死ぬまでゲームではしゃいだる

こんばんは

日記でもグルメレポでもない世界に伝えたいことが意外とあるのでノートを始めることにした。

伝えたいこととはなんぞや。そうです、ポケットモンスターソード&シールドについてです。
(このあとの2まとまり、いきなり話がそれちゃったので読まなくても大丈夫です……。)

本当は、真っ先にアニポケサンムーン (まさかの旅アニメから日常アニメへの方向転換と、共存・自然・愛、変化と継続という誰しもに関係するわかりやすいテーマ性、若さを感じる勢い、高いテンションに露骨なパロディーとリスペクトの数々、そして崩した分POPでコロコロ動くキャラたちの愛らしい表情と迫力あるバトルの作画、加えて1話限りの進化前の姿さえ差し替えの手間暇を厭わず常にアニメと同時進行であまりにも丁寧なOPED映像の作り、さらには1話完結のスタンスは変えることないままに登場人物の固定化を生かした丁寧な関係性の育みと伏線回収で我々を唸らせ、たくさんの幸せとドキドキと感動をくれた最高のアニメ、ポケットモンスター サン&ムーン)
の話をしたかったんだけど。

てかアニポケといえば新シリーズもいいよね。OPが歌い手でEDがパソコン音楽クラブ×増田順一×ポケモンキッズなのが、まずすごい。ポ音(ポケモン音楽クラブのことです)について考えると何回でも感動してしまう。ポケットモンスターへの信頼が増す。愛が世界を動かしていると思う。ポケモンは今を生きるコンテンツなんだってことがよく分かって嬉しくなるし、様々なジャンルのオタクが肯定される世界を感じる。好きなものと好きなもののコラボは自分の趣味も間違ってなかったなと思えるからうれしい。

アニポケサンムーンは気付けば最終回を迎えてしまい、タイミングを逃してしまったのと、なんといっても私がゲームに夢中なのでゲーム最新作の話をする。
しかし、上のうるさい文章でアローラ地方が素晴らしい場所なのはわかってもらえたと思うので ぜひ見てください。連絡くれればオススメの回とか教えます。よかったら横で激しく解説しながら一緒に見ます。何回でも見たいので

ちなみに私はまだ剣盾で殿堂入りをしていない。つまりレートの環境やバトルタワー、ストーリーの結末を知りません。
だからこそ旅の最中のわくわくを書きたくって、あえて今、筆を執りました。

今作ってポケモンやったことない人とかしばらくやってない人にやってほしい。だからそゆ人によかったら読んでほしい。だってそれズルすぎるでしょ。めっちゃ新鮮とか久しぶりな状態で私が今作やったら楽しすぎて腰抜かすかもしれん。

今すぐ買ってやりましょ。でかいポケ一緒にたおそ!

さてさて何から話そうかしら。起動して1番に度肝を抜かれたのはグラフィックだけど、言葉で伝えるのは難しいよね。ちなみに今作はグラフィックと演出だけでも買う価値がある。

伝えたいことをトピックで分けると、

「ワイルドエリアとレイドバトル」「キャンプ」「グラフィック」「細かい機能・操作性」「ストーリー」て感じかな。

じゃあまずはキャンプの話から。

今作の発売前に「今回のポケモンはカレーを食べて集めてカレー図鑑を作れるよ!」みたいな情報がリリースされ、「何を言うてんの!?」と思った方は多いのではなかろうか。

そう、今作のポケモンでは、屋外であればどこでも、手持ちのポケモンと一緒にキャンプをし、そこでカレーを作って食べることが出来る。

なんとこのカレー、上手に作れば体力や状態異常が回復し、なつき度が上がり、相棒の美味しそうな表情も見られる、そしてカレー図鑑を埋める楽しさもある、というスーパーハッピーフードなのである。

しかしこれが罠であり(罠ではなく愛なのだが)、我々はその回復機能を言い訳に、3,4バトルするごとにいちいちテントを立て、うっかりキャンプを始めてしまうのだ。

一度キャンプを開くと、手持ち全員に話しかけずには居られない。

手持ち6匹への愛が偏っていては、立派なポケモントレーナーとは呼び難いだろう。

そして、皆話しかけると大抵「遊んで遊んで!」とお願いしてくるのがかわいくてかわいくて、どうしても毎回ポケじゃらしを振りまくりボールを取ってきてもらいまくる羽目になる。

