タイトルで『犯人はお兄はんどす』言うてまっさかい、犯人はお兄はん一択でんがな」
「はよ警察呼びよし。みんなドラマの撮影や思て、エーイチローはんが驚くん待ってますえ」
「206号室の人は、ここ2、3日見てませんよ」
「あんたはん、台詞が早すぎや」
日暮れが近づき、いつのまにか国内観光客の姿はなく、観光客向けのお店も閉まっている。
そんなことはさておき、
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