今日の安全意識を高めるヒント: 「危険源を見つけ、災害に至るストーリーを描いて危険を予知しよう」
労働災害を防ぐためには、まず危険源を見つけることが重要です。しかし、単に危険源を発見するだけではなく、その危険がどのように災害に繋がるかの「ストーリー」を描くことが効果的です。「~なので、~して、~になる」という形で災害の流れを表現することで、具体的な対策を導きやすくなります。
具体例として、以下のような危険源に基づいたストーリーを描いてみましょう:
機械的危険のストーリー
「機械の安全カバーが緩んでいたので、作業中に振動で外れてしまったので、作業員の手が機械に巻き込まれたので、大きな怪我を負う。」
→ 対策: 機械の安全カバーの定期点検を実施し、異常があればすぐに修理・交換する。高所作業のストーリー
「足場が不安定だったので、作業中にバランスを崩してしまい、足元が滑って転落したので、骨折などの重大な事故に繋がる。」
→ 対策: 足場の安全性を確認し、作業前に点検を徹底する。化学的危険のストーリー
「有害ガスが発生していたのに換気が不十分だったので、作業員が長時間その環境で作業を続けたので、中毒症状を引き起こしてしまう。」
→ 対策: 作業場所の換気を十分に行い、有害物質の取り扱いについて定期的にモニタリングを行う。
危険予知活動(KY活動)の役割
KY活動は、危険源を見つけ、そのリスクがどのように災害に繋がるかを具体的に描くことで、リスクを予測し、対策を立てる重要な活動です。**「~なので、~して、~になる」**という形式でリスクを視覚化し、全員が災害の流れを理解することが可能です。
ポイント:
ストーリーを描くことが大切: 危険源を発見したら、そのリスクがどう災害に繋がるかをストーリー形式で表現し、具体的な対策を導きましょう。
リスクの流れを可視化: 「~なので、~して、~になる」の形でリスクの進行を視覚化し、共有することで、全員が理解しやすくなります。
全員が参加するKY活動: 経験の有無に関わらず、全員がリスクを把握し、安全対策を取ることができるため、誰でも効果的に参加できます。
今日も危険源を発見し、ストーリーを描きながらリスクを明確にし、災害を未然に防ぐための対策を考えていきましょう!
2024.10.13
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