そうして遊んでいると彼らはお腹を空かしカレーのことを考え始める。作り与えずにはいられない。

カレーを食べた後の「お腹がいっぱいで満足しているみたい!」みたいな表示を見たくて声をかける。

そのまま流れで遊び始めるとまたお腹を空かした彼らのためにカレーを作り…… えっもうこんな時間!? というわけです。

この愛溢れるキャンプに関して、ただ話して単純な遊びするだけて、すぐ飽きるでしょ、という方もいるようですが……

よく聞き給え。

まず、(たしか)サンムーン以降のカセットをプレイした人にはわかると思うが、

最近のカセットでは戦闘時になついているポケモンを出すと、彼らは主人のために異様に頑張ってくれる。

具体的には、掛け声に合わせて技を避けてくれたり、ひんしになるはずの攻撃を受けた時に主人を悲しませまいとこらえたり、主人を喜ばせようと急所に当ててくれたり。

この表示を初めて見たときは「んだそれ!」と笑いもしたが、でもやっぱりグッと来た。(今作でもグッとくる場面があったので後で聞いてください。)

このシステムの導入で信頼関係がバトルにより強く関わってくるようになり、一緒に戦ってきた仲間たちとの絆の深まりを、道中で目に見えて感じることができるようになった。

これが継続されたことは、正直すごくうれしい。

とにかく、なつきの重要性は高まっており、パッとストーリーを済ませたいキミが有利なバトルを展開するためにもなつきは有用なのだぞ。

まあここまでは前作と共通の要素。

次に、今作は旅の道中で捕まえられるポケモンの種類がとにかく多い。これは後で述べるワイルドエリアの導入の成果である。

ポケモンを一作品でもやったことのある人ならば、ちょっと気になってただとか、これまでの作品でちょっと育てたけど四天王には連れて行かなかった、というようなポケモンが絶対に居るだろう。

そういうポケモンを何の気なしにキャンプに連れて行くと、瞬く間に虜にされてしまうのだ。

こんな顔で笑うんだ そんな風にボールとってくるの!? 足が遅すぎる…… あらあらその子と仲良くなったの? そんな寝方ある!? 歩き方の柄悪っっ…… とかなんとか。

人は、気になる相手に思わぬ新しい面を見せられると好きになってしまうものである。

また加えて言うと、今作には現状では出てこないポケモンが居る。つまり気になるポケが登場することを確認しただけで喜びはひとしお。まあ今回会えない子も、きっと次のソフトで会えるし、その時の喜びが増すからどちらであれど素敵だと思うけど。なによりこれまで気付かなかったポケモンの魅力に気付けるかもしれない。

どちらにせよ、今目の前にいるポケモンを愛したいね。

ちなみに私は、これまで完全新作が出たら必ず新ポケで旅パを組むよう心掛けてきたが、これらによりもうそんなことは言っていられなくなってしまった。

手持ちを決めかね、試験的に新メンバーを加える機会がとにかく多い。

その度に、新しい子が私になついてくれるように、そして早く緊張が抜けて手持ちに馴染めるように、とたくさん遊んで一緒にご飯を食べようと努める。

そう、この「新しい子が早く緊張せず手持ちに馴染めるように」の感覚。

これが素晴らしい。

この感覚は私が思い込みの激しいオタクだからというだけではないのだ。

「新入りが緊張している」

「ポケモン"同士"に友情が芽生える」

という概念、パロメーターがゲーム中に「在る」

つまり、単純ななつきだけでなくポケモン同士の関係性を見ることが出来るようになったのだ。

キャンプをしていると、手持ちのポケモンたちが自由気ままにウロウロしているのを眺めることが出来る。

ポケモン同士で談笑したり、かけっこをしていたり、時には喧嘩をしていることもある。ちなみにこのかけっこに素早さが反映されているから面白い。走り方も皆様々で見ていて飽きない。勝った子は喜ぶし負けた子は悔しがるし、早くゴールした方は遅い方のを見つめて待ってるし。

そして、ポケモン1匹1匹に話しかけることは勿論、近くに居る2匹に一緒に話しかけることができる。

どちらの会話も共に過ごす時間が増えるごとに様子が変わってくるのだが、これが嬉しいことこの上ない。

個人的に特に心を動かされるのは、やはり後者。ポケモン同士の関係性の変化である。

最初はお互い戸惑っていることがほとんどなのだが、徐々にそれぞれに興味を持ち始めたり仲良くなっていたりする。

新入りの子が他のポケモンと打ち解けていく様子を見るのは、なんともたまらない。

私はバカいぬという名前の犬を唯一ずっと手持ちにいれているのだが、この子は目に見えて新入りの子に慣れるのが早い。

ああ、ずっと手持ちにいる先輩だから気いつかって新しい子にもいっぱい話しかけたりしてるのかな?

それとも、そもそも明るくてアホなこの子の人柄(ポケ柄)なのかな?

もしやタイプ相性とか性格とかもあるんだろうか?とかとか想像してにっこりしてしまう。

というか、そもそもだ。

「キャンプ」という機能自体がアニメやポケスペの世界みたいでなんともたまらない。

自分がカレーを作るのを囲んではしゃぐ手持ちのポケモンたちの姿を見たら、アニポケで幾度となく描かれてきたサトシたちの旅を想起せずにはいられないだろう。

戦闘だけが旅じゃないよね。一緒にご飯を食べて一緒にたくさん過ごして遊んで、そうやって仲良くなりながら進んでいくのが旅だよね。

手持ちの6匹は間違いなく、主人公の、私だけの、旅の仲間たち。

そう、今回のソフトは、

ポケモンを「種として」ではなく、たった一匹の「個として」見せる工夫に満ちている。

その核がキャンプだとおもってる。

他にも、道中でたくさんみかけるポケモンたちに近づくと、鳴き声の吹き出しが表示されるのだが、同じ種でも皆ちょっとずつ違う声で鳴いている。絶対全員に近づいちゃう。かわいいなあとおもう。

そういやうちのバカいぬが「イヌヌワン!」って吠えるの、きいたことないな。あいつ怒ると結構怖い声で鳴く。

また、これもとても大事なのだが、キャンプで遊ぶと経験値がもらえる。

たくさん遊んだときは、その辺の野生ポケモンを倒すより貰えたりもする。

つまり、キャンプで得た経験値で進化することもある。

キャンプでニコニコとはしゃいでいたスコルピが進化したときは、不意にポケスペ(漫画)ダイパプラチナ編の御三家3匹同時進化を思い出して、かなり大きな気持ちになった。

旅の中で成長する要因がバトルだけじゃない。

これってすごいことじゃないですか。(少なくとも旅の道中においては)育成の作業の感じがガクッと減る。

手持ち同士の関係性、経験値の獲得。  これらは完全に今作の新たな要素だとおもう。

こうして、ポケットモンスターシリーズにおけるポケモンとのふれあいはどんどん進化している。

ゲームの中の相棒を愛でる要素が投入される。たとえば連れ歩き。連れ歩きはかわいいだけだ。でもほんとめちゃくちゃかわいい。

独立していたそれがバトルに絡みはじめる。なついているとバトルで活躍してくれる。毛づくろいをすると状態異常が治る。

そしてついに、ふれあいで経験値がもらえるようになる。

ふれあいが、ゲームのメインである戦闘・育成に直結する要素となったわけである。

アニメや漫画や「ポケットモンスター」以外のゲームソフト等、ポケモンシリーズは豊富に広がり多様な形で供給されている。

とはいえ、やはりメインであり元祖であるのは「ポケットモンスター」。

その中でここまで旅が、相棒たちとの関係性が、大きな要素になっているのは、ポケモンがより我々の近くに在る世界になっている、製作側がそうあろうとしてくれている、つまりはもちろん需要がある、ということなんですね。嬉しい。

私は今年度から新社会人、はじめての一人暮らし、はじめての独り占めできるテレビ。そういうタイミングで、小さい時からずっと大好きなポケモンが、暖かくて楽しくて大人も子供もワクワクさせてくれる作品を出してくれたこと。幸せで仕方がない。嬉しい嬉しい嬉しい!!

これまでの作品との互換がついに切れてしまった今作であるが、

だからこそ新しい絆を丁寧に育みながら、思い出深い旅にしたいと強く思いを込め、今日もカレーをまぜまぜる。

ちなみに私は先週の火曜日、ポケモンの新作をゆっくりやるために有休をとった。ポケモン休暇というやつだ。日本国民が文化的に過ごすための当然の権利である。

お昼はカレーを食べた。ゲーム中でカレーを食べまくっているのに私がカレーを食べてないのはおかしいと思ったから。

というか、ゲーム中に我々が作るカレー、めっちゃ美味しそうなのだ。特にトーストのやつ美味しそう。たべたい。

キャンプのことしか書いてないけど、一旦終わります。

氷タイプのきになるあいつも無事進化してくれたことだし、これから最後のジムリーダーに挑みますので。

ジムのギミックも演出もストーリーもどれも本当に本当にいちいち面白かったから、次で最後なのが寂しくて仕方ない!

やだ~~~~

終わんないで~~~~

いや~~~~~~~~!!!!!!!!!

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